四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2020.06.27

全国花卸協会理事会と大阪青年会議所セネター会総会

昨日の午前中は、ミーティングで尼崎まで出かけており、何とか良い着地点を見つけることができたので意気揚々と車で移動をしていた。その途中でアクシデントがあり、かなり予定が狂ってしまったが、レスキューに助けてもらって、次の予定ギリギリに営業所まで戻ることができた。

 

帰所してすぐに、今回はWebで行われた全国花卸協会の理事会に出席した。この協会でのWeb会議は初めてではあったが、無事進行され、近くにも開催される用意が着々と進められた。

 

また自由討論では市場における仲卸の地位や役割などが議論され、とても有意義な時間となった。

市場によれば、現在は在宅セリや前売りだけで行っているが、今後もそのままのスタイルで運営されていくかもしれないとのこと。そうなれば今まで当たり前であったひな壇に買参人が並ぶオークション会場でのセリが大きく変化することになり、市場内仲卸の役割、存在意義も大きく変わってくると言える。

 

これまで、手セリ方式から機械セリ方式に変わっていったときにも大きな転換期と感じたが、今回の取り組みが実現すれば、それ以上の転換期であり、市場内の仲卸にとっては、とても重要な判断をしなければならないかもしれない。

 

これからは市場⇒仲卸⇒小売りというスタイルは薄れていき、それぞれが花き業界において独立した存在にならなければならないと思う。私たちも仲卸という立ち位置を越え、生産にも関わり、小売りもしていかなければならないであろう。

そしてある程度のボリュームが必要となるであろうから仲卸同士がアライアンスを組むか、企業合併をしていかなければならないのではないか。

 

良いか悪いかはまだ何とも言えないが、業界再編をCOVID-19が急がせたのは事実ではないだろうか。いずれにしても、先と足元との両方をしっかり見ながら進めていかなければ、大きなうねりに流されてしまうだろう。そうならないために垣根を越えた新しい取り組みをしていく必要があるが、それはそれで色々な声をいただくことになるかもしれない。

 

しかし、私たちにはやらなければならないことがある。それを達成するために舵を取ることに良い意味で震えを感じる。

そして、Web会議終了後、慌てて大阪青年会議所セネター会が開催される帝国ホテルへと向かった。何とか開会までに会場に滑り込むことができたが、すでに多くの諸先輩方が着席されており、多くの方にお声掛けいただきながら、十分に間隔がとられている席の一つに着いた。

 

総会はセネター会 山本会長の挨拶に始まり、本年度理事長JCI副会頭の挨拶の後、審議事項、決算報告など承認され、無事滞りなく終了。続いて講演となった。

本日の講演者はニューヨーク州弁護士である山口真由先生。山口先生は「そこまで言って委員会NP」など、TVでよく拝見する。

「アフターコロナの日本」と題して、コロナや経済や世界情勢などタイムリーな話題について、わかりやすい優しい口調でお話しされていた。そのような口調でありながら、ご自身の意見をビシッと発言された講演で、あっという間に1時間強の時間は過ぎ去った。

その後部屋を移動し、懇親会に参加した。懇親会ではフェイスガード着用の食事で、かなり違和感があるものの、皆さんの元気な顔を拝見することができ、このような厳しい情勢であっても、経済人としてしっかり歩んでいかなければならないと感じることとなった。また最近は多くの人が集まるような会議から離れ、Web会議などが多くなってきているため、尚更このようなリアルな会の大切さを感じる。

 

今日は久しぶりにスーツを身に纏い過ごした1日。汗だくにはなったが、収穫の多い一日となった。