四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.08.29

又右衛門 東北へ(後編)安代 花育プロジェクト!

深夜までの激論が夢であったかのような静かな朝を迎えた。そしてホテルの朝食をいただき、朝から満たされた気分であった。

そして昨日は三回目を迎える「花育」がありますと教えていただいたので、せっかくなのでどのようなものか見学に行かせていただいたのだが、私の勝手な想像では、りんどうを使った生け花かアレンジをするだけかなどと思ってはいたが、それは想像をはるかに超えていた。

りんどう生産者である斎藤正樹氏の作業場にて集合。そこにスクールバスが到着し、大きな声で「おはようございます!」と元気いっぱいの子どもたちが、10名ほど集まってきた。


そこでまず斎藤氏より今日の参加者の紹介と作業説明が行われた。斎藤氏の真剣なまなざしは、昨晩の激論しながら走り回っていた姿と全く異なる表情であった。

まず地元で生産されるりんどうの説明を行う。またおしべめしべの受粉の話など子どもたち全員の真剣な表情がとても印象的である。


そして少し離れた圃場へとスクールバスで向かった。そして実際に畑で育ったりんどうを前に、りんどうの説明と、収穫するタイミングなどを教えてもらう。

そして実際の収穫。子どもたちが大きく育った、りんどうの花を背伸びしながら一生懸命のぞき込んでいる姿がとても素敵に感じる。

そして収穫されたりんどうを再び、作業場に持ち帰り、今度は選別作業体験。全員が規格に合わせた選別を行う。

さらに流通用の箱作り作業も行う。

またアレンジ体験なども行われ、午前中で花育授業を終え、また元気いっぱい笑顔いっぱいでスクールバスに乗り込み帰っていった。

 

冒頭にも書かせていただいたが、見学させていただくまでは、地元のりんどうを使い、リサイクルした花器にアレンジなどを教えるものだと思っていたのだが、それだけではなく地場農業であるりんどうの説明から、生産から出荷までの農業体験も組み込まれており、本当に素敵な花育であると感じた。

 

このたった2日間であったが、自然、植物、生産者や子どもたちなど多くに人に触れ、大切なことをあらためて学ばせていただいた。その衝撃で心も身体も筋肉痛である(笑)

 

お世話になりました。ありがとうございました。素敵な2日間でした!!!

 

さて、宝塚でも地元産業である花卉園芸に関わる「花育・植育」をもっと積極的に取り入れ、地元理解と感性を高め、そして植物に触れながら地球全体を考える活動を企画中であるので、是非楽しみにしていただきたいと思っていま~~す。