四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.11.26

又右衛門 メキシコ紀行③  ~マテワラからレアルデカルトセ~

さて2日目。お世話になったパートナーの家を出発。

少し肌寒いが良い天気で気分よく出発をした。

途中、コンビニのOXXOにて朝食をGETして、車中で食べながら目的地に向かう。

日本では観られない直線道路をひた走る。

その途中にパートナーは車を停めて何やら話をしている。手にしているのは一体何だろうと聞くと、ほうきなどに使ったりする素材とのこと。触ってみると確かにしっかりしている。

素材は何かと聞いてみるとノリナの葉とのことである。この地方では山手から採取し、このように束にして販売しているとのことである。

採取したノリナを製品素材にしていくまでの様々な道具を見せていただき、色んな仕事があるのだなと感心させられた。そしてパートナーは数束買い込んで、車の荷台に積み込み、目的地に向かった。

再び長い直線道路をひた走る。両サイドには、これでもかというほどに、ユッカ フィリフェラやカルネロサーナの群生が目に入る。一体何万本あるのだろうかと思ってしまう。

ただ面白いのが各種類、サイズごとに群生が分かれていて、どのような条件において棲み分けられているのかとても興味深く感じた。

そしてわき道に入り、山へと向かっていく。しばらくして車を停めて山策。花の咲いたカルネロサーナに遭遇。この花は食べられるとのことである。少し背が高くて実食はできなかったので、機会があれば一度食べてみたいと思う。

再び進むと比較的大きな サボテン イワオ(巌)に遭遇。イワオは日本名である。決して写真に一緒に写っている厳しい顔をした男のことではない。

そして写真のイワオの花芽を観ていただくと、直線で並んでいるのがわかるかと思う。実はこの並びは方角の東西を示しているとのことである。何ともへ~~~っと思わせてくれる。ありがたいサボテンである。

さらに山を登っていくと様々なサボテンに遭遇できた。本当に面白い。

次には、オレンジ色の糸のようなものを発見。恐らく寄生植物であろう。実に不思議である。

ただ遭遇するのは植物だけではない。険しい岩肌にも関わらずお馬さんに遭遇。お互い驚きである。このような散策を終え、山を下りてフィリフェラの群生を横目に見ながら次へと向かう。

軽くランチを終えて、間近の高台から全体を見下ろし、さらに魅力的な植物を探しながらひたすら歩いた。

その途中で、アガベがこの町でどのように使われているかを教えてもらえた。これはアガベ レチュギラからつくられる糸である。引っ張ってみても中々切れない。まるでデンタルフロスのようでもある。実際に裁縫などにも使われるとのこと。テキーラなどだけではなく、このような使われかたもしているのだととても興味深く感じた。

さらにアガベの花芽も食べられるとのことで、せっかくなので、宿泊地に向かう途中で、それが売っているであろう所に車を進めてもらった。

その村に向かうために山道を走らせ、片側通行のトンネルを抜けると、その先にはとても情緒深い小さな町に到着をすることができた。

そこはレアルデカトルセという街である。ここは観光地であるので、ここなら観光客用に販売されているであろうとのことで訪問した。

日曜日ということもあり多くの人でにぎわっていた。その中をしばらく歩いていると見つけることができた。

これがアガベである。アガベ キヨテ?の花を輪切りにしたものである。

これに、レモンをかけてしがむように食べる。実食するとほんのり甘い。そして繊維質の多いため食べきれないので、食べかすとして捨てるとのこと。サトウキビのような感じである。まだまだ他にもあるであろうが、アガベを様々な形で利用している。さすがメキシコであると感じることができた。その他にも植物が利用されていることをなども学ばせていただいたことに非常に価値があると言える。

実際、ダイレクトに仕事に繋がる情報ではないが、きっと何かで生きてくる情報なので本当にありがたく思えた。

本当は観光地であるのでゆっくり散策はしたかったが、時間に限りがあるため、後ろ髪を引かれる思いでこの地を後にした。そして再び車を進めて宿泊地へと向かう。その頃には陽も完全に落ちて辺りは真っ暗であるが、街中に入るとホテルの看板が見えてくる。

よくあるモーテルのような宿である。今日はここで宿泊。チェックインして部屋のカギをもらうと、早速部屋に車を横付けし、荷物を部屋に入れ、レストランに再集合をし、ディナーミーティングを行なって、各自部屋に戻ることにした。

私の部屋は、デスクがあったので、時差ボケで眠気があまり来ないのもあるので日付が変わるまで、このブログを書いたり、資料を作ったりしながら1日を振り返っていた。今日1日は、前日と同じような、とんでもない驚きがあった日ではないが、多くを学べ収穫の多い1日であることは間違えない。さて明日が楽しみなので、そろそろ眠ってみようと思う。
おやすみなさい。