四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.06.04

又右衛門、再び動き始めた街にて。

スペインから戻り5日。今回は国内移動。大切な方々と会うために、事業企画チームメンバーとともに都内へと向かった。

初日午前中は新たな海外プロジェクトのために花き流通におけるパートナー企業とのミーティング。内容についてはお話できないが、とても強大な力で後押しいただけるとのこと。本当に心強く、嬉しく思う。今後はさらに連携強化し、あらゆる場面で業界活性化のためにつとめていければと思う。

午後からは移動し、花き園芸業界のエンドユーザーとの関りを深く持つ団体へ久しぶりの訪問。とても歓迎していただけ、早速ミーティングに入ることになった。ミーティングでは弊社の活動について私から、新しい開発商品について担当スタッフからご案内した。とても柔和な対応や雰囲気で、互いがざっくばらんに話をすることができ有意義な時間となった。

二つのミーティングを終えて、担当スタッフとともに駅まで歩いて移動。その約30分の間、今後の取り組みの方向性なども話し合うことができた。

そして最寄り駅に到着。ここで担当スタッフは帰阪。私は引き続き都内での活動となった。最近COVID-19の影響もあり、出張はほとんど私一人が行ってきたが、色んなプロジェクトが同時並行で動いている中、到底私だけでは全て受け止めることができない状況になってきているのと、スピード感と効率を高めるため、今回は実務担当者にも同行してもらうことにした。

ここからはあくまでも私の憶測になるかもしれないが、同行した担当者には大いに刺激になったのではと思う。当たり前だが、普段見られない景色を見ることができたからではない。それは業界を代表する企業の現場や、中枢、ヘッドがどのように動いているかを実際に体感することができたからである。

私たちバラエングループが残念ながら他社の進化について行けず離されてしまっている分野。逆に他社にはできない、抜きんでている新しい分野を持っていることが明確に見えたのではないだろうか?

そして私たちの活動への他社からの評価を、直接見聞きすることができ、私たちバラエングループが業界において必要とされていること、存在意義を感じることができたのではと思う。

駅に着いて帰阪するスタッフを見送った際には、思い込みかもだがいつもより背筋がピンと伸び、力強くなってくれたような気がした。そして今後は環境が許せば、色んな事業部のメンバーと同行することは有意義なのではないかとあらためて思った。中には私と一緒に動くことが苦手に思うスタッフもいるかもしれない。ひょっとしたら今日の担当スタッフも仕方なしにと思っているかもしれない。それでも一緒に様々なシーンを経験することで、バラエングループとしての社会的責任を感じるだけではなく、自らがそれらを支えるメンバーであり、自分たち一人ひとりの存在意義を肌で感じてもらえればと思ってやまない。

私はいつもの新橋に向かった。今晩は弊社の活動に、とても共感を持ってお問い合わせくださった方との面談の機会をいただけたのである。本当にありがたいことである。私は席に着くなり、せっかくの機会であるので、HPなどでは表現できない私たちの活動や、今後のめざすところなどをお話できる範囲でお伝えした。のちに、今まで長年活動をされてきたことについてお話を聞かせていただくことができた。

その方はとても経験が豊かでありながらおごることなく、控えめながらしっかりした考えをもつ素敵な方であった。そして何よりも私たちとの活動において最も大切な要素と言っても過言ではない、植物への愛が強く、お話を聞いていても嬉しくなるようなところがあった。話も弾み気がつけば随分長い時間になってしまったので、ご縁に感謝し、互いが帰路に着くことにした。

翌朝は、眠気でフラフラしながらも、お医者様のアドバイスで控えているコーヒーを数杯飲んでシャキッとしてホテルを出発。秋に控える講演などについてミーティングを行い、打ち合わせ終了後、秋葉原に移動し、つくばエクスプレスに乗って終点つくばへと向かった。

駅に着くや否やパートナーとともに国立科学博物館筑波実験植物園へと向かった。今回は日本植物園協会前会長でもあり、普段からとてもお世話になっている岩科先生に、様々な教えを乞うための訪問である。。

相変わらず飾らない言葉の中にも、凄い知識と経験があふれ、とても興味が湧いてくることばかりで多くを学ぶことができた。そして私の役割についても言及いただき、身の引き締まる思いがした。許されるならば、あと数時間、いや数日お話を聞きたいぐらいであった。少し時間がオーバーしたが、お忙しい方であるので再訪を受け入れていただくお願いをして、帰阪のために折り返すことになった。

ただ、つくばでの滞在時間をオーバーしてしまい、最終便の飛行機に乗ることができず、再び新橋の街にもどり、いつものホテルに空室があったのでお世話になった。

そして夕食をとるために、一人で街にでていくと、金曜日ということもあり、会社勤めの皆さんや、今週の就職活動が終わったのか結構ハイテンションの人が多く、行動制限があったころが嘘のような人混みの中を縫うように歩かなければならない程であった。その途中では、少しお酒が入った方と、お店の勧誘の方とのたわいもない会話が耳に入ってきて、思わず笑顔になってしまった。以前の新橋の街に戻ったように感じ、やっと長いトンネルの出口が見えてきたような気がした。

この二日間、新しい出逢い、再会があり、色んなことが動き始め、とてもワクワクしている。さらに長らく静まり返っていた街に少しずつ活気が戻り、全てが再び動き出したように感じことができた。

さ~約2年半の間のブランクを埋めるためにも、さらに加速し積極的に動いて行こうと思う。みんなで笑うことができるために・・・・・