四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2021.01.09

えべっさん。宵えびす参拝。

新年が来るのと同様に、十日戎も毎年やってくる。両親に連れられ、ただ単に夜店でリンゴあめを買ってもらえることが楽しみでついていくのが始まりであった、えびす神社参拝。ほとんど毎年のように通うようになってから、もう50年になる。

そして私がバラエングループに入り、代表を担う少し前ぐらいからは、スタッフの有志と一緒に参拝をしており、ある意味非公式ではあるが社内の年中行事のようなものになっていた。

しかしながら今年は、COVID-19の感染が拡大し、万が一スタッフが感染すると、現場やお客様に多大な影響をおよぼしてしまう恐れから、私と限られた身内だけで、感染対策をしっかり行い、それも一番空いているであろうという予測のもとに、初日9日の朝早い時間に西宮戎を参拝することにした。

その予測が正しかったのか、近くの駐車場に停めることができ、いつもならかなり混雑する赤門も、しっかり人と人の距離をしっかりとりながら通ることができた。続いて毎年いただくお札や吉兆をお納め、1年間のお礼を伝えた。

順路を進んでいくが、露店販売がないためと、人が少ないため、いつもとは全く違う光景で、とても落ち着いた気持ちで境内を歩くことができた。

毎年のようにお札を授かり、本殿にて1年間のお礼を伝えたが、本殿までも全く空いている状況であった。

さらに振り返ると「大マグロ」は奉納されていた。いつもであれば長蛇の列で写真を撮ることもままならない程だが、今年はマグロの体にお金をはる行為は一切できなくはなっていたものの、簡単に目の前で観ることができた。

そして摂社末社を拝み、いつもの吉兆店である「福富」さんへと向かった。
「福富」さんでは、私たちがこのような状況の本年であっても参拝に来ることを確信していたのか、弊社会長への贈り物までもご用意いただいていた。ありがたいことである。

今年はいつもと少し違う縁起物を購入し、1年間の商売繁盛と互いのしあわせとを願って威勢のいい掛け声のもと手を打っていただいた。

これも毎年と同様、神楽殿にてご祈祷いただき、その後、荒祭宮を参拝し、全ての参拝を終えることになったが、恐らく時間的には例年の5分の1ぐらいであったような気がする。

露店もなければ、お化け屋敷もない。人も少ない中での参拝で寂しさを感じることもあったが、いつもよりゆったりとした気持ちで参拝できたことは、とてもよかったと思う。

是非来年は、少々大変でも今までのように混雑する中を、笑いながらスタッフとともに参拝できるようになっていて欲しいものである。
そのためには、スタッフも私も健康であり、そして会社も健康でなければならない。さらに社会も健康でなければ私たちだけが元気であっても意味がない。

えびすさまにお願いしたみんなの繁盛を1日も早く叶うことを願ってやまない・・・