四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2021.05.31

日本植物園協会第56回大会 開催

私が正会員として参加している公益社団法人 日本植物園協会の第56回大会が、27日にオンライン形式にて開催された。

COVID-19の影響で昨年の牧野植物園は中止、本年度の東山植物園もリアルでの大会開催は叶わなかった。私たちは両園とも以前から交流しており、リアル開催を楽しみにしていたので残念である。しかしながらオンラインであっても会員の方々と交流は、いろいろと情報交換ができるのでありがたい。

27日は13時に大会が開始され、まずは開会式。日本植物園協会 会長である岩科氏より挨拶があり、次いで名誉総裁である秋篠宮皇嗣殿下からのおことばを賜った。
ご存知の方も多いと思うが、秋篠宮皇嗣殿下は植物にも大変お詳しく、学ばせていただくことが多くある。また常に探求心もお強く、私たちが広島市植物公園に日本一のバオバブ移植プロジェクトを行った時にも、バオバブをしっかりご観察なされ、その場で様々な見識からのお話を聞かせていただき多くを学ばせていただいた。さらに私たちのバオバブ サバイブプロジェクトを高く評価いただき、労いのおことばまで賜ることとなった記憶がよみがえった。

この日のプログラムは、開会式の後、協会表彰、ナショナルコレクション認定、主催園の東山植物園の事例紹介が行われ、しばし休憩。
休憩後は各委員会報告、そして分野別会議では、新しく入会された団体もあるため各自簡単に自己紹介と秋の視察研修についてなどを話すことになった。
その後、再び全体会議に戻り、各分野からの報告と次期開催予定の植物園からご挨拶があり、定刻に閉会となった。

日本植物園協会の大会は、植物において学術と現場の専門家や学者の集まりだけあって、その発表には驚かされることが度々ある。
そしてこの会に出る度、本当に植物が大好きで研究に打ち込んでいる方々からの刺激は大いにパワーと学びをもらえる。すでに次年度の開催が楽しみである。