四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ
MATAEMON'S THINKING BLOG
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今日はコルドバ近くのオリーブを専門に出荷するパートナーのところへ向かう。
まだ暗い早朝 ホテルをチェックアウトしバレンシア駅へと向かう。朝早いため人はまばらである。
少し早めについたのでCafeでパンとコーヒーでいただき、列車で経由地マドリードへと向かう。車窓から風景を眺めながらパソコンでデスクワーク。贅沢な仕事である。
約2時間でマドリード駅に到着。少し遅れての到着だったので乗り継ぎは待たされ感なく、コルドバへと向かった。
引き続きブログなどを書きながら、少し肩も疲れてきたので食堂車?でコーヒーを流し込み、緑で目をリフレッシュ。
約1時間45分でコルドバ駅に到着。そこには迎えに来てくれていたパートナーの姿があり再会と再訪できたことを喜び合った。
早速車に乗り込みナーセリーへと向かった。ここを訪れた目的は大変お世話になっているクライアント様ご依頼のオリーブを見つけるのと、ナーセリー提案のオリーブを拝見することである。途中は一面に拡がる麦畑が美しい。さらに6月には全面ひまわりが咲き誇り絶景である。
景色を観ながら約30分でナーセリーに到着。順次圃場を拝見。まずはオリーブ苗の生産を見学させていただいた。
続いてナーセリーから提案いただいた盆栽風オリーブを拝見。めざす方向性は悪くない。ただ日本の盆栽と向かい合うには、まだまだ仕上げに数年かかるであろう。
ただしそこまでの仕上げをめざさず安価で販売するのであれば可能かもだが、それには植物代に輸送代などを積算していくと、今の円安では苦戦必至である。せっかく私たち用にしっかり根を洗いココピートで植え込んでくれたので少し展開方法を考えてみようとは思っている。再検討である。
そして圃場を移動し古木が多くあるエリアへと向かった。まずは前回訪問時から気になり、今回再チェックを行ったオリーブと再会。今まで多くのオリーブに出逢ってきたが、このような特徴的なものは中々なく、提案の引き出しに入れさせていただいた。
続いてここのナーセリーで1、2を争うサイズの古木。樹齢は約1500年ぐらいであろう。日本国内の輸送では一工夫必要になってくるが、今後中々出会えないサイズなので貴重である。
他にはこのような珍しいアート作品のようなオリーブ。これがぴったりはまる現場があれば、最高の品であろう。このオリーブはイタリアへと向かう予定ではあるが、縁あれば私たちと結ばれるかもであるので少し期待をしておこう。
他にもいくつかのオリーブを拝見して、その中からいくつかの候補を目に焼き付けることができたのでナーセリーを後にした。
そして訪問のお礼にとエティハの街でかなり遅めのランチを一緒にいただいた。
スタンドでの食事ではあるが、職人技で生ハムを切り取り、盛り付けていく。芸術品である。脂ものっていてほんのり甘みもあってとても美味しくいただけた。他にもアテチョークなどを出していただけスペインを堪能した気分にもなれた。そして今後について話し合った後、次の目的地のセビリアへと送っていただけた。
ここで皆さんとお別れし、私たちはレンタカーに乗り換えて自力でドンベニトに向かった。そして再び緑に囲まれた風景を切り裂くように繋がっている自動車道をひたすら走り続け出発から約2時間30分でドンベニトのホテルに到着。翌朝は早く出発なのでホテルでの食事はとれないため近くのスーパーで夜と翌朝兼用のヨーグルトやチーズを買い込んでから、チェックイン。さすがにここ数日あまり眠れていなかったのでシャワーを浴びてメールの送受信だけ行って、ベッドに倒れこむことにする。おやすみなさい。