四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.10.24

又右衛門、千葉へ。〜一味違った試練〜

先週の土曜日は地元のだんじり曳行のお手伝いをし、にこやかに街を歩いたのだが、翌日の日曜日になると体に異変が。

少し腰とお腹に違和感があったので、腰にはシップを貼りながらデスクワークを行っていたが、夕方ぐらいから痛みが増してきて、夜には痛み止めを飲みながらコルセットをしなければパソコンに向かい合えなくなり、とうとう座っているのがかなり苦痛になり、今日はあきらめて寝ることにしようと思ったが激痛で立ち上がることができず、結局お風呂にも入れず、もがきながら何とかベッドに入り翌朝を迎えた。

翌朝になってもその痛みは衰えず、座薬のボルタレンと飲み薬を併用して、ボンレスハムさながらにコルセットで腰を縛り上げ、何とか車に乗り込み空港へと向かった。
さすがに今日はいつもの少し離れた格安駐車場ではなく、空港の駐車場に停めることにして搭乗口へと向かった。

空港内では、同行者に持ち物を預けて、ペンギンのようにヨチヨチ歩きで進む。人が横を通る抵抗ですら身体が横にぶれるような感じになり、そのたびに激痛がはしり、顔をゆがめながらの搭乗となった。ただそのような状況でありながら外に目をやると虹がかかっていて何らか良いことがありそうな予感もある出発となった。

その後飛行機は、少し遅れはしたものの大きな問題もなく東京に到着。そこで都内で活動していただく新しいスタッフと合流。一緒に外房線で目的地をめざした。

目的地に着くまでは、今日のプレゼン資料を再チェック。少し気になる所や思いついたこともあったので、移動中に資料を更新させ、駅にてプリントアウトを行ってくれた。今回の新しいスタッフは、私にないもの、欠けているものを多く持っているので多くを助けてもらえる。期待の助っ人である。

しばらくして駅に到着。そこには現地集合で、今回のご縁をいただいた先生と、私たちの研究スタッフが待ってくれており、これで全てのメンバーが無事に集合することができた。

ランチミーティングを行った後、市庁舎へと向かう。そしてプレゼンの準備を整えて、定刻にミーティングを開始することができた。内容についてはまだ現段階では控えるが、市長、副市長、担当の要職の方々が参加された中、私たちの行った環境調査の報告と、この問題に対する解決策を併せて提案をすると、今までにない取り組みだと、とても高評価をしていただいた。

さらにバラエングループとして、「人と自然が共生する“まち”づくり」の提案をいくつかさせてもらったところ、方向性が合致していると強く共感をいただけた。今後はさらに議論を深めていきながら、課題解決を行い、今日この報告が終わりではなく、ここから共に始めようということとなり、次回に向けての一歩を踏み出すことになった。これからどのように展開していけるか楽しみである。

その後、また別の街にて、ユニークな天然資材を駆使して、農業に関わられている先生にご挨拶の機会を得ることができ、時間の関係で立ち話にはなってしまったが、貴重な提案をいただけたので、日を改めてまたお伺いしようと思っている。
そして、大急ぎで駅に向かい、飛行機に間に合う最終の特急に駆け込むことができた。といってもペンギンのヨチヨチ歩きの駆け込みであったのだが・・・・・

特急列車の中では、真っすぐ座れない又右衛門を助けるような形で、車内ミーティング。明後日からの大切な講習会の打ち合わせを行い、あっという間に東京駅に。

ただ東京駅に着いたと言っても、京葉線のホーム。そこから山手線のホームまでの長距離を引き続きヨチヨチ歩き。行き交う人が多い夕方の構内をすり抜けるように歩こうとするが、動きが鈍いのに加えて、見た目普通を装っている又右衛門に容赦なく歩行者が向かってくる。そのような中、何とか山の手線とモノレールを乗り継いで、無事空港に到着。飛行機にて帰阪することができた。

今日一日、正直痛くてたまらなかったが、無理をしてでも価値あるミーティングであったと言える。
痛みの意味は違うが、これから歩んでいく道は、険しい時もあり、痛く苦しい時もあるだろう。そしてそのような時に屈んでしまって足を止めてしまうと何も動かず、むしろ硬直し動けなくなってしまう。
しかしそのような時でもこれも試練と思い歯を食いしばって前に向いて歩いて行くと、痛みすら判らなくなるような素敵な出逢いが待っている。そのような気がしながら痛み止めを飲み続ける又右衛門であった(^_^