四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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朝、イベルフローラ主催者に手配いただいたホテルで朝食ののち、パートナーへのお土産と、注文書をバックパックにつめこみ、会場であるフェリアへと向かった。
多少の通勤渋滞はあるものの約30分で会場に到着することができた。
ビジネスカウンターでインビテーションを提示し、パスと駐車券、食事券を受け取り、会場である3階へと向かった。
会場に入ると早速大型の植物が目に飛び込んできてテンションが上がる。そしてその会場内を縫うようにして歩いて、まずはいつも大変お世話になっていているViveros Canos社のブースを訪れた。
ブースではViveros Canos社において主に植物の生産・出荷を行っているマリアさんチームが準備をしていた。
ブースには仕上がりが美しいユッカ ロストラータ “ブルー・スワン”をはじめ人気のアガベなどデザットプランツが多く並べられていた。そして開場するや否や多くの人がCanosブースを訪れてきたので、挨拶をした後、まずはオリーブはじめ大型樹木の生産者が比較的多く出展するエリアで、その他の生産者のあいさつ周りや視察見学をさせていただいた。
まずは大型のオリーブばかりを出店しているブースやBONSAIオリーブなどスペイン感満載である。
中にはこのような大きな実をつけるオリーブなどもあって、興味津々である。
これは日本でも人気のブラヘア アルマータ。それも大型である。その他にコンパクトなヤシ類なども多く出展されているが、残念ながらヤシ類のほとんどは土が使われているので日本への輸入はできない。中にはオリーブのように根を洗って植え替えて送れるという生産者もいるが、ヤシ類の多くは根を洗浄して送ると、到着後枯れてしまうのがほとんどのため手は出せない。しかしながらその甘い言葉にのってしまい輸入を試みる日本の輸入者もいるとのことで気をつけなければならないことをご報告させていただく。
そのため私たちは苗からピートモスで日本向けに栽培してもらう契約を進めている。仕上がりまでは3~4年かかるかもしれないが、良い品をきちんと届けるためには決して長い年月とは言えない。年明け早々に生産者のところにお邪魔する計画をしているので楽しみにしていただけばと思う。
出展社の中には、海外からの輸入植物を販売する会社もある。例えばガジュマル。恐らくこれは中国であろうかと思う。
他にはボトルツリー。ここではマクロザミアムーレイもあることからオーストラリアやその他の国からの輸入品であろう。その他アガベやサボテン類など多く出展されていたが日本ではやりのコーデックスや希少植物を扱っている業者はいなかったように思う。
続いて隣のエリアに移動。ここでは地球環境の保全をテーマにした大型展示が行われていた。
ここには報道陣も詰めかけて取材が多くされていた。ブースでもエコに関する商品が多いことから、地球環境問題に関心が高まっていることがうかがえる。
他にはバレンシア以外の地方からの共同出店で比較的小型の植物が多く出展されていた。
アジサイや椿、シクラメンなどの出展が多かったが、この辺は日本の生産者が作るものの方が、かなりレベルが高いと感じた。
その他にも野菜を使ったユニークな展示もされており楽しませてくれた。
この他のエリアでは園芸グッズの販売や、ユニークなモニュメント。他には季節商材もある。
私たちが扱っている輸入のウッドプランターの方々との再会もできた。
他にも各エリアで講演やシンポジューム、時間帯によっては技術のデモンストレーションも開催されているのでゆっくり見るつもりなら1日十分に楽しむことができる。
そして私たちは展示会終了後のウェルカムパーティーにも招待されていたので、出席させていただいた。このパーティーにはバイヤーや地元生産者など招待された人たちが参加し、情報交換をさせていただくこともできる。
ウエルカムドリンクをいただく人、タバスなどをいただく人など、多くの人でにぎわっていた。
少し移動するとバーベキューもあって手厚い歓迎を受けることができた。そのようにして楽しませていただいた一日は早く過ぎ、深夜になりそうだったので一足先に会場を後にして、ホテルに戻り明日のナーセリー訪問の準備を行った。
さて明日はナーセリー訪問。私たちの来年届く予定の植物が気になるところ。楽しみにしながら横にならせていただきます。
おやすみなさい。