四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2014.12.01

出雲へ

この日は、恒例?神在祭のため出雲へ。
今年は12月1日に神迎祭2日に神在祭が行われる。
朝から準備をして、伊丹空港へ。飛行機は早朝便ではいつものボンバルディア

この日は、いつもながらの悪天候のため条件付き便で、少し心配だったが、多少は揺れたが全く問題なく出雲に無事到着した。

荷物をピックアップする回転テーブルでは、こんなかわいいのが出向かえてくれた。

そしてさらに到着口では、福引などのプレゼントもいただけ、歓迎をしてもらえた。
ちなみに私のガラガラ福引は3等で、商品の「そばパスタ」をいただけた。

 

その後、6年来お世話になっているドライバーさんの車で、順番に神社を巡らせていただいた。

今回は3年ぶり?に八重垣神社を詣らせていただいた。八重垣神社は、相変わらず女性が多く、
たくさんの人が、池にコインをのせた紙を浮かべ一喜一憂していた。
その光景をほほえましく見させていただきながら、次の目的地へと向かった。

その途中に、今回始めていく蕎麦屋さん「かくれ庵」で少し早目の食事をとることにした。

ここは今年ご成婚された国麿さんや典子さんも来られたことから、一躍有名になったらしい。
ただ大きな看板や宣伝もしていないことから、地元でも知らない人が多いとのこと。

メニューもいたってシンプルであり、お店というよりは知人宅にあげていただいて、お食事をよばれるといった感じである。

この日はまだ11時ということもあり、空いていたのでゆったり食事をいただけた。

このお店のメニューはいたってシンプル。量は若干少なめかもで、1人前では腹八分目であったが、まだまだ大好物のぜんざいも待っているのが楽しみであったので、ちょうどよく腹ごしらえをして次へと移動した。

 

そして素戔嗚尊が主祭神の須佐神社を訪れた。

 

素戔嗚尊さまは多くの神々の中でも、特に信仰させていただいているので私は毎年訪れている。やはりここに来させていただくと、違った何かに包まれたようになり温かさをおぼえることができた。本当にありがたいことである。

いつものように本殿、摂社も詣らせていただいた。

 

そこでワンポイントアドバイス!!
中にはご存知の方もいらっしゃるであろうが、出雲大社や須佐神社、八重垣神社などは、ご神体が私たちから見て正面側を向いていらっしゃるのではないため、ぐるっと270度回ったところから、せっかく詣でられたのであれば、そこからも手を合わされるのもいいのでは~~と思います。詳しい方や参拝者の方の中にはそのようにされている方もいらっしゃいます。

こんな感じで参拝を終え、その後近くのお店でみたらし団子と少し塩のきいたぜんざいをいただき、少し名残惜しさを感じながらも、今年も無事この地を訪れることができた喜びをかみしめ、とても幸せな気持ちに包まれながらこの地を後にした。

その後は、近くの多部神社をお詣りさせていただき、神迎神事が行われる稲佐の浜をめざした。

しかし今年は悪天候のため、浜での神事は中止となってしまった。

稲佐の浜での神事が中止になるのは21年ぶりとのこと。当然私も初めてのことでまさかの中止に驚いた。

結局この日の神迎神事は上の宮で神職の方だけで行われ、私は神迎祭が行われる神楽殿をめざした。

ここで昨年、稲佐の浜で知り合った みゆうさんと1年ぶりの再会をすることができた。

みゆうさんは、遷宮の時や先日の国麿さんと典子さんの婚礼の時などの奉納コンサートで歌われたり、出雲の関わる本を出版されたり、観光大使などの要職まで務められたりなどとても大活躍の方である。

そんな素敵な方としばらく神楽殿近くで待機しながら、はじめてゆっくりお話をすることができた。そうこうしているうちに時間が来たので、神楽殿にあがらせていただくことにした。

ただこの時は、かなり風雨が激しく、結構濡れることになってしまったが、お清めと勝手に思い、ある意味心地よさもあったのかも知れない。そして「神迎祭は天候が荒れる」という、言い伝えを身に染みて感じることもできたように感じた。

それにしてもこれだけの荒れようとは、さすが昨年の遷宮、今年の婚礼などで、多くの神々が集まり、素戔嗚尊さまが大喜びしているのであろうな~~と思ったりもしていた。

そして待つこと約2時間。神楽殿で無事神事は行われ、神々がおいでになるのを神職様と一緒に迎えさせていただくことができた。

そしてこの日全ての行程を終了し、みゆうさんたちと市駅前で食事をとった。先ほどもいっぱい話をさせていただいたのだが、ここでも話が尽きることはなく、とても多くのことを学ばせていただいた。さらに新しいことを一緒に始めようなどと1年前よりも意気投合でき、近い日の再会を約束して、楽しい宴を終えさせていただいた。そして時計に目をやると日付も随分前に変わってしまっていた。

そして次の日は、大社、摂社、日御碕、月読神社、稲佐の浜などを参拝し、最後にご縁横丁で楽しい時間を過ごさせていただいた。

今回の出雲では特に2つのこと感じた。

その一つは、あれだけ荒れていた天気であっても神事で神様が来られる時には、雨もやみ、何とも言い表せられない風がふき、訪れを体感できる。このブログを読んでいる人の中には、気のせいとか思い込みとかと思われる人が多いとは思うが、本当に感じられるのである。

先日の遷宮の時や国麿さま典子さま成婚のときも同じである。それまでは神の訪れを予告するかのように荒れていた天気が、実際のその時には静粛な時間に変わり、すがすがしい風と共に訪れを感じることができる。神のさせることとしか言い得ないことである。

これを無理に理解してもらおうとかとは全然思わないが、長い人生の中で、もし機会があればそんな時間を過ごされてみるのも良いのではないかと思う。

 

それと今回も多くの出逢いがあった。それは1年ぶりの方々との出逢い。その人からつながった新しい人との出逢い。そしてびっくりするような宝塚地元の人との偶然の出逢いなど・・・
ただ、どの出逢いもただ単に、ばったり会ったというものではない。
会ってそこから急速に始まっていくものを感じる。会うべくして会った。
引き寄せられるかのような出逢い、そこから拡がっていくものを感じた。

 

さすがの出雲の国であることを実感することができた。

本当に出逢いって素晴らしい。出雲って素晴らしいとあらためて感じることができた。

ありがとうございました。