四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.06.14

又右衛門 欧州へ。(イギリス)④~Bedgebury植物園、ランドスケープカンパニー訪問~

「AIR-POT」視察&研修の最終日は環境や植物の絶滅危惧種の保護に関わる「Bedgebury National Pinetum」を訪問した。

ここでは森林の役割や今後の気候変動の影響などについてなど、つきっきりでレクチャーしていただけました。

ここでも全てではないがAIR-POTが絶滅危惧種などの育苗や栽培に使われている。

栽培においてもその成果は明白であると「AIR-POT」の必要性を強く訴えていた。

その後、森林施設を案内をしていただけ森林のあり方などとても勉強になり、興味深くまたお話を聞かせていただけた。

その途中ではとても可愛らしい「Spotted Orchid」を見ることもできた。

また希少な里帰りした桜並木などを通り、中間地点である施設でコーヒーをいただき、研究者の彼とはここでお別れとなった。ただ一緒に歩きながら話を聞かせていただいたりする中で、互いの考える方向性も似ており多く共感できることがあった。

話によると、近々に来日されるとのことで、ひょっとしたら早い再会が可能になるかもなのでとても楽しみである。

その後も引き続き園内を歩きながら楽しませていただき施設を後にした。

そして車で移動。研修最後のランドスケープ会社であるWillerbyを訪問した。

この会社でも「AIR-POT」にて栽培管理を行った植物での植栽を強く推奨をしていた。

当初は「AIR-POT」を用いての育成は相手にされなかったが、「AIR-POT」による健常な植物によって、植え込みや管理など多くのところでプラスになり、イギリスにおける歴史的な大規模開発の植栽にも「AIR-POT」で栽培された植物が採用され成功をおさめることができた。今はなくてはならないものである。特に大規模開発では「AIR-POT」なしでは成功はないと強調されていた。

また「AIR-POT」で栽培された植物の底面は平のため、丸い根鉢と違いまっすぐに立つので、並木のような揃った植栽が要求されるところでは扱いやすいとのことであった。

 

また従来の方法でも樹木は栽培管理できるが、「AIR-POT」のおかげで数パーセントは枯れずに済んでいる。たかが数%と思うかもしれないが、何千万本の植物を扱う私たちにとっては、ものすごい数の植物の命を救うことができるとのことであり、経営にも大きく寄与しているとのことばがとても印象に残った。

最後には今後の情報提供もしていただけると力強い支援を受けて最後の研修を終えることになった。

研修終了後、ガトウィック空港に移動し、ここで3日間お世話になったジェイミーとジョージーとお別れ。

本当にお世話になった。彼らの素晴らしい研修プログラムに感謝である。本当に多くを学ばせていただけた。この学びを日本に持ち帰り伝えていきたいと思っている。

そしてこの3日間。日本語すらまともに話せない又右衛門の難しい通訳をしていただいたYUKOさんともお別れである。本当にお疲れ様でした。おかげさまで充実した訪問となりました。ありがとうございました。この場からもお礼を言いたいと思います。また再訪した時にお会いできるのが楽しみである。

そして私とNobuhiroは、国内線でニューキー空港へと向かった。

約1時間でとてもコンパクトなニューキー空港に到着。ここからホテルに移動してチェックイン。日没の22時までに少し時間があるので、周辺を散策した。

海沿いの宿泊地周辺はとても美しく素敵な風が吹いていた。

明日も一日歩きまわることになるであろうから、できるだけ早く横になれたらいいなと思いながら、ひたすらコーヒーを流し込みながらジェイミーやジョージーにお礼のメールを書き、いつの間にか机でパソコンを抱えるように寝てしまっていたようである。まるで高校の定期テスト前のようで面白おかしく感じた。さてと、きちんとベッドで寝なおして明日に備えよう。とても楽しみにしていた1日が待っているから・・・・・。