四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2021.10.09

千葉県立中央博物館 令和3年度特別展「ばらのすべて~All about Roses~」内覧会

前日の8日に都内に入り、午前中は年に1度の講習に参加し、午後は大事な会議に参加し、夜食を買い込んでホテルでデスクワークをしていたところ、スマホの緊急アラートが鳴り響くと同時に強い揺れを感じた。

地震である。その揺れは結構強く、お気に入りの常宿であるリーズナブルなホテルの7階は、しっかり揺れ、かなり怖さを感じた。手にしていたコンビニのフランクフルトを落としてしまい、悲しさも加わり、しばし呆然とした。
停電はしていなかったが、部屋の外に出てみるとエレベーターは停止しており、その揺れの強さを物語っているようである。

しばらくして、落ち着きを取り戻し、エレベーターも動いたため、フランクフルトを買い直すのと、明日の移動が不安なので確認のため駅に行ってみると、山手線はじめほとんどの電車が止まっており、駅には多くの人が不安げな面持ちでたまっている状況であった。

部屋に戻っても興奮気味のために寝付けなかったが、おかげで溜まっていた資料に少し手を付けることができた。

翌朝は大幅にダイヤが乱れていたが、何とか乗継ぎ、千葉駅に到着。バスと徒歩で今日の目的地である千葉県立中央博物館へと到着した。

千葉県立中央博物館では、明日10月9日から始まる令和3年度特別展「バラのすべて~All about Roses~」の開催に先駆けた内覧会があり、特別の御招待をいただき参加した。
館長のご挨拶にはじまり、今回ご縁をいただいた御巫さまの展示物の説明を拝聴したのち、早速展示会場へと向かった。

会場に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのは、ドーム兄弟の器である。
残念ながら私の写真ゆえうまく写っていないが、とても美しく一見の価値がある素敵なものである。そう感じると同時に、昨夜の地震でよく無事であったなと思い、聞いてみたところ建物は免震構造になっているとのことで、さすが博物館と思った。

この展覧会は、バラの新品種や生産物の実物ではなく、バラの貴重な絵や書物などから歴史について触れられるもので、博物館ならではの展示で、多くを学ぶことができた。

そしてその一角に、大正13年や昭和初期に発刊した薔薇園植物場の植物カタログが展示されており、この頃から国内だけでなく欧米などと貿易をしていたことが書かれている。
現在とは物流の便利さも全く異なり、戦前、戦中、戦後と動乱の時期にも関わらず取り組んできた祖父である金岡喜蔵(二代目金岡又右衛門)には、まだまだ足元にも及ばない気がした。

お世話になった主任の御巫さんと、いつも多くを学ばせてもらっている宇田川さんと一緒に記念写真を撮って、時間の許す限り植物談義を行った。
そして、まだまだ不安定な交通事情の中、帰路につくことにした。

今回も地震によって体が揺さぶられ、バラの歴史に触れ、心が揺さぶられたような感じがした。
ともあれ今回の地震では、大きく影響を受けた方もいらっしゃるかと思います。お見舞いを申し上げますとともに、今後余震などでの被害がありませんようお祈りしています。

羽田空港に着いた頃には、夕陽が落ちていた。とても意義深い関東の出張であった。