四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2011.03.24

被災地に向かう宝塚市立病院の医師達

昨日、宝塚にあるホテル若水において、役員を務めさせていただいているTSクラブの定例会に出席をしてきました。
TSクラブというのは宝塚の植木関係者により結成され、まもなく50周年を迎える歴史のある団体である。私なんかは若造の若造である。
今回の定例会の講演会は宝塚市民病院の院長が忙しい中来てくださった。
講演では病院経営の現状と今後についてをお話しいただいた。
院長は自らを飾ることなく、誇張することなく、実直に病院経営について話をしてくれた。
無知な私は病院経営はあまり頭を使ったり、戦略を考えてしているとは思ってはいなかったのだが、話を聞いてみるとそうでもない。
現状の大きな赤字をプラス転換にするための内部改造に始まり、設備投資などいろいろな改革を行い、多くの患者を迎えれるようにしてがんばっている。
それは、お客様=患者ともいえるだろう、腕のいい医者を獲得すれば患者が多く集まり、利益が上げれるなどは普通の企業経営と何ら変わりはないと感じ、今まで以上に親近感を覚えることができた。
そして、その講演の中で被災地に送りだす職員たちの話が出た。
この宝塚市民病院からもチーム結成をし、1日半ぐらいかけて車で被災地に向かっているとのことだった。
それも、車も用意し、食事も燃料も全て積み込み、被災地の大事な物資を使わず自己完結できるように装備し、出向いているとのこと。
もちろん現地では寝袋で寝泊まりしているとのことだった。本当に素晴らしいなと思った。
今日また、原発で被爆者がでてしまった。
当然このようなことが起こるのは想定内であろう。
現場で作業する人たちには、家族や友人もいる。でも逃げることなく任務を果たそうと勇敢に立ち向かってる。
私には神風を連想してしまう。無えが痛む。
このようなみんなの思いが形、行動となり、またいづれ強い日本が形成されていくのだなと感じた。また作らなければならないとさらに感じた。