四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2014.06.25

再び川内村へ

今朝は郡山からの送迎バスに乗り込み、川内村へと再び向かった。

前回は30年に1度という大雪に遭遇し、大阪に帰れず大事な担いをキャンセルしたというハプニングが記憶に新しい。

 

さすがにこの時期、天気は大丈夫と思っていたが、都内を出るときには雹が降るということもあったので、少し不安な朝ではあったが、空を見上げると大丈夫そうであったので一安心した。

 

今回は、また何のために川内村に来たかというと、私の青年会議所時代の先輩である岩本先輩が代表をつとめるコドモエナジー社の川内第一工場の落成・竣工式に出席のためである。郡山からバスに揺られ約1時間30分で新工場に到着した。
 

 

会場にはすでに川内村の遠藤村長をはじめとする来賓の方やプレス、大勢の出席者であふれていた。いかにこの工場建設が意義深く、多くの人に注目されているかがうかがえる。

 

そして式は、岩本社長のあいさつに始まり、衆議院議員、通産省、村長などと続いた。

 

 

青年会議所時代では、私が入会したときの委員長であったので、毎月のように岩本先輩の挨拶を聞いていたのだが、卒業すると、たまに食事などでご一緒することはあっても、改まって挨拶を聞くということがないため、とても懐かしい気持ちにもなれた。

 

今回この工場がすごいと感じることは、いくつかあって、まずは建物。

 

建物自体何と木造建築である。木造で工場を建設したということは、すごいと思うが、それより木造で工場を作ろうと思った発想がもっとすごいと思った。

 

そしてその中で製造されていくもののすごさ。

 

この工場ではルナ・ウェアという蓄光材の生産をする。このルナ・ウェアは2年前に内閣総理大臣賞を受賞した素晴らしい素材である。日本の技術としてきっと世界に旅立っていくのだと思う。言葉では説明しづらいのでご興味ある方は、ローズガーデンにもあるので見に来てくださいね~~。

 

そして何よりもすごいのは岩本先輩の発想力と行動力。

この商品を震災復興の一助としてここ川内村で工場建設し、製作していこうという考えもすごけりゃ、それに着手するまでの素早さ、さらにとうとう形にしてしまう力強さは、本当にすごいと思った。

 

私は以前から懇意にしていただいたので、進行中もいろんな話を聞かせていただいていたが、言葉に表せないぐらい大変だったと思う。到底普通の人の精神力では乗り越えられず、途中で挫折していたと思う。それにも関わらず、苦難を乗り越え今私の前で多くの人に称えられ期待され、輝きながら立っている。

 

 

そんな姿を見ながら、私は青年会議所時代の岩本先輩の言葉を思い出した。

 

「俺は言葉ではうまく伝えられない。だから自ら率先して行動し、汗をかき背中で伝える。」と・・・

 

まさにそのことを現実に形として見せていただき、大きな勇気と学びを与えてくれた。

 

ありがとうございました。

 

そうこうしているうちに式典も終わり、工場の説明もいていただいたのち、食事をご用意いただいているとのことで会場に足を運んだ。

 

 

これは地元でとれたものを、地元の婦人会の方々が料理され、皆さんにふるまっていただけたもの。

 

これもまた実に美味しかった。

 

 

特にイワナの塩焼きは頬が落ちるほどであり、そのほかにも多くの美味しいものがあり、高級レストランとはまた違う、お腹も心もいっぱいに満たされる、本当に素敵な食事であった。

 

そして食事を終え、岩本社長自ら陣頭指揮をとって再生させた古民家を見学

 

 

さらには富岡町へと足を運んだ

 

 

残念ながら、ここ富岡は復興どころか、生々しい津波の爪痕ばかりが目に飛び込んでくる。

本当に痛ましいばかりである。

 

 

でも決して死んでいるわけではない。きっと時間はかかってでもこの町もまた復興してくる。そう願っている。

 

そして再び新工場に戻り、青年会議所でお世話になった先輩たちと記念写真を撮り、この工場を後にした。

 

帰り際に改めてこの工場を見たとき、この工場は岩本先輩の生き様そのものだと改めて思った。

 

そしてこれから先輩とこの地で、花を通じての取り組みが始まろうとしている。

そんな取り組みに期待と責任感を感じながら、奮い立つ気持ちになることができた。

 

さ~~まだまだやらなければならないことが山積みである。

 

頑張っていくぞ~~。