四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.12.04

松市をむかえて

松市の開催が近づくと、卸売業としては、いよいよ年末商戦に突入した感が高まる。そして今年もその時期がやってきた。

花き業界以外の方々にはなじみがない「松市」というワードかと思いますので、簡単に。

通常の生花や、鉢植えなど花き市場流通するものはセリなどで日々取引がおこなわれるが、迎春用の重要品目である「松」「千両」「梅」「万年青」などは、日々のセリではなく、大市として特別日が設けられ、基本 その日に全てが集約され、販売される。特に関西の花き市場ではそのような傾向が強い。その大市の最初を飾るのが「松市」である。そしてその松市が明日開催される。

そして私たちの立ち位置である仲卸にも、全国を代表する松生産者や団体から続々と入荷が始まった。

普段、私は仲卸部門の現場に顔を出すことは少ないが、この時は、やはり状況が気になり、のぞき込んでみた。

北は秋田から、南は愛媛まで、特別な生産者、その中でも厳選された逸品が多く届いてきており、その品揃えをみれば、スタッフが目利き力を高め、さらに生産者の方々と信頼関係を深めている事がうかがい知れ、とてもうれしく感じた。

手前味噌と言われるかもしれないが、1年間大変お世話になっているお客様を、胸を張ってお迎えできる品揃えであると思う。


明日の松市が楽しみである。