四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

月曜日は早朝に社内ミーティングを終えて、新しいプロジェクトのミーティングのために淡路島へ向かった。今後の方向性などをすり合わせ、ランチミーティングを終えて宝塚へ戻る。

今回のタイは、今年2回目となる。昨年から2~3か月に1度ぐらいのペースでタイを訪れ事業を展開し、すでに輸入も始まっている。訪問の度に新たな取り組みが始まり、事業は順調に進んでいる。このブログもだが、タイムリーな情報はFacebookの金岡信康や又右衛門official、Instagramも見ていただければと思う。

暑い国へ行くので薄着で自宅を出発し、震えながら伊丹空港へと到着した。同行のスタッフと一緒にチェックインし、経由地羽田空港へと向かった。

そしてスムーズに乗り継ぎ、約6時間30分後、とても暑いバンコクに到着した。

25 kgオーバーのスーツケースを抱えてホテルに到着。
チェックイン後、バンコクのパートナーと合流し、1週間のミッションとスケジュール確認と今後の展望などをしっかりと話し合った。

さ~~、今回は強力なメンバーが加わったバンコク。何が起こせるか楽しみである。

今週はどっぷり関西で活動の一週間であった。飛行機に乗らない週は何となく久し振りのように感じる。

月曜日は朝一番に兵庫県三木市でミーティングがあった。ミーティングは、バラエングループにて『植物をまもる。生産をまもる。地球をまもる。』を掲げ、自然生態系調和型農業を可能にするアースフィール社の新資材の特許申請完了の報告と、その他の新資材の発表に向けた準備をしっかり行った。

午後は淡路に移動し、バラエンクリエイティブ社のミーティング。

あわじグリーン館にて、植物チェックを行った。

この時期はらん展が開催されていて、多くの訪問者でにぎわっていた。

私たちがお届けしたディクソニアやグラスツリーなど、元気な姿で再会でき、とてもうれしい気持ちになった。

今週はリモート会議のラッシュ。多い日で1日5本の会議があり、準備と整理に追われる日々となった。
中でもJETROの新輸出大国コンソーシアム支援事業が3年目を終えるファイナルラップアップミーティングが開催され、総括がなされた。この3年間、JETROの支援を受けて多くの学びの機会をいただいた。結果はまだまだであるが、今後につながる確かなものを得ることができた。お世話になったJETROの方々、弊社の担当をしてくださったパートナーには、本当に感謝である。この学びを活かし、きっと成果を残していきますので、引き続きご指導をよろしくお願いいたします。

週の後半は、梅田においてミーティングがあった。一つは新規事業を立ち上げるため、顧問弁護士との打ち合わせである。
もう一つは、大阪青年会議所時代に大変お世話になった方との久しぶりのミーティング。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでご活躍中の方である。互いに未来への方向性に共通点が多くあることから、今後は互いの長所を活かして事業を起こしていくことになるかもしれない。とても楽しみである。

その帰り道。大阪駅からうめきたエリアを眺めた時に、久しぶりにイルミネーションを見ることができた。久しぶりの大阪、関西で新しい取り組みができる予感がしてとてもワクワクする。周りには本当に素晴らしい人がいて、多くの素晴らしい素材や種にめぐまれている。この灯り以上に多くの・・・
私はこの種に水を与え、肥料を与えて、この灯りに負けないキラキラ輝くものを社会に送り出していきたいと思っている。大いに期待していただきたい!!!

目覚めれば、又右衛門らしい雨の朝だった。
朝食を済ませ、目的地である熱川バナナワニ園をめざした。

まずはワニ園を見学させていただいた。

飼育されているワニは、元気な子やどっしりした大きなワニまで数多くいる。そのワニの種類は16種約100頭。日本一とのことである。

クロコダイルとアリゲーターの違いが丁寧に掲示されており、勉強になりました。

その後マイクロバスにて移動し、分園へと向かった。ここでは熱帯植物などにおいて著名な清水先生に出迎えていただいた。清水先生はこの業界において一目を置かれた存在であり、私が客員研究員を務める進化生物学研究所の大先輩でもある。

そんな清水先生にバナナ園をご案内いただいた。

温室の入り口には、とても希少なソテツがずらりと並んでいる。清水先生はソテツにおいても深く研究され、様々な発表をされている。

初めてお目にかかる種もあり、とても興味深かった。その数ざっと100種はあったように思う。ソテツマニアにとっては楽園と言えると思う。素晴らしいの一言である。
ただそれより気になったのは、清水先生から伺った外来種カイガラムシの存在である。そのカイガラムシは世界で猛威を振るっており、すでにいくつかの地域のソテツを全滅させているとのことである。そして日本もそれらカイガラムシ上陸の危機に晒されているとのこと。これは本当に一大事である。かなりの難敵で、これといった撃退方法がないらしい。早速私も研究をしてみたいと思った。

続いてバナナ温室を案内いただいた。ここではバナナの改植の方法なども教えていただき、バナナに対しての興味を搔き立てられた。

そして熱帯植物の温室、

抗インフルエンザ薬タミフルの原料にもなったダイウイキョウ、

砂糖の甘みを感じなくなる逆ミラクルフルーツのようなギムネマ酸を含むホウライアオカズラ等、ユニークな植物が多く、各温室を丁寧にご案内いただいた。
そしてその後隣接するフルーツパーラーにて、先生のこれまでのご活動や植物への強い想いを聞かせいただき、本当に勉強になった。

この頃には雨は上がっていたので、屋外のユッカやダシリリオンなどのエリアも案内していただいた。

さらに、かわいらしいレッサーパンダにも会うことができた。近い再訪をお約束して清水先生とはここでお別れすることにした。

そしてブーゲンビリアの温室を見学。

パラグアイオニバスをはじめ、多くのハスがある温室を見学させていただいた後、ランチと休憩を兼ねて再びフルーツパーラーを訪れた。

パーラーでは、本園で収穫されたバナナを使ったスペシャルパフェが販売されていた。それはとても美味しく、バナナも周りのクリームに負けないぐらいの甘さであった。現在糖質ダイエット中の又右衛門も、その誘惑に負けてしまうほどのものであった。
ほかにもバナナが入ったカレー、ケーキ、ジュースなどもあり、平日にも関わらず多くの人でにぎわっていた。

売店ではオリジナル商品も販売されている。このバナナをもったワニが、私のお気に入りである。

今回ご紹介しきれない植物や施設、お土産などもたくさんあるので、お時間がある方は是非とも行かれることをお勧めしたい。植物への興味が少ない方にも楽しんでいただけると思う。
この熱川バナナワニ園の素晴らしさは、スタッフの方々の対応と施設の管理である。清水先生は私たちを案内されている間にも、通路の落ち葉を見逃すことなく拾われていく。また訪問者には素敵な笑顔で接されている。その一つ一つの行動は自然と身についているものであることが感じられた。本当に勉強になった。

さて次はどのような縁でどのような園に訪れるかワクワクである。

今日も朝一番の飛行機にて、羽田空港から都内へと向かった。

まずは都内にて植栽の管理作業を行い、昼からの会議のため横浜へ向かう。予定より少し早く到着したので、中華をいただこうとお店に入ると、気になるメニューがあったので注文してみた。

確か『国際スポーツ競技応援』と名付けられていたと記憶している。とてもカラフルな小籠包に魅かれて注文をしてみたが、実際に来たものはメニューの写真よりもはっきりとした色で驚きである。味は普通の小籠包であった。

そして時間となったので関内にて開催される『GREEN × EXPO 2027 花と緑の共創推進会議』に出席をした。
GREEN × EXPO 2027とは、2027年に横浜で開催される国際園芸博覧会の正式略称である。そして開催に向けの推進体制『GREEN × EXPO 2027ラボ』が発足した。

『GREEN × EXPO 2027 花と緑の共創推進会議』は、挨拶にはじまり、会議体の概要、2027年国際園芸博覧会の概要、『花と緑の参加』について説明がなされ、その後参加者間で意見交換がなされた。

質問や意見が出され、中には決意表明などもあり、活況な議論となった。せっかくなので私も少し口を開かせていただき、「素晴らしい日本の伝統や文化もさることながら、未来に向けた提言やチャレンジを示し、環境に調和した園芸博であること。さらに、団体だけではなく、若い担い手が積極的に関わるべきではないか。」と述べさせていただいた。いつものようにたどたどしい日本語ではあったが・・・・

その後、キーマンの方々から国際園芸博覧会の成功に向けてのお言葉などをいただきながら、多くを学び、士気を高めて会場を後にした。

翌日の植物園訪問のために伊豆へと移動しながら、私が花卉関係の仕事に就いてからしばらくして開催された大阪花博を思い出した。年月を経て、再びこのような大きなイベントに携わることができる喜びを噛み締めた。

私たち生き物は全て植物の恩恵を受けながら今の命がある。特に花卉園芸業界はその植物によって生業を立てている。であるならば園芸博の主役であろう植物に、常日頃恩返しをしなければならないと思っている。
バラエングループはその想いの達成のために、多くの資材や技術の研究・開発を行ってきており、今ではいくつかの特許申請を行うまでに至った。それは私の力ではなく日々植物、農業、園芸に対して真摯に向かいあう研究者たちのチャレンジの賜物である。本当に頭が下がる。

私は引き続き必要な人や技術を終結させ、『植物をまもる。生産をまもる。地球をまもる。』ため、健康な植物(みどり)の力で、社会の課題を解決する取り組みを進めていきたいと思っている。引き続きご指導よろしくお願いします。

しばらく電車に揺られて伊豆に到着した頃にはとっくに日も沈み、辺りは真っ暗で月明かりが素敵であった。さてと、明日も素敵な出会いがありそうで楽しみである。

今日は大阪にてLLP ニュービジネスサポート・システム会議&新年会が開催され、組合員として出席をしてきた。

LLPとはあまり聞きなじみがないかと思いますので簡単に。

LLPとは:有限責任事業組合(Limited Liability Partnership)は、創業を促し、企業同士のジョイント・ベンチャーや専門的な能力を持つ人材の共同事業を振興するために創設した、1. 出資者全員の有限責任、2. 経営の柔軟性、3. 構成員課税の適用が特徴で、法人格のない組織形態です。(経済産業省HPより)

ということである。そしてLLP ニュービジネスサポート・システムに金岡又右衛門も出資参加をしている。
本事業組合には、大起水産(株)の佐伯会長をはじめ、大阪大学 小林名誉教授、近畿大学の名だたる先生方など、大阪で特色をもって活動するメンバー約20名が集まり、昨年創設されたユニークな団体である。

そして本日、2023年の第1回会議が大阪富国生命ビル テラプロジェクトまちラボAゾーンにて開催された。

参加者それぞれが活動報告を行い、今後について議論をさせていただくことができた。

会議終了後は地下鉄で移動、天下の台所 大起水産 八軒家浜 まぐろスタジアムにて、新年会が開催された。

さすが大起水産 佐伯会長のご手配ということもあり、私の生活では普段なかなかありつけないトロなどが提供され、参加者との情報交換の合間にとても美味しくいただいた。

さらにお隣には近畿大学の塩崎先生がいらっしゃり、大変多くを学ばせていただくことができた。塩崎先生には、植物の効能や又右衛門の活動に興味をもっていただき、新しいプロジェクトを起ち上げる可能性を一緒に模索していくことにもなり、身も心も満たされたエキサイティングな1日となった。

節分を機にいろんなことが動き始めていくことが実感できている。正直、今の私はしっかり形にしていくには実力不足である。しなしながらすべてがとてもありがたいご縁である。何とか形にさせてみたいと思っているので皆さん引き続きご指導ご協力のほどよろしくお願いいたします。頑張ります!!!

1日は、いつものお朔日参りをさせていただいた。

いつもと同じく、自宅、本社、営業所の神棚のお祀り、各氏神様の参拝を終えて、リモート会議に出席ののち、大阪市内で開催される花の国日本協議会『FLOWER SUMMIT in 関西』に参加した。

FLOWER SUMMITは、以前お話をさせていただく機会をいただいて以来の参加で、少し懐かしい。ただ久しぶりと言っても役員の方々は普段から様々な会議でご一緒させていただいたり、一緒にプロジェクトを動かしていたりしている方も多い。

初めてご挨拶させていただく方もいらっしゃり、とても有意義な時間を過ごさせていただいた。

2日は、ワクチン接種や社内会議、資料準備などがあり、あっという間に1日が終わる。

3日は、三度都内へ。いつものように朝一番の飛行機で羽田へ向かう。今回は電車でなく、羽田空港からはリムジンバスで移動。行き先は東京ディズニーランド。なぜ東京ディズニーランドかというと、今日の夕方から『全国花き業界若手会 2023』が隣接のホテルオークラ東京ベイにて開催のためである。

ほどなくしてTDLに到着。私は他の乗客とは別の方向である駅の方へ向かって歩き、混雑した舞浜駅に到着。そして駅周辺施設で、2社と面談させていただいた。

最初の1社は、私たちバラエングループの新しい取り組みについてお話をさせていただいたところ、強く興味を持っていただくことができ、早速取り組んでいきましょう、ということになった。前日のアポ入れがこのように急激に進んでいくとは、うれしい驚きである。

その後は、若くとても活躍されている方とのランチミーティング。とてもきれる頭脳と行動力の持ち主である。私の若かったころに似ていると言いたいところだが、私より能動的でビジョンもしっかりされていて力強い。このような方が活躍され花き園芸業界にムーブメントを起こしていただけることに大いに期待である。そしてこのような若い方々が力を発揮できる環境づくりをしていかなければならないと感じた。

ランチミーティングを終えて、次の会議までは時間があったため、人が少ないところに移動し、朝コンビニで買ってきた恵方巻をしっかり無言でいただいた。何をお願いしたかはここでは内緒である。
そしてカフェでデスクワークを行い、時間となったのでホテルオークラ東京ベイへと向かった。

会場にはすでに多くの方が到着されていた。

定刻に開会。藤目会長による挨拶から始まる。この藤目会長こそが、この若手会の牽引者である。

そして南房総『awahana!!』による発表があり、令和元年房総半島台風からの復興のお話などを聞かせていただいた。あれだけの被害を受けながら、あきらめずに見事に復興された皆様の強さには、頭が下がる思いである。

その後、著名なフローリストの方々による南房総の花を使った素敵なデモンストレーションが開催され、花の技術とトークに惹きつけられているうち、あっという間に第一部終了となった。

懇親会場に移動し、第二部が開催された。第二部は立食形式のパーティーで、多くの人とご挨拶をさせていただく機会をいただいた。普段は関東地方の生産者とはあまり接点がないため、私にとっては貴重な時間となった。その後、私は一足早く退席をさせていただき、宿泊地の新橋へと向かった。

新橋駅からホテルへ向かう途中にある自動販売機に目をやると、その中には焼き芋が・・・
いったいどのようなパッケージになっているのか?ガタンと落ちてきたときに形が崩れないのか?果たして美味しいのか?など気になるところではあったが、500円を出す気にはなれず、今回は見送ることにした。

日付が変わろうとしている頃に、マダガスカルの友人である音楽家から連絡が入り、日本での活動の相談があった。中々興味深いことである。畑違いではあるが、せっかくのお話なので何か良い取り組みにつなげていければと思っている。乞うご期待である。

このようにして2月3日の長い1日が終わりとなった。2月3日は節分。新しい1年の始まりである。そのような始まりの日にふさわしく色々な扉が開いた日となり、明らかに恵方に向いた素敵な日となった。

昨年開催された(公社)日本植物園協会による技術者講習会と第3分野会議について掲載されました。

引き続き植物をまもるために学び、そして伝えてまいります。

2023.01.31

再び都内へ

都内での活動を終えて週末帰阪し、週初めから再び都内へと向かった。

今回の主な目的は、2023年ドーハ国際園芸博覧会屋内出展運営委員会に出席のためである。

委員会は午後開催であるが、私はいつも出張の際には1日を有効利用するために、ほぼ朝一番の飛行機を予約するようにしている。そして今回もその時間を使って、JFMA(日本フローラルマーケティング協会)訪問の機会をいただくことができた。
私はJFMA開設以降常務理事を務め、現在も顧問を担っており、長年お世話になっている。現在の又右衛門の思考に大きな影響と学びを与えてくださった組織である。そしてこの日も大変お世話になっている松島専務理事に面会し、花き園芸業界の現状や今後について情報交換をさせていただくことができた。とても忙しい中、私の訪問を快く受けていただけ本当に感謝である。

そして午後からは三田に移動し、ドーハ国際園芸博覧会屋内出展運営委員会に出席をした。昨年のアルメーレ国際園芸博覧会の経験を活かし、さらに魅力的な出展となるよう、活発な意見交換となった。

会議終了後は、宿泊地であるいつもの新橋に移動。その途中で連絡が入り、明日急遽は赤坂へ向かうことになった。その資料作成や準備のため、早めにホテルにチェックインし、デスクワークを行うことにした。

翌日、朝一番に赤坂にて新しい植栽の打ち合わせと次回の調整を行った後、移動することにした。

帰阪のフライトまで時間があったので、昨年OPENしたOTEMACHI ONE GARDENを見学させていただいた。

さっと全体を見学させていただいたが、報道で見るのとはかなり違った印象だった。木々がどのように育っているか、春にでも再度拝見させていただこうと思った。
そして近くでランチをいただき、羽田空港へと向かった。

搭乗便はJALなので第1ターミナルだが、今朝のニュースで第3ターミナル直結のHANEDA AIRPORT GARDENが本日OPENとのことであったので、モノレールを途中下車して、搭乗時間ぎりぎりまで見学させていただいた。

今まではなかった店舗が多くあり真新しさを感じることができた。

奥に行くと広々とした吹き抜けがあり、ホテルや温浴施設、飲食店舗が並んでいる。全体的にゆったりとしたデザイン空間で素敵であった。

ただ少し残念なのは、植物がとても少なかったことである。入口や各店舗には開店祝いの胡蝶蘭やスタンド花が並んでいたが、それを除けばフェイクグリーンなどが主で、生きている植物が少なかった。様々なリスク回避や、OPEN当初の混雑を予想して今後設置する予定なのかもしれないが、せめてもう少し・・・と思ってしまった。

ただ興味深い新しい店舗も多くあるので、空港まで行かれた際には、ぜひ寄られてみればと思いますよ~~~。私も再訪する予定です。

そしてギリギリ飛行機に駆け込み伊丹空港へと向かった。

今回もいつものように積極的に動き、足元から崩れ落ちるぐらいバタバタの出張となりうれしい悲鳴となった。さ~、早くも1月は終わってしまった。来月も頑張っていこう。

一昨日都内で活動し、伊丹空港に帰る飛行機が着陸した時に、「今朝、降っていた雪は止み・・・」と機内アナウンスがあったので、安心して飛行機を降りると、雨が結構降っていた。確かに雪は止んだけど・・・しかし。この雨では愛用の駐車場までは20分ほど要するため傘が必要と思ったが、毎度傘を買うことに抵抗を感じていた。そう言えば、確か思いやりの傘?が空港に設置されたことを思い出して、そこへ行ってみると。

そこには1本の傘が立っていた。これはありがたいと思い早速手にした。

少し骨が出ているかなとは思ったが、「私はついている!普段の行いが良いからかな?」と思いながら駐車場へ向かった。そして、傘を開くと・・・

ダメージがいっぱいで、普通はほぼ使わない状態であった。ただ雨は降っていたのと、パソコンや大事な書類が入ったカバンをどうしても濡らす訳にはいかないので、傘を差すというより、ビニールの部分でカバンを覆うような感じで遠く離れた駐車場へ向かった。

この傘でカバンを守り、高架下の雨が降り込まない場所を縫うように歩いた。駐車場に着ついた時、傘は写真のような状況になってしまっていた。この状況を見ながら、「本当に助かった。今度はお礼に車に載っている余分な傘を持って行こう。」と思った。

そして上記の出来事をFacebookにアップしたところ、タイムラインやメッセージでいろいろなご意見をいただいた。

「助かりましたね。」「最後の役割ができて傘も喜んでいるでしょう!」とお声掛け下さる方もいれば、「私なら最後の一本を手にするのではなく、誰かのために置いておく。」とおっしゃる方も。確かにおっしゃる通りですね。自分のパソコンや書類などを守りたいという思いから、他の人のことまで考える余裕がなかったことに気が付いた。ありがたいアドバイスある。

また親しき人からは次のような言葉をいただいた。
「骨は折れ 身はボロボロになりて なお 傘の役目は忘れておらぬ
蛇の目傘 蝙蝠傘など数あるも役目果たさぬ傘も 使いよう
ただ一途 傘には傘の使命あり命 尽きるも 主を守らん」

とても素敵な言葉で、深く考え感じ入ることができ、心に刻みたいと思った。
同時に、私の主である植物(みどり)を引き続き守っていきたいと強く思うことができた。

傘さん、ありがとう。本当に助かり、多くを学ばせていただくことができました。感謝です。
そして近いうちにお借りした傘を幾倍かにしてお戻ししたいと思います。

昨日今日は、ミーティングなどがあり都内での活動となった。1日前は10年に一度の最強寒波到来の報道が繰り返し行われていたので、飛行機は飛ぶのか?都内は混乱していないのか?など気を揉んだが、出発の朝こそ自宅周りで一部路面凍結はあったものの、幹線道路もスムーズに空港へ到着することができた。

飛行機も混乱なく、定刻に出発。

富士山を横目に資料作成しながら、あっという間に羽田空港へと到着。

着後、すぐに三田へ移動。そして東京のスタッフとリアル・ミーティングを行った。

そして午後からは、委員を担わせていただいている「2022年アルメーレ国際園芸博覧会政府出展屋内展示 第3回運営委員会」に出席した。

委員会では、主催者からの今回の博覧会の報告がなされ、日本の花き園芸が高く評価され大変意義のある博覧会となったとのことであった。関わられた方々には様々なご苦労があったかと思う。本当にお疲れ様でしたである。

終了後は、私が関わらせていただいているプロジェクトの担当者とミーティング、今後について色々と話し合うことができた。

翌日は、都内でお世話になっている大きな企業とのミーティング。久しぶりのリアル・ミーティンであったので、屈託のない意見交換をすることができたと言える。

午後から、以前より大変お世話になっている先生を訪ね、筑波実験植物園へと向かった。
ここでは主に植物について多くのことを学ばせていただくことができ、貴重な時間となった。
そうこうしているうちに時間は経ち、帰阪の最終便に乗るために植物園を後にした。
駅までの道中、教えていただいたことやいろいろ考えごとをしながら約40分で到着。往路と同じくつくばエクスプレスに乗車し、羽田へ向かい、定刻出発の飛行機に乗りこんだ。

今回の出張が今年最初の都内での活動である。出発までは天候など問題が多くありそうな出張であったが、実際には何ら不便もなく、時間通りに全てが進んだ効率の良い出張になった。

さて今年は都内には何回行くことになるだろう。どのような年になるか楽しみである。