四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日は、昨日と違って晴れていて、朝から日差しもきつい。そのような中、博覧会会場へ。
ホテルからタクシーで約30分、会場に到着した。
正面玄関付近には、多くの花を用いてモニュメントなどとともに植栽が施されていて、多くの市民が花と一緒に写真を撮るなどして楽しんでいた。
会場に入ると、まずはオンシジュームを用いた飾りが、私たちを迎えてくれ、中へと導いてくれた。
まずは正面に今回のメイン展示が目に入ってくる。
今回のメイン展示は5つで、詳細はパンフレットを
日本からのスケルトンフラワー。濡れたときに透き通って見えるユニークな物で多くの人が見ていた。
それと気になったのがこれ。ドラキュラ(モンキーフラワー)花は現物が展示されていて、花殻?は写真であるが、スカルそのものでとてもユニークに感じた。
会場内には、25カ国、320社が出展しているとのこと。来場者は一般が多く、小さな子供や高齢者も多く、商業展示会というよりは、一般向けのイベントのような万博の雰囲気である。
世界各国から出展されていて、日本からも出展していた。印象的なのはエクアドルからの出展で、恐らく先週の私も参加した中国(上海)の展示会から、続けての出展のようであろう、多くのスタッフがブースにいて、積極的に取り組んでいた。
またこのエキシビションパビリオン以外にも、物販パビリオンや、アウトドアガーデン区域などもあり、多くの人で賑わっていた。
中には玉虫を集めて絵にしたもの(写真上)や蝶(写真下)を使った装飾などもあり面白かった。
この展示会で感じたことは、先生が園児連れで来ていて、園児たちが花に見て触れて楽しんでいたり、家族連れがガーデンで楽しんでいたりしていたのが印象的で、とても良い花育の機会になっていると思った。
昼をまわるとかなり暑く、会場付近は恐らく気温30度ぐらいにはなっていたと思う。そしてしばらくし、ミーティング兼昼食のため会場を後にした。
次にソウル市内のサボテン研究所を訪れた。ここではサボテンや多肉植物の研究を行っており、育種や、関連資材の研究も行っている。
さらに世界から珍しい品種や、その他のデザットプランツを集めて展示、研究もしている。この他にもいて、ジーンバンク機能も持っているのが印象的であった。
そしてここでも研究所の方々と、ミーティングや意見交換などを行い、時間まで滞在した。
その後、今回の訪韓の2つ目の目的でもある高麗大学での講演?講義?に向かうのだが、この日のブログを書くスピードと体力が続かないので、日をまたいでしまうが次回にさせていただきます。
先週の中国に続いて、今週は、韓国 高陽、ソウルへの出張である。今回の韓国は、International Horticulture Goyang Korea2015(高陽国際花博覧会)からの招待での訪問。私は2013年にもお声かけいただき2回目の視察のための訪韓である。それと高麗大学において、弊社の取り組み(環境 学習 MATAEMONブランド)についての講演?講義?をさせていただくのが主な予定で、その合間に活動させていただいたことの中からいくつかを紹介させていただきたく思う。
早朝宝塚を出発し、出発2時間30分前に、関空に到着した。到着後少し時間があったので、朝食をとるため、出国審査前に空港内を探索すると私好みの和食バイキングを発見。そこは街角でよく見かける●●食堂で、そこがここでは朝のみバイキングをしているみたい。価格もとてもリーズナブルで、和朝食が食べられるので、とても気に入ってしまった。もし市内にも同じようなシステムがあれば、すごく賑わうであろうが、そうなれば採算が取れないだろうな~など、色んなことを考えながら、しばし和食を楽しんで、出発ゲートへと向かった。
すると今までになかったぐらいの長蛇の列。朝一番ではそんなことは無かったのに、さすがGWためなのだろう。そして時間的に結構厳しくなってしまい、慌ただしきチェックを受け、自動化ゲートをくぐり、何とか時間には間に合い、ほっと息をなでおろし搭乗をした。
いつものように機内では資料整理を行い、定刻に仁川空港に到着をした。
しばし仁川空港内を探索。
到着エリアでは、韓国らしさを感じる植栽が施されていて楽しませていただけた。
今回は、MPSジャパンの松島社長、クリザールジャパンの海下副会長、豊明花きの福永社長と、アテンド役のエーワールドの林さんと同行させていただき、それぞれ成田、中部、関空からここ仁川空港への集合となった。
そして、この3つの日本の空港から到着時間が1時間以内で、他国の空港に到着できることに、仁川空港のすごさを感じているうちに、全員集合となったので、早速、市内へと移動し、少し遅めの昼食をとったのちに、現代百貨店の「kukka」というフラワーショップを見学させていただいた。
*kukka 写真
ここのコンセプトは月極めで花を届ける宅配である。そのためかお店の作り込みはあまりしてはいないが、Facebookなどを活用し、比較的若年層をターゲットに販売を伸ばしているとのこと。価格は1000円強~。比較的リーズナブルである。私たちの対応している間にも、多くの人が訪れ関心をしめしていた。
心地よいスタッフの対応が印象的であった。
その後は車で移動。市内で両替を行い、近くにある古い街並みを少し探索した。
このあたりは、小高い丘のようになっており、趣のある家が立ち並ぶ。(写真は国を代表される人が昔に住んでいた家らしい。)
一帯は普通の生活地域であるが、最近は多くの観光客が訪れるようになったみたいである。その住居をおしゃれなカフェや店舗に改築したりしていて、良い雰囲気があるものの、基本は住宅街であるので、居住だけする人にとっては、頭が痛い部分もあるのであろう、至る所にマナー厳守の注意事項が張り出されていた。
ここは数回の訪韓ながら初めてで、また違った印象を与えてくれた。
そして、時間も遅くなってきたので、夕食をとるために移動した。
今回の夕食は、韓国の家庭料理。林さんや皆さんがよく知るお店である。
写真は私が大好きなチヂミ。日本でも普通のチヂミはどこでも食べられるが、緑豆のチヂミは手間がかかるため、提供している店がかなり少ないため日本では中々食べられない。私はこのチヂミが好きで、韓国に来れば毎食でも少しは食べたいと思っているぐらいである。
他に80歳のオモニのお手製の海苔巻やコムタンスープをいただいた。ここのお店は、韓国でもかなり少なくなってきた昔ながらの家庭料理を提供するお店で、とても美味しいため、若い人から年配の方まで多くの人で賑わっていた。
他にもヒットメニューに、オモニ特製の小豆がのったフワフワのカキ氷?のようなものもあり、味も食感もとてもよく絶品なので、近くに行かれる時は、立ち寄られたらいかがかと思います。
そうこうしているうちに、ミーティングを兼ねた夕食もかなり夜が更けてきたので終わりとし、各自ホテルの部屋に戻り、私は明日の準備を行ってから、深夜に就寝した。
22日は早朝に蕭山のホテルでモーニングブッフェバトルを繰り広げ、コーヒーも飲めないままに、後続して来られる先輩方を迎えに浦東空港へと向かった。
出発から約2時間半で空港に到着。待つこと約2時間で大阪、東京からのメンバーと合流でき、今回2つ目のミッションである上海新国際展示会場で開催される第17届中国国际花卉园艺展览会へと向かった。
空港から約40分で到着。
新しいこの展示会場はとても広く、近くで降車できなかったため、メンバーと約10分徒歩で移動し正面玄関に何とか到着。私のカバンを持ってくれるルウーさん。ありがとうです~。
会場に入ると、与えられた時間があまりないので足早に、展示会場内をまわった。
IFEXをはじめ日本の展示会が、肝心の植物自体の出展が少なくなり、園芸資材展のようになってきている中、ここはむしろ各国からの生花などの出展が増えてきているように感じられた。
恐らく今まで日本に出展していた企業や国が、中国にシフトしたように思えた。やはりIPMの効果であるのかもしれない。何とか日本の展示会も巻き返して欲しいものだと思う。
そのような中、日本からも元気よく出展しているカテゴリーがある。それはプリザーブド関連である。日本で活躍している企業はほぼ出展しているといっても過言でないと思う。
そしてブースや陳列もしっかり作り込みをされていて、多くの人が興味深く見ていたのが印象的であった。またその他にも日本からの出展もあり、私自身も興味をそそられた。
また、当然中国側のパートナー企業や紹介いただいた企業の方も、広いスペースでしっかりしたブース展開し、多くの人を招き入れ賑わっていた。
その他にも、とても興味のある商品の出展もあり、見学だけのつもりが、商談に至るまでの、個人的には結構満足できるものであった。
そして少し名残惜しいも、時間となったので会場を後にした。
その夜には、香港のトップクラスの貿易会社の社長との食事会を素敵な場所で持っていただくことができ、とても多くのことを学ばせていただいた。
続いて次の日も、上海で活躍されている方々をご紹介いただき、私たちの取り組みや、今回の訪中のミッションを伝えさせていただきとても有意義な時間を過ごさせていただきことができた。
このようなシチュレーションを作っていただけた師に本当に感謝である。
そしてその夜も業界メンバーとご縁のある方々が集い、遅くまで意見交換会&食事会で貴重な時間を過ごさせていただいた。
そして次の日、24日の朝。私は皆さんより一足先に上海を後にし、夕刻無事帰国した。
またまたありきたりの表現だが今回の訪中も素敵な縁に恵まれた。多くの皆様に心より感謝である。
ここでつながった縁がどのような拡がりをもたらしてくれるか本当に楽しみである。
夜、家に着けば出国前に7分咲きであった藤が見事に満開になり、私の帰還を出迎えてくれた。
今回は中国 蕭山で新設されるテクノパークと、上海で開催される花き展示会視察および輸出事業展開のための訪中である。
まずは昼過ぎ関空を飛び立ち杭州 蕭山空港へと向かった。
本年5月末プレOPENそして年末にグランドOPEN予定の巨大テクノパークおよび農業公園の進捗状況を確認の為に再訪させていただいた。
既に出来上がっていたオフィスビルは、前回訪れた社屋とは異なる近代的な建物であり、その新しさを感じながら正面玄関を入ると目に飛び込んできたのがこれ。
さらにオフィスルームに入ると、スタッフから拍手での出迎えていただけるなど、私のようなものに、少しやりすぎ感はあるが、照れくさいながらもモチベーションを上げていただき、旅の疲れを癒していただけるありがたいものであった。
そして一室でパートナーと再会の挨拶し、取り急ぎOPENを間近に控えた農業公園への視察へと向かった。
このテクノパークの敷地は全体で450haあり、農業公園だけでも15ヘクタールもある巨大な施設である。
この農業公園では、植物やそれらに関わる生産技術、デザインなど中国国内以外にも海外からの要素を多く取り入れた中国屈指の農業集約基地としての展開をめざしており、そこで私たちが日本国内外で提案をするMATAEMON ブランドや植物工場など、いくつかの分野で共感を頂いており、そのため今回の再訪に至っている。
現地の進捗状況は前回訪問時から比べると随分進んできているものの、植物などがまだまだ配置されていないため、広大な敷地にしか見えないが、1年後に多くの花や木々が植栽される姿を思い浮かべるととても楽しみに感じる。そしてその一画で私たち日本から何をどう提案できるかを考えると、さらにワクワクするものである。
現地での視察およびミーティングを終えると、中国側のパートナーが食事会を開いていただき、互いの時間が許す限り、多くの事柄についてディスカッションを行った。
そしてそのような楽しい時間が過ぎるのは早いもので、気がつけば結構いい時間になり、お腹もいっぱいになったのと、翌日はみんなで早朝に上海に移動するため、各自帰路につくことにした。
私はホテル到着後、中国でとてもお世話になっている西村氏と、さらに意見交換をさせていただいた後、ホテルの部屋に戻り、明日の準備を行ない深夜、眠ることにした。
初日は半分以上が移動時間であったが、素敵なパートナーとの再会が、元気づけてくれる
とても心地よい一日になった。
日本時間深夜にシンガポールを出発し、朝、羽田に到着。
午後には伊丹空港に到着した。
今回、オーストラリアとシンガポールを訪れて、南オーストラリアでの新しい出逢いに始まり、各ナーセリーでの再会。
さらにシンガポールでの様々な出逢いがあった。
初めて訪れた南オーストラリアのビクトリア州では、大自然に包まれながら、素晴らしい植物や人と出逢うことができ、
また新しいことが始まろうとしている。
クイーンズランドの、Station Creek Tree Farmでは、2年前に互いが力をあわせ、私たちの最後のミッションとして、日本向け輸出方法を確立させると、手を握り合ったときのままの、変わらずの温かく、そして熱い心に触れることができ、まさに今年その答えが出るかもしれない。
最後に訪れたガーデンバイザベイでは、私が日本でSole Agentをつとめさせていただいているビジネスパートナーからの生き生きした植物が多く立ち並んでいて、多くの人を魅了していた。その植物たちの雄姿を眺めていると、自分たちパートナーの偉大さと、その人たちのビジネスパートナーであることに誇りを感じるとともに、まだまだ小さすぎる自分と、色んなものへの足らなさを痛感させられたが、それと同時に多くの人が支えてくれていることを感じることができた。
そしてこの行程の全てにおいて、数年前Asakoさんを通じて知り合ったKaoriさんやMegumiさんに本当に助けられた。
縁というのは本当に不思議であり素晴らしいものであると思った。
巷では出逢いは赤い糸で結ばれているとよく言われる。私もそのように思う。
きっとDannyともそうであろう。それが互いを信じ、尊重した結果、細かった赤い糸が太いオレンジ色の紐にまで育ったように思う。
その証として願いを込めて、小さなボトルツリーにくくりつけてきた。
読んでいる人は全く意味が分からないと思う。ブログでは失礼な話であろう。でもあえて書かせてもらった。素晴らしきパートナーへの尊敬の意を含めて・・・・・
ロシア、オーストラリア、シンガポールと2週間で周り、まるで四季を渡り歩いてきたかのような感じすらしています。2週間で一つ歳をとったかもです(笑)
確かに疲れてないと言えば嘘になるかもしれない。でも多くの人に助けられて、それにも勝る大きなものを今回も得ることができました。
また新しく多くの扉が開いたように思う。縁という鍵によって・・・・・
相変わらずの稚拙な文章、誤字脱字ご容赦願います。本来なら人にお見せできるような文章ではないのですが、恥をしのんでアップしていることの本意を受け取っていただければと思っています。
ありがとうございました。
早朝、連日お世話になったクッキーさんの家を出発。渋滞に巻き込まれながらも無事予定通り、ブリスベン空港に到着した。
そしてここで今回もお世話になったMegumiさんとはお別れである。通訳もさることながら、常に笑顔を振りまいて、私たちをなごませてくれた。本当にありがたいことである。
また近いうちの再会と、互いの成功を約束し、笑顔で互いの目的地をめざした。
長かったような、短かったようなオーストラリア訪問もここで終わり、トランジット先のシンガポール空港へと向かった。
移動中はちょうど昼まであったので、そのまま置き続け、ひたすらデスクワークをつとめた。
たまった仕事や、稚拙なブログ原稿を書いているうちに、気が付けば6時間ぐらいが経っていた。
ただここから羽田行の飛行機まで時間があるため、シンガポールで一時入国をして、
Garden by the Bayへと向かうことにした。
入国審査を済ませTAXIに乗ろうと思ったが、あまりにもすごい行列に驚き、近くにあったシャトルバスに乗り込もうと考えた。
カウンターで聞くと、あと5分ぐらいで出発とのこと。シンガポールドルを持っていないが、ともあれ飛び乗ろうと思い、バス乗り場に直行した。
そこでスタッフに間に合いましたか?の問いかけに、OK ここで待て!と言われ、ホッと胸を撫でおろした。
それにも関わらず定刻にバスは来ない。結局ここで30分待たされることに。こんなことなら両替の時間が十分にあったと嘆いてしまった。
そして、シャトルバスにてガーデンバイザベイへと向かった。でも待たされるのはここだけではなかった。
ドライバーはコースを離れ、ガソリンスタンドに入った。それだけならまだ我慢ができるが、給油で並んでいたのだが、バスの前のタクシーが車を放置し、後続を待たせ、中のショップでゆったり過ごしているではないか。あり得ない。
さらにバスのドライバーもクラクションを鳴らしながらも、ただひたすら待つだけで、他の給油レーンへと動こうとしない。どうなっているのだろう。車を放置していくドライバーに、それを待つドライバー。どっちもあり得ない。そうこうしているうちに約20分を費やし、空港からガーデンバイザベイまでタクシーで約15分の距離をバスで1時間30分の時間がかかってしまった。
そのためにここで私の過ごせる時間は、約1時間になってしまい、どこのエリアを最優先して視察しようかと思いながら、足早にバスを降りると、そこには大柄の男の人が立っていた。
そしてその人にまさかと思いながら、声をかけると「Hi Kanaoka!」と返してくれた。ブリスベンのビジネスパートナーであり、師であり、友人であるStation CreekのMr Dannyが、ガーデンの要人に連絡を入れてくれていたのである。
そして私は彼に導かれ、スタッフカートに乗り込み順番に視察をさせていただいた。
まずは最重要のフラワードームへ突入。
ここには、今回訪問したパートナーのDannyから送られてきたグラスツリーやボトルツリー、キャサリンのパートナーである Joeから送られてきたバオバブなどをはじめ、とてもユニークなものが、これでもかというほどに植栽されていた。
正直私はこの光景に圧倒されてしまいそうになった。中には管理がかなり難しい植物も多くありながら、こんなにも素敵に並んでいる。確かに自生とは違うが、かなり力強い。
ただ茫然と立ち尽くす時間もなく、カートの乗り降りを繰り返し、スカイウォークなど全ての施設を足早に約1時間で駆け抜けた。
通常なら1日かけてもみたらない。要所だけでみても3~4時間かかる行程を、とても素敵な配慮で、強引ながらも1時時間少々で視察を終えることができた。
お世話になりました。本当にありがとうございましたと挨拶させていただき、お互いがお互いの背中を優しく見送ることになった。
このガーデンバイザベイでのあまりにもの素晴らしさに驚かされた。でもこの施設の植物に驚いたのは、恐らく一般の人よりも私の方ではないかと思う。
何故ならば、自分が追い求めてきただけにわかる希少性の高い植物を、物の見事に管理をしているからである。本当にすごい。さすが世界が認めるドクター タン氏のみができることであると思った。残念ながら今回は急すぎたため、面談をいただく機会は、いただけなかったが、いつの日かまた近いうちにお会いできればと思った。
そしてまた、降りた同じところでシャトルに乗り込むことができた。
今回は待ち時間は5分程度で済んだ。これで何とかシンガポールドルを持たず文無しで、入国したのだが、無事空港に戻ることができた。
そして空港の一角で時間と意識がある限りでこのブログを書いている。
さて後は、日本へ帰るだけである。羽田に午前中に到着し、午後には大阪に戻れるであろう。
少しホッと気分で、コーヒーをゆったり飲むことにしよう。
では、今夜もまた日付が変わってしまったのでパソコンを閉じることにします。
次回で最後です~~。無事帰国したら、最終稿をアップします。
早朝、お世話になったクッキーさん宅を出発。
この日は私が運転するためレンタカー会社に立ち寄り、私の名前の再登録手続きを済ませ、ビジネスパートナーのナーセリーへと向かった。
オーストラリアでの運転は、基本は日本と同じなので、違和感がない。
ただ日本ではないロータリーでの転回などが、慣れない私には強敵である。
それと厳しい交通ルールと罰金・罰則。
日本では10km/hぐらいのオーバーであれば、スピード違反で捕まることなどまずない。だがここオーストラリアでは、市街地にも監視カメラが多く設置され、数kmオーバーや信号無視などを記録され、後日違反通達が来るとのこと。
これには普段違反をしない私でも、かなり神経質になってしまった。
さらにレンタカー会社によっては事故の免責額が50万円。事故を起こしてしまった場合は損傷の程度に関係なく50万円が必要とのことで、それにも驚いた。これは慣れない日本人にとっては、かなりストレスとの戦いになるであろう。
そして出発から1時間強、いつもの川を渡り目的地であるStation Creekに到着。いつものように、Dannyをはじめ、皆さんが私たちを温かく迎えてくれた。
車を降り、家に入ると食事の準備をして、私たちの到着を待っていてくれた家族と一緒に、楽しい朝食をとらせていただいた。
朝食後、早速、昨年から日本向けに出荷準備を行っているザンソレア(別名グラスツリー ブラックボーイ)グラウカの仕上がり具合をチェック。
ご存知の方も多いが、このグラスツリーという植物は、土を落とすと、多くの個体がストレスなどから枯れてしまうのである。
だからと言って、日本向けに出荷するには、この作業だけは手を抜くわけにはいかない。
特に国際ルールを重んじる私たちにとっては、ひとかけらの土すら残すことができないのである。
その作業は重機でグラスツリーを吊り上げながら、高圧洗浄機で洗浄をするのだが、それだけでは確実には土は取れない。さらにノミのような細いものやブラシを使い、根を傷つけないように、まるで古墳の発掘作業の様な作業を、何度も繰り返していくのである。
それはとても気の遠くなるような作業である。
そのようにして、丁寧かつ正確に、一本一本仕上げていくのである。
生息地の土をそのまま使用したものと同様には仕上がりにはならないが、今回、色んな研究者とナーセリーオーナーと私たちで取り組み、チャレンジしてきた方法が、十分に発揮され、何とか良い感じで仕上がってきている。本当にうれしいことである。現地での努力に最敬礼である。
そしてもう少し養生させ、根が一定のラインまで張るのを確認できたものから順次、日本へと動かし始めることになる。
早いもので今春からの入荷になるであろう。是非期待していただければと思う。
そして、グラスツリーの確認を終えて、再びオフィスでミーティングに入った。
そして驚きの事実を聞かされる。それはザンソレア グラスツリーの輸出に関することである。その詳細については、確実な情報を取得してはいるものの、再確認ののち、皆さんに報告をしたいと思う。
ただこれだけは皆さんに言える。ここで出国待ちのグラスツリーが、無事 日本に到着した際は、どれだけ貴重なものになるであろうかということを・・・。
そして、さっきの驚きによって、多くのことが頭の中を駆け巡り、少し動揺はしたものを落ち着かせてくれたのは、温かい心のこもったランチであった。
どうですか~~。このボリューム。それもチキンのみ!
この料理が出てきた時、涙が出そうになった。私が前回、訪問した際に、チキンをおいしそうに頬張っていたのをおぼえてくれて、私にお腹いっぱいチキンを食べさせるために、他には何もつくらず、食べきれるはずもない量のチキンを焼いていてくれたのだろう。
私はこの料理を頬張った時、本当に熱い思いを感じ、今までの色んなことが交錯していたモヤモヤが吹き飛ばされたような気がした。
そして、ランチを終え、しばらくの間ミーティングを再開し、短かった素晴らしい時間を終え、ナーセリーを後にした。
帰る途中で、気になる可愛いボトルツリーを、次回用にマーキングをして帰った。
このマーキングの本当の意味を気付く人はいないと思うが・・・。
帰る途中の、すぐそばの広大に拡がった芝生が、いつもより、やけに澄み切って見えるように感じた。
そして、私たち一行はブリスベン市街に入った。ここでオーストラリアでの作業を手伝った若き助っ人を、留学のために残して帰り、レンタカーを返却し、宿泊地をめざした。
今日の宿泊も前日お世話になったクッキーさん(笑)が引き受けてくれた。連日の突然の訪問にも関わらず、気持ちよく放浪者のような私を迎えてくれる本当に素敵な方である。さらにここでも好物のチキンにめぐりあえ、心もお腹も満たされた気分になった。
そして少し冗談交じりの楽しいディナーを終え、私は再びパソコンに向かった。
ただ私が電池切れに近い状態であったので、2時間でギブアップ。日付も変わったのでオーストラリアでの最後の夜を、この行程において初めて広いベッドでゆったり眠ることができた。
さて明日から日本へ向けて、出発。
もう少し頑張ろう。
先日同様、朝5時半起床。
かなり眠い。連日の睡眠不足であまり頭がまわらない。さらに今日の最終目的地であるブリスベンでは、サイクロンの影響がまだあり、フライトの確約も出ていないので少々不安も残っている。そんな中、コーヒーと糖分を無理矢理、身体に注入して、気合をいれて手早くパッキングを済ませ、7時からのミーティングに備えた。
いよいよ。ここでの残された時間は午前中だけである。ただ昨晩済ませた準備通りで行けば何とか朝食を食べに行く時間もあるだろうと思っていたが、きっちりその期待は裏切られた(笑)
お互いこの仕事にかける意欲と将来性について語り合い始めると、アジェンタ通りには進まない。決して言い合いをしているのではない。自分勝手なことを主張しているのでもない。
ただ単に一生懸命、素直に互いの思いをぶつけあっているだけである。
そして朝食に行く時間もなく、用意していただいたスナックをつまむのが精一杯の状態で時間が通り過ぎていく。
そんな中、通訳をしていただけているKaoriさんも巻き込んでしまい、それぞれがヒートアップ。その場で続けるのが厳しくなり、しばし休憩をとりクールダウンをさせることにした。こんな熱い話し合いは久しぶりである。
そのように時間が過ぎていく中、きちんと活路を見出すことができた。それはお互いが強い期待感を持ち、互いを尊重していただいたからであろう。
そして彼は、「こんな遠くまで来ていただき、真摯な態度で向き合ってくれた人をこのまま返すわけにはいかない。あなたへの感謝と期待を込めて、特別なプレゼントとして、私たちのみが出荷できる素敵な品種の日本での独占販売権とレア植物の優先販売をします。是非よろしくお願いします。」と、そっと手を差し伸べてくれた。何とも言葉にできない瞬間である。
今でもその感触が手に残っている。毎日の作業でゴツゴツしているはずの手が、優しく力強く感じることができた。
そして、残された時間で、できるだけのことをすすめ、様々なレクチャーと、今後について話し合った。気が付けば残り時間を費やしてしまったのでミーティングを終え、ナーセリーを出発することにした。その際に、日本から持参したお土産を各人に渡し、また彼らも私にプレゼントを送っていただけた。
彼はこの場所において、金岡向けのプランテーションを計画しますとまで言っていただけき、あらためて手を握り合い、期待感、充実感、責任感を同時に感じながらこの地を離れることになった。
そして、ナーセリーからは到着からずっとそばにいてくれたオーナーの息子さんの運転で、空港へと送っていただき、無事夕方メルボルン空港まで到着した。
息子のサイモンさんと、最後の握手を交わし、彼らとの別れを惜しんだ。
そしてここで今回も通訳をしていただいたKaoriさんとお別れである。
彼女には本当にお世話になった。想い一杯で強く、時には方向性を見失うナーセリーの3名意見と、日本語すら怪しい私の熱い語りの狭間で、頭をフル回転させて頑張っていただけた。きっと彼女でなく、通常にエージェントに手配された通訳では、あきらめてできなかったかもしれないと思う。本当に自分は恵まれていると思った。
そして、あらためて彼女にお礼を告げて、ここで別れることになった。
そしてブリスベン行の飛行機をチェックインした。幸いサイクロンでの影響も、うまくすり抜け、遅れはしたものの、無事ブリスベン空港に到着した。
ブリスベン空港には、Kaoriさんの友人で、前回もとてもお世話になったMegumiさんが向かえに来てくれていた。
そしてここからレンタカーでナーセリーに向かう予定であったが、道中がサイクロンの影響で、向かうことができずブリスベン市街での宿泊を余儀なくされた。そしてホテルのブッキングをしていなかったので、どうしようかと思っていたのだが、Megumiさんが、親しい友人宅を手配していただけて、そこで明日朝、早くの出発をすることにした。
夜は、素敵な友人宅で一緒に食事をさせていただき、その後、明日の準備と、またまた今回の記録を深夜まで、時間を費やし、電池が切れたので横になることにした。
数時間の睡眠後、早朝起床。今日が本格的活動日になる。
まず朝7時 朝食前にナーセリーのオフィスでモーニングミーティング。
本日と明日の活動予定と今回のビジネスの方向性の確認。
8時30分から近くのレストランに移動し、朝食をとりながらも、打ち合わせ。
その後戻り、まずは自生しているところを散策。レアものやユニークなものを探しに行くことになる。
まずは、ディクソニア アンタルクティカが多く、自生する場所へ。
専門の方なら、ご存知の人も多いかもですが、日本国内に輸入され、流通している木性シダは、ほぼこの品種と言っていい。別名 ソフトツリーファンなどとも言われている。
この種の特徴は、ベアルートで入荷させても、発根、活着しやすいと言われているため、手がける輸入者も多いと思う。昨年の私たちの入荷テストでも発根している。
ただ現地に行かず、日本にて購入できるものには、私自身個人的にも興味が薄いし、日本のカスタマーも、私とパートナーシップをもっていただいている意味がないと思うので、何か面白いものがないかと探索。
早速自生地に足を踏み入れてみる。そんなに険しい道のりではないが、国内の整備されたナーセリーとは当然違う。
途中で野バラのつるに足を引っかけられたり、ヒルにくっつかれたり・・・。
日本であれば蚊に刺されただけでもネガティブであるが、ここではそんなな状況であっても興奮しているためか全く痛みは感じない。それどころかさらにエキサイトしてくる。
そのような中。日本ではないであろうユニークなタイプのもの実際にいくつか探しあててきた。早ければ今春には届くであろう。是非続報を楽しみにしていただければと思う。
続いて他の種のものを・・・
これはキャティア オーストラリス。この発音では通じず。サイアスィアと言った方がいいみたい。別名 ラフツリーファン。
遠目には、ディクソニアとほぼ同じ。一般の人なら、間近にみても違いを感じられないほど。
でもこれは品種の違いではなく、植物の分類自体が違う種であり、輸出にはクリーニングなどの手間が多くかかる。また輸入後の発根などの管理が難しいので、輸送にテクニックが必要である。
さらにワシントン条約の規制対象種でもあるため、手続きも煩雑になってくる。
それであれば、わざわざそのような多くのリスクを抱えてまで輸入する必要はないであろうと思うであろう。
でもこの種はディクソニア アンタルクティカに比べ、多くの欠点こそあるが、とても大きな利点がある。それは、ディクソニアが直射日光には、弱いのに対し、発根活着すれば、直射日光にも強いという屋外管理や庭植えにするのはとても大きな利点があるからである。これなら格段に活用範囲が広がってくる。
それら以外に、次のこのような品種のものを、自生していたり、ナーセリーで管理していたりしているものを見せていただくことができた。
Dicksonia(ディクソニア)では
Cyathea(サイアスィア)では
これらのように幹が黒光りするもの。ゴールドに輝くもの。シルバーに輝くものなど。
この中には、かなりのレアものがある。
シルバーのものは、葉を裏返すと、裏白の様にシルバーに光ることから、原住民が、裏返した葉を山道に敷き、道標がわりに利用をしたとのことであった。またニュージーランドのオールブラックスなどの紋章にも描かれているとのことを教えられた。
この中から厳選したものを、1年以上かかっても良いので、慎重に養生し、最善の輸送手段をとって、輸入をしていこうと思っているので、ご期待いただければと思う。あ
さらに進み巨大なツリーファーンに勇気と力を充電し、遅めのランチも兼ねて、近くにあるパークへ移動した。
今まではツリーファーンの下もしくは横を歩いて来たのだが、今度は上からディクソニアを見てみた。私たちは間近に触れて、見ることができても、このように上から見ることはここでしかできないのではないだろうか・・・。
天に向かって雄大に葉を広げる姿の美しさは、文明のないころの人たちには、許されなかった天のみぞが観ることができる素敵は光景であったのであろうと感じた。そしてそんな素晴らしい光景にしばし心を奪われたり、好奇心をあおられたりで、多くの時間を費やした。
そして、夕方からディナーに向かう。夕方と言っても日没が21時ごろなので、日本では十分、夜と言える。
ナーセリーから車を走らせ、港で、、さっと食事を済ませ、Great Ocean Roadの絶景にわずか10分程度であったが滑り込みセーフでギリギリ身を置くことができ目に焼きつかすことができた。
その景色の素晴らしさを伝えるには私の下手な文章や言葉はいらないと思う
もっと素敵な光景を見たい方はネットで観ていただければと思う。
Twelve Apostlesという名所であるが、本当に素敵であった。
しばらくして日没を迎え、ホテルに戻り、明日最終日のための準備を行った。日没が遅いためと、やるべきことも多く、気が付けば今日も2時をまわってしまっていた。
とうとう明日は最終日。残された短い時間で多くのことはできないが、簡単に来ることができる場所ではないので、できるだけることを伝えて行ければと思う。
おやすみなさ~い。
空港にはバージンエアでCAをつとめてられているKaoriさんが、迎えに来てくれていた。
Kaoriさんは昨年、ブリスベンのナーセリーとの契約に際し、私の語学力では、あまりにも足らないので、お手伝いいただいた方である。今回、メルボルンでの通訳が見つからず困っていた私を見かねて、わざわざブリスベンから、空路メルボルンに来ていただき、ナーセリーまで同行いただけることになった。本当にありがたい話である。
そして、迎えに来ていただいている今回初めて訪問するナーセリーの方々と合流し、挨拶を交わすや否や、早速車に乗り込みナーセリーへと向かった。
車の中では、初めて会う者通しでも、植物を愛する者同士であるのと、互いの期待感から、とても会話も弾む。
まずは、ナーセリーまで向かう道中の港でランチタイム。
さすが港での食事。新鮮な魚に、オーストラリアならではのボリューム。
ちなみにこの写真の料理はメニューには2~3人前と書いてあったが、結局6人でちょうどいいぐらいであった。
食事中も、陽気なナーセリーの方々との話は途切れることはない。両方の言葉を話さなければならない通訳のKaoriさんは、当然私たちの2倍の量をはなさなければならない。
本当に申し訳ないと思いながらも、初めて会った私たちの会話が途切れることはなかった。
そしてランチを終えて、17時ごろナーセリー近くの、宿泊するコテージに到着した。
そこで前の森へと少し案内をいただいた。
そしてニヤニヤした面持ちで差し出された木の葉を食べてみると
辛い!本当にペッパーのようである。こんな葉があるのだと驚かされた。他にも昔、靴紐にしていたらしいつる植物等を教えてもらい、山歩きを楽しませてもらった。
ここでナーセリーの方は、水遣りの準備で一旦、事務所に戻ったので、その後のディナーに行くのための再度ピックアップを待つ間に、コテージにある広場で、しばし動物と戯れた。
そして、長旅で少し疲れていたけど、愛嬌のある彼らのしぐさで心が和む。植物も良いが、動物もまた良いものだと感じた。
そうこうしているうちに、お迎えに来ていただけので、ディナーのため近くのレストランへと向かった。
今日のディナーはカツレツ。ドライブインのようなお店であったが、とても美味しかった。
ディナーの間も色んな話が弾む。さらに明日への期待感が膨らませながら、部屋に戻り、今日の打ち合わせの整理と、明日の準備をして、深夜やっと眠りについた。