四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2020.10.08

晴れのち曇り、そして冷たい雨・・・

東北出張から帰り、あわただしく準備をして翌日から都内へと向かった。

今回はいくつかのプロジェクトのために、いつものように伊丹空港から出発。座席はほぼ満席。人の動きも結構戻ってきているように感じる。

羽田空港から直接現場へと向かった。今回の現場は渋谷である。そしてパートナーとの待ち合わせ場所は「ハチ公」前。さすがのおじさん世代である。ハチ公の写真を撮っている人はほぼおらず、しっかり「おのぼりおじさん」をしていた。

しばらくするとパートナーの登場。今回のパートナーは、半田氏である。半田氏は植物生産の他、植栽・緑化工事に精通する強力なチーム又右衛門のパートナーである。良い意味でのこだわりと現場力は素晴らしい。

そんなパートナーと明日植栽する案件の下調べに向かった。それは渋谷駅から歩いてほど近いところ。と言っても商業施設ではなく個人邸。渋谷駅近くに個人邸。その地価を聞くと驚きである。そのようなところに又右衛門が誇るシンボルツリーを植栽することになったのである。
一体どのような人がどのような植物を、そしてどのようにして植栽されたかなどお話したいのはやまやまだが、ここは素敵なご一族で大変お世話になっている方であるとだけ。完成したらまた皆さんにも公開できるかなと思っています。

現地確認を行い、下準備の進み具合をチェック。そして打ち合わせのため一旦新橋へと戻った。

新橋では食事をしながら明日の施工のシミュレーションを行い、久しぶりにゆっくり話すことができとても良い時間となった。

その後は各自ホテルに戻り、私はたまったデスクワークを行い、明日の工事の無事を願いながら眠りについた。

翌日、早速現場へ向かう。時間通りに大型クレーンと植物が到着。早速植栽開始。私の担当は全般の監修と土壌設計である。今回も特別な有機栽培農家などが用いる「マリネックス」や微生物資材などオリジナル土壌改良資材を用いた独自の土壌設計で行った。

植栽の監督はパートナーの半田氏。さすがの現場力である。おかげで工事は順調に進み、無事終了するまでを施主さんに見届けていただくことができ、近づく台風の降雨前に終えることができた。

そして再び新橋でミーティング。今回の工事を振り返り、次回へつなげるミーティングを終え、無事に終了できたことを祝ってトウモロコシ茶で乾杯した。気分は快晴である。

翌日は東京ビッグサイトで開催されているギフトショーへと向かった。今回のギフトショーへの訪問には3つの目的があった。
その一つは、ユニークな商品はないか?の商材探しで、いくつか気になるものを見つけることができた。

もう一つは、パートナーへの陣中見舞いと商談。
コロナ禍においても積極的にブースを構えて参加する前向きさは素晴らしいと感じる。そのようなパートナーと新しい取り組みについて話をすることができ良い時間となった。

そして、最後の一つ。それはこのような時期における都内の展示会の状況の調査である。
9月に大阪・神戸での展示会を2つ見てきたが、中々厳しい入場者数であった。そのような中、都内の展示会はどのような状況か?を実際に感じたかったからである。

というのも、来たる11月11~13日に数年ぶりにバラエングループとして展示会に出展をするため、どのような状況かを実際に確認するためのものである。

朝一番に会場を訪れたときには、正直人出はまばらで良い印象はなかったが、逆に効率よく回りやすかった。また、人気があるブースには人がたかっていて、ある意味、見た目に引きつけられるブースづくりや、タイムリーな提案がしっかりできていれば、失礼な言い方になるかもしれないが期待しているターゲットと会えるチャンスは多いのではないかとも感じた。

昼頃まで会場を視察していると結構来場者も増えてきて、少し曇りかけていたテンションにも晴れ間が見られるようになってきた。

その後は最後の大事な打ち合わせのため、会場へと向かった。
内容については守秘義務があるので書けないが、私にとっては土砂降りの雨のようなものであった。

それは誰が悪いとかそういうものではなく、自らの甘さが招いたもので、すぐに納得できないようなところもあったが、それも指導をしていただけたことであり、考えようによっては土砂降りではなく滝行であったのであろう。契約ごとなど人を信じて口頭でしてしまう私の甘さをきつく指摘してくれたのであろう。

会場を後にして帰る途中、冷たい雨が降っているのに、傘をさすことをも忘れてしまうぐらいではあったが、これもとてもいい勉強となったと思う。この機会に感謝である。

最終の飛行機に駆け込み、伊丹空港に到着。いつも見ているITAMIの文字が「傷み」にも見えるような気もしたが何とか切り替えながら明日には元気でありたい。せめて傘がさせるぐらいにまでは・・・