四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

8月2日3日と山本園芸流通センターで恒例の「山本納涼夏祭り」が開催された。

 

昨年はセネガル出張と重なり、参加できずであったので2年ぶりということになる。

初日、いつものように開始時間少し前に会場に到着。しばらくしていつも担当をさせてもらう「お面売り場」に合流した。

一見怖そうに見える売り子ではあるが、実はそうではないかもしれない。怖く感じているのは実は大人で、小さな子どもたちは結構友好的でよく話しかけてくれる。

ただ明らかに他のお店より並ぶ人が少ないのが気にはなるが・・・(^_^;)

人気のスマートボールコーナーでは、若い学生たちが奮闘し、元気な掛け声とともに盛り上げてくれている。

他にもコイン落としやヨーヨー釣り、金魚すくいなどどこのお店も大繁盛であった。

さらに二日目も薄暗いころから多くの人が詰めかけてくれて恒例のビンゴゲームが始まる頃には最高潮に達し、会場は溢れんばかりの人であった。

何故こんなにもビンゴゲームが人気かというと、無料で参加ができ、すごい景品が当たったりするからである。またその他のゲームも通常のお店とは違い儲け度外視でコスパが非常に高いため、そのことを聞きつけた近隣のまちの子どもたちも大勢参加してくれている。町内の自治会が執り行う祭りなので、町内の子どもたちへのイベント、という考えもあるが、そんなことは関係なしに、来てくれている多くの子どもたちへのおもてなしとして、地元のみんなが持ち出し、大盤振る舞いしているのである。とても素敵な取り組みと言える。

 

さらに、数日前からの企画や買い出し、櫓設営などの準備、そして当日の運営、更に片付けと、業者などに一切任せず、山本の役員である重鎮から若手までが力を合わせ、猛暑の中、休み返上で多くの時間と費用をつぎ込んで作りあげている。本当にすごいと思う。

また飲食も、はやりの屋台はないかもしれないが、露天商の方々の力をかりずに、地元商店会や婦人会の方々が力を合わせて運営しているので、通常のお祭りにくらべて安く提供されている。少しでも地元の子どもたちに還元しようという想いで、みんなで力を合わせて手作り感いっぱいで取り組んでいる。

さらに自治会長が自ら太鼓のバチをもち、盆踊りに多くの人を誘っている。何とも素敵な光景ではないかと思う。

 

本来であれば行政の取り組みもそうであるべきではないかと思う。最近の行政の取り組みでは、見た目だけで本質を見極めることができないままの外部委託など首をかしげることが多い中、地元主体で切り盛りし、数千人の笑顔を産み出している山本。本当に素晴らしいと言える。すごいぞ!山本!!!

そしていつも輝いた眼で、満点の星のようにいくつもの輝いた眼で励ましてくれる子どもたち。ほとんど準備や片付けに参加できていない又右衛門でも温かく迎えてくれる地元の仲間たち。私を「船長!船長!」といつも呼んで慕ってくれる学生たち。全てが前に進む力に変わっていくのを感じる・・・本当に感謝である。

このようなお世話になっている人たちや、一緒に歩んできた植物、園芸の未来を考えると、まだまだやらなきゃならないことがいっぱいあるようにあらためて感じることができました。

いつか必ず外から山本に大きなものをもってきてみせます‼️

今日は1日(おついたち)。

朝一番に自宅の神棚をお祀りさせていただき、氏神様である松尾神社を参拝させていただいた。

 

以前のブログで書かせていただいたこともあるかもしれないが、小さな頃、長尾小学校の隣にある松尾神社の裏山で、「たんけ~~ん(探検)」と言いながら、近所の子どもたちとよく遊んでいた。

 

そしてそんなある日、裏山で遊んでいると木の箱が転がっていた。よく見ると木の箱に「御賽銭」と書かれていて、何でこんなところに転がっているんだろうと思いながら、山の中を走り回り、め~~いっぱい遊んで家に帰った。おばあちゃん子であった私がいつものようにおばあちゃんの傍で、猫を膝の上に乗せて、ゆったりとした時間を過ごしていた時に、おばあちゃんから、神社の賽銭箱がなくなったと聞かされ(何でその話になったか記憶は定かではないです)、「えっ!おばあちゃん。そんな感じの箱なら裏山に転がってたよ!」と伝えたことがきっかけになり、後日無事その裏山で見つかったとのこと。

 

おばあちゃんが「のぶやす。お手柄や。」といって、私に小遣いをくれたのを覚えている。そのお賽銭箱は盗難にあって、宮司様は大変困られていたようで、それが宮司さんからのお礼であったか、おばあちゃんからのご褒美であったかはわからないが、私は「おばあちゃん。お賽銭箱のお金はなくなってたんでしょ?なのに何故、僕にお金をくれるの?」と聞いたときに、「いいの。いいの。今はまだ小さいからもらっておき。」と言われたことも覚えている。きっとおばあちゃんの「今はまだ・・・」の言葉に続いていたのは「大きくなったら、それ以上をこのお賽銭箱に入れられるような人になり、返しなさい。今はそのお金を預かっておきなさい」という意味があったように思う。

そして今はその頃からもうすぐ50年。きっとその何十倍もお賽銭に入れさせていただけたと思う。しかしそれはその何百倍何千倍も私たちを護り、お導きいただけているからだといえる。このような温かな氏神様とのつながりをこれからもずっと続けていけるように頑張っていこう・・・・・

 

その後、いつものように本社、大阪営業所の神棚を祀らせていただき、最後に営業所の氏神様を参拝して、私なりのお一日の恒例行事を行わせていただいた。

それともう一つ8月1日は私たちの会社は新年度の始まりである。昨年度の決算結果は、まだ出てはいないが、台風影響などもあり例年通りとはいかなかったように考えられる。さらにスタッフと意思の疎通ができていないこともあり、私の想いをうまく伝えきれていなかったため、それが起因となり、ギクシャクすることもあった。苦しかった。本当に苦しかった。でもスタッフは、もっと苦しかったかもしれない。大いに反省である。

しかしそのようなときにも力になり、救ってくれようとするのも、またやはりスタッフやパートナーである。その一人ひとりの言葉や行動に学ばされ、勇気づけられた。本当にありがたいものである。

私はこのような素敵なスタッフや周りの多くの人の言葉に今まで以上に耳を傾け、信念をもって、新年度も引き続き、前へ前へと挑戦していきたいと思う。新たな気持ちと体制、そしていつものスタッフとともに・・・・

 

つないだ手と正義という名の剣を離さずに・・・・・

昨年アフリカ西部からやってきてくれたとっても素敵なプロポーションのバオバブくんたちが元気に葉を広げてくれている。

 

昨年のあの台風で大きな影響をうけながらも、しっかり葉を広げてくれている。その生命力に感動である。多くの力を与えてくれる。

 

 

ただこんなにもどっしりした力強い見た目で、葉もしっかり茂らせていても、一番肝心な根がまだまだしっかり張っていなければ、ひょんなことで思いがけない大きなダメージを受けてしまうかもしれない。

それは企業とも似ている。そのことを私にあらためて教えてくれているように感じた。まだまだ勉強しなければならない。もっともっと耳を傾けなければならない。植物にも人にも・・・。

 

 

昨今のTVで話題になっている芸人と企業の問題を見ていると尚更に・・・・・。

今週は国内出張が立て続けにあり、フェリーや飛行機や車で日本を走り回る一週間となった。

 

そのような週中、いつも大変お世話になっているJFグループ生産者協議会に出席させていただいた。

毎年と同じ京都の素敵な施設での開催である。

講演では特別顧問であり日本体育大学 理事長である松浪健四郎先生の素敵な話を聞かせていただくことができました。

その後の懇親会は、これまで多くのことを切り開いてこられた加藤会長による開会の挨拶ではじまり、松浪理事長、加藤会長、東社長と同じテーブルにて美味しい料理をいただきながら、業界の今後などについて屈託のない意見交換をさせていただくことができました。

松浪理事長や加藤会長、東社長は、いろんな面において大先輩であり、いつもながら多くを学ばせていただける存在である。そして何よりも有言実行の推進力をもった方々である。これからも花き業界の将来に向けて一緒に精いっぱい力を合わせて取り組んでいきたいとあらためて感じました。

また園芸研究家でありTVなどでも活躍しているトミーこと富山昌克さんとも少しぶりにお話をさせていただくことができた。トミーさんとは実は同い年ということもあって以前から懇意にしていただいており、シャイな又右衛門の尻たたきと激励をいただける先輩ともいえる存在で、とてもありがたいことである。

 

その他にも生産者の方々や関係者を上げればきりがない、お世話になっている方々との素敵な時間はあっという間に過ぎていき、中締めとなった。

 

普通であればここで盛り上がり終わるところであるが、この会のいつもの無茶ぶりというか、今回、何の前振りもなく明らかに若輩である又右衛門が中締めに指名された。

私の記憶の中では締めは初めてであるのと、周囲には大先輩ばかりなので、辞退できないかと思ったが、全くのそのような雰囲気ではなく、僭越ながら又右衛門が「一本締め」をさせていただいた。

 

そして懇親会は終了。明日早朝から出張があるため2次会は遠慮し、一足先に帰らせていただいた。

そして帰りの車中で初めての経験で緊張のため何を言ったか覚えていない「一本締め」を振り返りながら、一本で締める意味を考えていた。

 

本来、締めはその行事やイベントなどが無事終了した時に協力者への感謝のために行うものと聞いたことがある。確かに今回も素敵な方々によってJFグループ生産者協議会 総会&懇親会が無事盛会で執り行われたので素敵な締めをむかえることができたと考えていた。

 

その一方でこの締めは、生産者、流通との絆をさらにきつくしっかり締め、一体となって将来に向け気を引き締めていこうという号令にも感じた。

何の準備もなく、きちんとした「一本締め」はできていなかったと思うが、新しいことを経験させていただき、学びと気づきをいただけた皆さんに本当に感謝である。

1年後の40周年が楽しみである。

うちの農場には、富士山のような形の1,000年オリーブの他いくつかの非売品がある。

その理由は様々であるが、その中の一つであるプヤ・セルーレアの大株に花が咲いた。

 

花が咲くことは、株にとっては必ずしも嬉しいことではないが、あまり見ることができない花を眺めているだけで、いろんなことが頭の中を駆け巡る。

 

 

その花は深みのあるブルーが輝いているようでもあり、とても寂しげにも感じる。そしてその神秘的な美しさを言葉で伝えきれないもどかしさを感じる。

 

まるで今の自分自身を映し出されているようだ・・・・・。

先日もアップさせていただいたツリーファーン(ディクソニア アンタルクティカ)

 

 

一斉に芽吹いてきた。

 

 

こんな感じで。くるくるっと・・・・・

 

 

ニョキニョキと・・・・・

 

 

まるでお祭り騒ぎ。

 

 

天に想いを届けてくれるかのように・・・・わっしょい。ワッショイ!!!

今日は久しぶりに清荒神清澄寺を訪問させていただく機会があり向かわせていただきました。

 

今回は、境内にある鉄斎美術館別館史料館が訪問場所になる。

 

 

地元宝塚で大変人気のある情報誌「ウィズたからづか」さまより、ここで開催されている「鉄斎の花鳥画」展の花鳥画を観て、園芸に関わる活動家・金岡又右衛門として感じることをインタビューさせてほしい、との機会をいただき訪問させていただきました。

 

着後、すぐに鉄斎美術館 学芸員の細里さまから、とても丁寧な案内をいただき、じっくり観させていただくことができました。

 

そこで又右衛門として感じたことなどは、「ウィズたからづか9月号(8月15日発行)」にて掲載予定ですので、ここでは控えさせていただき是非来月の発行を楽しみにしておいてくださいませ。

 

このような機会をいただけたことで、鉄斎先生の信念や積み上げられてこられたことの一部に触れさせていただくことができ、多くを学ばせていただけました。

 

鉄斎美術館の皆様、ウィズたからづか編集部の皆様お世話になりました。ありがとうございました。また特別撮影許可もいただきありがとうございました。

 

 

その後は、久しぶりに境内を周り、参拝させていただいた後、参道を歩いて、清荒神駅へと向かうことにした。

小さなころ、祖母と手をつなぎ何度も通った参道を、あらためてゆっくり歩くことで、色んなことを思い出し、とても懐かしく感じることができ、素敵な時間となった。

 

また参道の途中には、新しくできた建物や昔ながらのお店が混在しており、それもまたそれぞれ個性があってとても興味深く、この参道は進め方次第では、まだまだ可能性を秘めていると感じ、勝手な妄想まで掻き立てられることになりワクワクすることができました。今後の清荒神の参道に大いに期待です。楽しみです。

今月のスタートである1日は、懇意にしていただいているお客様で、ガーデンデザインや施工を行われている「Obriga道」の水谷さん夫妻がお越しくださり、さらにかわしま先生にも合流していただき、ランチミーティングをしながらとても有意義にお話をさせていただくことができた。

 

 

水谷さんご夫妻は、とても勉強熱心な方で色んなことに興味を持ち、自ら学んだことをすぐに検証してから、良いものを提供していくスタイルと、何といっても素敵な人柄で、きっとこれから多くの人に支持されていくであろうと思う。楽しみである。

 

そして先月 無事オーストラリアからやってきてくれた植物がある。それはツリーファーンである。

横たわっているのが通称 ソフトツリーファーンと呼ばれているディクソニア アンタルクティカ。この種はベアルート(抜き根)状態で輸入してもほぼ発根するため、輸送中のことを考えると、このようにベアルートで輸入するのが適していると言える。

 

 

今回やってきてくれたのは50cm~400cmまで大小、2品種合わせてその数なんと約450本である。

 

 

その中にはわずかだが、希少なマルチタイプのものが含まれている。この木の全ての葉が展開するとかなりの迫力になるだろう。

 

 

そしてPOTに入っているのはサイスィア オーストラリス。この種はワシントン条約のappendixⅡ(付属書Ⅱ)に属している種である。そしてこの種は、ベアルートでの輸入では枯死する可能性があるため、手間暇かけて発根済みの輸送を行って無事到着してくれている。

 

 

そして来日から約3週間でこのようにニョキニョキとくるくるの芽が出てきている。とても愛らしい。葉が展開している時よりも、日々芽が伸びていく今の時期が一番魅力的にも思える。

 

 

サイスィア オーストラリス 同じように芽が吹きはじめている。これからの日々成長が楽しみである。

 

このようにくるくるの葉を見ていると、何となく自分の髪の毛と似ていてどことなく他人のように思えない植物。

 

 

さ~。皆さん。今が一番いい時ですよ。是非観に来てくださいませ。大阪営業所にて多くの人にお越しいただけるのをお待ちしています。

by くるくる三兄弟(ディクソニア、サイスィア、又右衛門)

マダガスカル ナショナルデー レセプションの翌日は、千葉大学において花葉会が主催するサマーセミナー&交流会に参加させていただいた。

 

 

私は、花葉会のセミナーへの参加が初めてであり、場所も少し迷いながらの開会前の現地到着となった。

 

セミナー会場に到着し受付を済ますと、ずっしりと重い資料を渡され、セミナー室へ移動、そして定刻にセミナーは開催された。

 

 

今回の花葉会サマーセミナーは、「東京オリンピック後の花・緑産業の未来を考える。~植物を介した健康、街づくり、人づくり~」がテーマで、興味深いテーマのため参加をさせていただいた。

 

セミナーの講師陣6名と各題目は下記の通り

 

●「花壇活動が人を街を変える~自治体や地域住民が求める植物とは~」

千葉大学環境健康フィールド科学センター 渡辺 均教授

 

●「住民参加型の花壇活動の推進」

東京都葛飾区環境部環境課 課長補佐 早坂幸一郎氏

 

●「植物セラピー効果とその活用法」

千葉大学大学院 園芸学研究科 岩崎教授

 

●「都市緑化における花と緑の多様性と可能性」

(株)日比谷アメニス 景観環境二部主任 水野 妙子氏

 

●「緑化ビジネスの新潮流」~今、お客様が求められているキーワードとは?~

(株)パーク・コーポレーション parksERs ブランドマネージャー 梅澤伸也氏

 

●「屋内メンタルヘルスケア緑化における様々な可能性」

~LED照明、ハイドロカルチャーの可能性~

(株)プラネット 代表取締役 大林 修一氏

 

以上の内容で各人約1時間の講演となった。それぞれの方々による特色ある講演は、

新たに学べたこと、自分の考えが検証されたものなど、役に立つ内容であり、

資料もしっかりいただくことができ、満足できる内容であったと思う。

 

更にその後の交流会では、講師をつとめられた方々や参加者の皆さんと情報交換をさせて

いただくことができた。そしてその話の中でもやはり良く取り上げられたのは、昨日の都内

であった企業とのミーティングでも取り上げられた内容と同じで、今は環境配慮やSDGs、

トレサビリティーの明確化は当たり前であり、それに意識がまだきちんとできていなけれ

ば花き業界や企業は問題であり、今後は厳しいであろうと・・・。私と思っていることと同

じであった。

 

また他には、普段の私たちの取り組みに関心をもっていただいた方から支援や協力の

言葉をいただけたり、学生と話させていただく機会もあったり、実りのある1日となっ

た。

 

そこで特に重要だなと思ったのは、解らないもの知らないものについては、自分の肩書など

関係なしに、たとえ相手が教授であっても学生であっても、勇気を出して、見栄を張らずに

聞くことができるかどうかであるということだった。これからも多くの人から学ばせてい

ただきながら、多くの人に大切なことを伝えていければと思う。

 

 

それとあと一つ嬉しかったのは誰とは言えないが、地球と人との関わり合いに対して同じ

問題意識を持ち、今後はどのように進んでいかなければならないかを考えている人

がいたことである。純粋に嬉しかった。

 

いつかその目的に向かって一緒に取り組んでいくことになるかもしれないという、

嬉しい予感も感じさせていただける素敵な1日となった。

今日は大事なミーティングとイベントがあり、G20で警備が強まる伊丹空港から朝一番の飛行機で都内へと向かった。

 

 

午前中はまず超大手である不動産や開発を行っている企業でのプレゼンの機会をいただき集中したとても良いミーティングができた。内容についてはここでは書けないが国際ルール遵守や環境配慮はもちろんのこと、国際的な活動やデザイン性、学習プログラム、さらに多岐にわたる異業種とのネットワークを高く評価いただき、今後に大いに期待するとのありがたい言葉もいただけた。

 

そして夕方からはマダガスカル共和国の独立59周年記念レセプション(マダガスカル共和国の独立記念日は6月26日)へ招かれ、さらに私たちの「みどりのサバイブプロジェクト(木彫り)」の紹介をする機会までいただけたので、会場であるホテルオークラ東京へと向かった。

 

集合時間にはすでにブースで出展される方々はお越しになられており、初めて出展の私たちは、ご挨拶をさせていただきながら、準備を始めた。そして間もなく私が客員研究員をつとめさせていただいている進化生物学研究所の橋詰さんが到着されたので荷物を運び引き続き準備を行った。

 

その後しばらくして隣で出展されるマダガスカルの文化・人類学の権威である深澤教授も到着され、一緒に準備を行わせていただき、レセプション開場前には全てのブースが準備を終え、来場者を待つばかりとなった。

 

 

しばらくして開場。多くの方がお越しになられ、入場されていく。そして一段落がついてきた最後の方で私も皆さんに続いて会場入りをさせていただいた。

 

 

入り口では駐日マダガスカル特命全権大使ラクトゥマララ閣下が出迎えてくださり、あらためてご挨拶をさせていただき会場内へと進んだ。

 


しばらくしてラクトゥマララ大使閣下による希望溢れる力強い挨拶で会がはじまり、来賓の方々の挨拶、そしてケーキカットが執り行われ、レセプションはとても融和ムードと活気の両方が満ちあふれた中、進行されていった。

 

私はレセプション会場とブースを行ったり来たりしながら、普段からとてもお世話になっているJICAの方々をはじめ多くの方々からご指導をいただいたり、情報交換させていただいたりすることができました。

 

またブースには各国大使閣下や政府関係者もお立ち寄りくださり、私たちの活動をご評価いただき、興味深いお声掛けもいただくことができました。

 

 

そうこうしているうちに2時間はあっと過ぎてしまった。最後に今回のレセプションや出展などで大変お世話になった大使秘書官の半田様と写真を撮らせていただき、今後も協力させていただくことを約束して、盛大に執り行われたマダガスカル独立59周年レセプションは終わった。

 

今回このレセプションを通じて強く感じたのは、ラクトゥマララ大使閣下の皆さんへのお心遣いである。ブースで飾り付けさせていただいている時から、再会の喜びと慰労の言葉を直接かけてくださった。

 

さらに要人が多く来られている多忙なレセプションの中にも関わらず、弊社が通訳として同行した学生とも一緒に写真を撮ってくださるなど、お気遣いの気持ちを大変ありがたく感じた。本来そのように厚かましいお願いは大変失礼であったかもしれないが、それを受け入れてくださった笑顔は、将来を担う学生に、素敵な心を受け付けることになったと思っています。

 

 

まさにマダガスカルの美しい豊かな自然と温かな人々を代表して来日されている方だということをあらためて感じました。私たちの学生以外にも多くの学生ボランティアの方々が参加されていたが、きっとその学生たちの心の中にも、しっかりしたものが芽生えた機会になったのではないかと思う。本当に感謝である。

 

同時期に私の地元大阪はG20で重要な会議が進められ世界中の注目を集めていた。しかし、このレセプション会場においてもパートナーシップやお互いを思いやる温かな気持ちの芽生えという、大切なものが若い世代に芽生え、近い将来、世界を動かす力につながっていくことになるのではと感じることができた。

ラクトゥマララ大使閣下はじめ多くの皆様には、本当に素敵な機会をいただき感謝である。

マダガスカルが代表する豊かな自然と文化、人々が溢れる素晴らしい国であり続けるために、「みどりの力」でお手伝いをしていきたいとあらためて感じることとなった私にとっても特別な記念日となりました。

 

 

来年の独立60周年が本当に楽しみである。その時にも呼んでいただけるように、世界に対し恥じない活動をしていかなければ・・・・・。