四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

今日は、いよいよバオバブ掘り起こし作業のため、いつもより緊張のある朝を迎えた。

 お昼ご飯は無いまま一気に掘り上げる可能性が高いため、いつもより多く食事とり、コーヒーをしっかり身体に注ぎ込んで、バスとオフロード車2台にて、テレビ局2社とスタッフ、関係者で現地へと向かった。私はJoeの息子のJoyのクルマに乗り込み、士気を高め合いながら向かった。


そして約30分で現地に到着した。そしていつものように、植物への日々の感謝と出逢えることができた喜び、そしてこれからのプロジェクト温かく見守ってほしいと伝え、準備を進めていった。

 まずは周囲に作業地域の表示を行い、装備を整えてクレーンに乗り込み、輸送可能な最大限を超える枝を切り落とす作業を行った。

 

 

続いて、いよいよ掘り起しである。木の幹から2mぐらいの位置から、横根の位置を確認し、順次丁寧に掘り起こしていく。

 深さは約1.5m掘ったところで固い土の層にあり、おかげで直根は、そこでうまく止まっており、遠目にはいい感じであるように見えた。

 そしてバオバブを斜めに倒し、実際に近くで根の状態を確認。思って以上に、とてもいい状態であることが確認できた。そして最終直径約4mのルートボールにしあげ吊り上げるようにした。

 吊り上げは、木を傷めないように幅の広いソフトスリングを使用し、ゆっくり丁寧に吊り上げた。



そして、控えていたトレーラーに、根と胴体を傷めないように、パレットとタイヤとカーペットなどでしっかり底上げ、さらに養生して、自重による木への負荷の低減をおこなった。

 

このような水分を多く含む植物、特に大きなものの場合、一点に負荷が集中させてしまうと、その箇所の組織が壊れ、大きなダメージとなってしまうからである。さらに場合によっては、そのことが枯死につながることも有りあえるので、特に慎重にやらなければならない作業である。

 

そのようにして慎重に慎重を重ねて積み込み、しっかり固定をした。

そして、バオバブをメンテナンスができる施設まで移動させて、気がつけばランチどころか休憩ほとんどとることも無く、集中して取り組んだため、無事予定していた作業をしっかり行い、今日の作業を終えることができた。

 

 

今日一日の作業は、実際にバオバブを掘る人、運ぶ人、それをオペレーションする人、記録する人など、それぞれのスペシャリストが、互いの役割をきちんと理解し合い、気持ちを高め合うことで、時間内に最高のパフォーマンスを発揮することができ、充実感を得ることができた。

 

まだこのプロジェクトは始まったばかりであるが、今日一日は、私の今までの人生の中でも、何本の指に入るとても記憶に残る日になったと言える。

 そして多くのプロフェッショナルと一緒に行った仕事から多くを学ぶことができる素晴らしい機会を授けてくれたバオバブにあらためて感謝でいっぱいである。そのことをかみしめながらホテルに帰る途中、今までの自分の活動が思い起され、こみあげてくるものを抑えきれなかった。



興奮も冷めやらないうちにホテルに到着。さっと着替えてみんなでディナーをいただき、互いの健闘をたたえ合った。

その後また部屋に戻り、デスクワークなどを行い、夜もかなり更けたので眠ることにした。



あ~~とてもエキサイティングで素晴らしい一日だった。おやすみなさい。

今日は、バオバブ自生地の近くのカナナラの街への移動である。

まずいつものような朝を迎え、今日は近くのガソリンスタンドに簡単な朝食を買い出しにいき、部屋で朝食を済ませた。 

 その後、それぞれTAXIにてパース空港へ向かった。パース空港は、とても広々していて近代的で快適である。

 雨の中定刻に出発した飛行機からの景色は、まるでアートのようである。

うまく写真は撮れないのが残念だが、それぞれに色んな表情をしていてユニークである。

 この写真の左下は見ようにとっては、木の根っこにも見える。

 これは、お母さんのおなかの中のようにも見える。

 そして家電売り場のようにパソコン片手にミーティングをしながら、窓からの素敵な景色を観ているうちに、あっという間に無事カナナラ空港へ到着した。



到着後、すぐにホテルに移動。そしてオーストラリアのバオバブのスペシャリストであり、現地パートナーであるCycad InternationalJoeと合流した。


早速、関係者が一堂に会し、合同ミーティングを行い、今回のバオバブ サバイブ プロジェクトのスケジュール確認、掘り出し方法、輸送方法、テクニカルな部分の意見交換を行った。
 そしてこのプロジェクトの意義や重要性を再確認し合うことができ、明日に控えたバオバブの掘り起こし作業という大仕事の無事成功と皆の安全を祈りながら、みんなで時間の許す限りコミュニケーションをとりあい、そのおかげで全体の士気が高まっていくことが実感できた。

 ミーティング終了後、明日の朝食と、昼食を近くのスーパーへ買い出しにいき、準備を整えた後、Joeたちと一緒にディナーを食べて、さらに深い打ち合わせを行った。

 ミーティング後は、面白おかしく、世間話や思い出話、植物の話を長々行いながら、夜も遅くなったので各自部屋に戻り、デスクワークを行い明日に備えることにした。 

さ~。明日は今回で一番、体力を使うのと、危険が伴う作業になる。植物の命、人の命が危険にさらされないように、十分体力を蓄えるために、日付が変わる前に、少し早めに寝ることにしよう。おやすみなさい。

今日は日曜日。私は別行動で、「みどりのサンタ」アンバサダーとして活動をさせていただいた。

先日来、アップさせていただいている「みどりのサンタ」とは、(一社)テラ・プロジェクトが運営母体となり”街にみどりを・・・”をコンセプトに365日活動をしています。


まずはWESTERN AUSTRALIAN BOTANIC GARDEN(キングスパーク)。

 説明より写真の方がわかりやすいと思うので、ご覧いただければ・・・と。



すれ違う子どもたちに「グリーン サンタ!」や「サンタ。サンタ。」と声をかけていただいたり、手を振っていただけたり、すれ違う多くの人が不思議そうに見つめていた。

そしてバスで移動しダウンタウンへ。

フェリーにてサウス パースに移動。

 そこから、徒歩で約10分。パース動物園に到着。閉園まで1時間ぐらいしかないが、植物と動物との相性など、参考になることが多くなるので、見学させていただいた。

 Perth Zooは●Australian AnimalsAfrican SavannahAsian Rainforest

Tropical Birds & Southwest Birds Amazonia などに分かれていて、日本動物園より植栽も多く、自然に近いように表現されていた。個人的にコアラの哀愁漂う背中と、白いワラビーに魅かれた。

 一時間が経つのはアッと言う間で、再びフェリー乗り込み、今晩の集合場所であるディナー会場がある対岸のCityへと向かった。

 

 今日、各自別行動であったTV局の方々と無事合流でき、明日以降の予定や、本日の視察での意見交換などをさせていただいた。、TV局チームのロケであった愉快な話も聞かせていただくことができ、本当に面白かった。

 

ディナーもNative Foodsなど、日本では普段食べられないものなどをメインにいただきながら、わいわいガヤガヤととても素敵な時間を過ごすことができ、明日以降の本プロジェクトへ向かってさらに結束力が強くなったのを感じることができた。

さー明日はキングスパーク WESTERN AUSTRALIAN BOTANIC GARDENの公式訪問である。明日に備えて予習をしてから眠ります。

昨日は車の故障などで準備が遅れてしまい少ししか眠れず、また慌てて飛び出したため、あらかじめ用意していた必要な薬やその他の物を鞄に入れるのを最後の最後で忘れてしまい、取りに帰る時間がないのであきらめてそのまま関西空港へと向かった。

 今回の行程は、経由地 クアラルンプールを経て、パースへと向かう。そしてパースの植物園を公式訪問し、意見交換や情報交換などの交流をする。その後、カナナーラに移動、バオバブの自生地視察、実際の掘り取り作業を行い、キャサリンまで輸送。

 

キャサリンでは輸出用の洗浄などのメンテナンスを行い、ダーウィンの植物園を訪問。そして出国し、クアラルンプールを経由し、帰国ということになる。

現地では、テレビ局2社、チーム又右衛門、現地パートナーなど総勢20名を超えるパーティーである。

いかにこのプロジェクトに対する皆さんの想いの強さが伝わってくるのではないだろうか。

 まず関空出発班は無事出国手続きを終えた。大勢の移動のため、時間を要するため、ゆっくりする時間もなく搭乗時間を迎え、飛行機に乗り込んだ。

そして約6時間。ひたすらパソコンと格闘しながら、無事定刻にマレーシア(クアラルンプール)に到着した。



 到着後、トランジットの約3時間を使い、立ったままミーティングを行い、残った時間は各自、空港内を探索。私たちは空港内にあるガーデンを探索後、軽い食事を食べ再び搭乗をした。

 搭乗からまた約6時間、日付が変わった深夜1時30分ころ、パース空港に到着。

TVクルーの機材などの諸手続きを終えて、タクシーに乗り込み、ホテルに直行した。

そして、慣れない自動チェックインで少し手間取りながらも、無事部屋割りも終え、各自何とか部屋に入っていただくことができたのだが、ちょっとしたアクシデントが。

 その一つ目は、私の部屋がキーを挿しても開かず、あきらめてスタッフの幾田氏とダブルベッドで過ごすことになったこと。うちのレン、ハク、キジ以外の男と同じベッドで寝ることが初めてで違和感を覚えた(笑)


 このような感じで部屋にて一息ついた頃には朝の4時。おやすみなさい。

昨日深夜に宝塚に到着し、仮眠をしたのち、大阪営業所へ出社した。

 

今日は、朝一番から(一社)テラ・プロジェクト 小林理事長(大阪大学名誉教授)はじめ事務局の方に訪問いただけた。

 



弊社の1000年オリーブをはじめ、海外からの希少な植物を実際に観ていただき、その植物の健康な姿に驚かれていた。またコンテナ町屋になどの提案にもお褒めの言葉をいただくことができ、いつも大御所 小林先生が私のことを金岡(又右衛門)先生と呼んでいただけることへの面目が、少したったかもしれないと感じとれた。(笑)

 

その後しばしの間であったが、ミーティングを行い、今年12月に控えた「みどりのサンタ」プロジェクトのイベントにむけて色んな発想を抱いていただけたことと思う。

そしてお互い一旦事務所に戻り、午後に再集合して、車で一緒に岡山へと向かった。

 

岡山では、日本オリーブ社や牛窓オリーブ園を訪問させていただき、12月のイベントの話をさせていただいたり、今後についてのお話などをさせていただいたり、とても有意義な時間を過ごさせていただいた。

特にこの素晴らしいロケーションを、観ながらのミーティングは色んな想像が膨らむのと同時に、疲れた身体を大いに癒してくれた。

 本当はもっとここに居ることができれば良かったのだが、次の予定があるために、再度訪問することを約束し、この地を後にした。

 そして車で移動。6時過ぎに岡山市内に入り、ここでもとても素敵な方々との面談の機会をいただくことができ、具体的に話すことはできないが、今後のチャーミングな取り組みの実現へ大いに期待を持つことができた。

その後夕食をご馳走になり、夜も更けてきたので、帰路につくことにした。

 

今回、色んな方々との出逢いがとても素敵であった。さらに道中には、小林理事長の専門分野からの視点などの指導をいただき、多くを学ぶことができた。

 

さらにテラ・プロジェクト 専門委員として、「みどりのサンタ」アンバサダーとして、使命感をもって、これからも自らの足で世界を周り、私たちの想いをプレゼンテーションしていかなければならないと、さらに強く思うことにつながる日になった。

今日は、昨年 OPENしたCafé Amazonの一号店がある福島 川内村へ向かった。

 

今回は飛行機での日帰りで、かなりタイトなスケジュールのため、福島空港に到着後、すぐにレンタカーに乗り込んだ。そして約一時間で現地に到着。

 

 

到着後、すぐに目に入ってきたのが3.11プロジェクトの皆さんや鎌田さんの協力によって、きれいに咲いていた花たちであった。

 



そして、気になるのが昨年植栽されたオリーブ。オリーブは寒い所が苦手ではある。おそらくこの川内村で越冬した実績はないのではないだろうか。

それもそうである、冬は-10℃を軽く超え-15℃になることもある極寒の地であるからである。

 

そのような地にオリーブを植栽するということに異論を唱える方もいらっしゃるかもしれない。でも私は、まず土づくりにこだわり、植物自身の免疫力を高め、しっかり防寒対策をおこなえば越冬させることができる自信があったのと、この地にオリーブを植えることはとても意義あると思っていたので植栽を実行した。何故オリーブを植栽したかについては・・・最後に。

 

 

そして春には桜も咲き、多くの人が訪れた。

 

 

店内の植栽も、丁寧にメンテナンスされていたため、多少の傷みはあるものの枯れることなく、メンテナンスすることで、また元気な顔に戻っていった。

 

さらにまたグリーン追加することで、Café Amazonらしさが増したように思う。

 

そして到着後5時間。一滴の水も飲まずに集中することで午後4時過ぎタイムリミットまでに何とか形に知ることができ、お土産に美味しいコーヒーをいただき、再びレンタカーで空港へと急いだ。

 

途中で給油を行い、何とか出発前に滑り込み、ホッと肩をなでおろしたのだが、搭乗手続きをするカウンターが、少しいつもと違う。よくよく見てみると何とまさかの欠航である。

 

天気は悪くいないのに、何故と聞いてみると、滑走路に小型飛行機が停まっていて、滑走路が使えないとのこと・・・。

正直、小型飛行機なら少し横に動かしたりできないかなどと思ったが、それぞれのところで色んな事情があるのだろうと思い、受け入れるしかなく、今後の帰り方を聞いて宝塚をめざした。

 

 

帰路は

福島空港~(バス)~郡山駅~(東北新幹線)~東京~(東海道新幹線)~新大阪~
~(JR)~大阪~(徒歩)~梅田~(阪急)~蛍池~(徒歩)~伊丹空港 である。

 

飛行機で1時間半のところ6時間半、現地から家までを入れると、8時間の移動になった。

正直、欠航によっての残念な気持ちが強く、続いている出張と不眠で身体も疲れていて、さらに空腹のため、又右衛門はイラッとしていたが、帰るころには、おかげで新幹線の間では、ずっとパソコンに向かうことができ、たまったデスクワークがはかどった。その他の移動中では、この地とオリーブについてなど色んなことを今一度考える時間ができたので、とてもよかったと思う。もっと前から前向きに思えればいいのだけど・・・。又右衛門はまだまだですね。

 

最後に、私がこの地にオリーブを植栽した想いを綴ったものを下記です。

 

今回この地へのオリーブの植栽は単なる北限へのチャレンジでもテストではない。
また結果として越冬できたのも
ラッキーではなく、きちんと準備し、地力を高め、植物の免疫力を高めることができたからであろう。

でもそれだけでもない。私は何より、このオリーブを歓迎し、いつも声をかけてくれた多くの村民の方々や、布団をかけるように、わらを敷き詰め、いつも見守ってくれたCafe Amazonの第一号店を川内村にOPENさせた岩本泰典社長はじめ、スタッフの熱い想いがあったからだと言える

私は不可能と言われたこの地で、このように越冬できたのは、色んな意味でとても意義深いことと言えると思う。
そして想いからなる力のポテンシャルは本当に無限であるとあらためて感じることができる
1日にとなった。

 

 

さて次はこれからこの地はかなり暑くなる。植栽された植物にとって初めての夏を何とか元気に過ごしてほしいと切に思う。

最後の最後に。川内村の皆様。ご挨拶もできずにすぐに帰り申し訳ございませんでした。皆様も植物も健やかに過ごされますことお祈りしています。そしてまたお会いできますこと楽しみにしております。

昨日今日と「生き物文化誌学会 第15回 学術大会 大阪大会」に出席の機会をいただき、国立民族学博物館を訪れた。

 

モノレールにて万博記念公園駅にて降り、太陽の塔の横を通り、会場へと向かった。

 

 

そして塔の背面に周り、暑い中であったがしばしその背中を見つめていた。

私はこの両面を観る度に、色んなことや今までの活動、言動などを思い起こし、それは植物が第一の考えに反してないか?植物や人を傷つけていないか?先祖様の意向に沿っているか?自己中心でなかったか?など自らを見つめ直すことができるきっかけになる。

会場には全国から大学の教授、研究機関、動物園、植物園、水族館などの館長などが出席され、正直、今まで参加させていただいた会とは違う空気感で、正直少し緊張してしまった。

さらに秋篠宮殿下もお越しになられていらっしゃったので尚更であった。



10時に受付をさせていただき、1030分からお昼まで3会場に分かれたセミナーを受けさせてもらい、いつもと違う知識を入れさせてもらえた。


昼食後は「私たちは、いかに生き物文化に親しむか?―ミュージアムの挑戦―」と題したシンポジュームが4時間にわたり開催された。

 

シンポジュームの前半は、各立場でご活躍の先生方の講演があり、後半はパネルディスカッションであった。そしてそのパネルディスカッションが本当によかった。

 

 

今まで、花き業界の講演やパネルディスカッションの司会や出席などを経験してきたが、そのほとんどが、パネラー同士がお互いを尊重したり、気遣ったりの発言で、最後に進行役がうまくまとめるというものであるが、今回出席させていただいた会のパネルディスカッションは全く異なり、観る人(来場者)の視点に立ったミュージアムのあり方と、観られる立場(動物・植物)から視点のあり方で、お互いが意見をぶつけ合うという本当に面白いものであり、多くを学ばせていただくことができた。

 

シンポジューム終了後の交流会にも参加させていただき、今までお話させていただくことができない立場の方とお話をさせていただきことができたり、久しぶりの再会もあったり、とても素敵な一日となった。

今回の学会参加は、又右衛門の生き物の命に対する想いをさらに高め、自らの使命を強く心に刻むことができた日となったと言えるであろう。これを励みにさらに使命感をもって頑張ります。

都内から戻り、またすぐ岩手県 安代へと向かった。


早朝どしゃぶりの中、飛行機は飛ぶのだろうかと心配しながら空港へと向かった。そして無事出発。約一時間半後、花巻空港へ到着。その後レンタカーで安代に向かった。



その途中サービスエリアで休憩をした。そこで「いわて山メロンパン」というのが売っていて、見た目がかわいらしかったので購入し、ダイエット中にも関わらず、早速その場でいただいた。味は結構濃厚で美味しかった。




そして花巻空港から1時間半。安代に到着。簡単に挨拶をさせていただき、雨が降らないうちに圃場を見学させていただいた。



お昼になり、近くで昼食をとらせていただいた。そこのお店は漬物バイキングがあり、中でも写真にある野沢菜なようにみえるお漬物がとても美味しかった。そしてその名前を聞くと、「ウルイのお漬物」ということ。へ~~そのような植物があるんだと思いながら食べていて、いったいどのようなところに、はえているのか?どのような葉をしているの?とか聞いているうちに、そのウルイという植物は、ギボウシであることが判明し、少し驚かされた。私たちはギボウシのお漬物をいただく機会は中々ないと思う。でもこの地方では、普通に山菜として採取し、食べられているとか。とても美味しく、噛めば粘りも出てきて美味しいので、是非機会があれば食べられてはと思う。



昼食後は、みっちり今後のプロジェクトについてのミーティングを行った。

今まで10数年間、毎年この地を訪れてきたが、その中でも今回のミーティングは、とても意義深いものであったといえる。そして続いた夕食会でも、さらに内容はブラッシュアップされ、とても素敵なプロジェクトになりそうで、ワクワクの一日となった。

翌日は安比塗漆器工房を訪れた。安比塗の漆器は、漆の樹液採取量日本一である岩手県で30年以上、塗師(ぬし)を育てている産地ならではの器であり、華美でなく、ひたむきに器に向かい合い、無言の会話をしながら携わる姿はとても素敵であり、共感できるとことが多くあるのではと感じた。

 

実は先日、又右衛門ハサミ漆versionも作っていただいたのも、この工房である。

いかがですか?素敵でしょ。そしてこれが使えば使うほど味が出てくる。そしてその時どのような表情を見せてくれるか、とても楽しみである。

そして今回のミッションを終え、素敵な方々に見送られて帰路へとついた。
その途中の機内で、この訪問を振り返り、素敵な場所には、素敵な人が集まり、素敵なものや、ことが生まれるのは、ごく自然なことなのだな〰とあらためて感じ、充実感いっぱいになることができた。


 さー又右衛門として、産み出す人びとの想いを、形にしてこの場所から日本全国へ。世界へと運んでいかなければならない。運ばせていただきたいとあらためて想うことが出来ました。安代の素敵なパートナーの皆様、ありがとうございました。また伺いますね。

2017.06.20

都内にて

金沢から帰り、19日は急遽打ち合わせと、勉強をさせていただくために、都内に向かい進化生物学研究所の湯浅先生を訪ねることになった。

 そして間近に控えたビッグプロジェクトに関しての最終アドバイスをいただき、また今後についての重要な取り組みについてのお話をさせていただいた。



20
日は、永い間お世話になったJFMAの理事会に出席、終了後、すぐに重要なミーティングを二つさせていただき、最終の飛行機に駆け込み、帰阪となった。


この一泊二日の都内出張は、これだけなら、わざわざブログに書くこと?と読まれた方は思われるでしょうが、私にとってこの出張は、大きな意義もち、決意を固める日となったため自らがその時の想いを、忘れないためにも敢えてアップさせていただきました。

その理由は書けませんが、この日のことを、きっと自らの力に変えてみせたいと思っています。意味の分からないアップ申し訳ございません。

シンガポール・ベトナムから帰国し、少し横になって、次の日早朝から金沢に向かった。


 今回は全国の場内・場外の花き仲卸で形成される全国花卸協会の理事会・総会に出席のため会場になっている金沢 湯涌温泉へと向かった。そして新大阪を出発しサンダーバードにて約2時間半で金沢に到着。少し早めに到着したので、前泊されている先輩方のひがし茶屋街の朝の爺散歩に合流するため茶屋をめざした。


 そして茶房一笑にて、皆さんに合流させていただき、美味しいお茶をいただき、その後会場へと向かった。



昼前に会場に到着後、理事会、総会を無事終え、研修会で日比谷花壇 代表取締役の宮島社長と、エアリーフローラ振興会の北会長のお話を聴かせていただいた。

 宮島社長の講演は、人を惹きつける実績、ビジョン、そして話術素晴らしくさすがと感じた。また時折、又右衛門との取り組みにも触れていただくなど、面白おかしく、いい勉強をさせていただくことができた。

そして総会終了後は、懇親会・二次会と続き、同業者同士で楽しく、おかしく、互いを励まし合ったり、傷をなめ合ったり、たたえ合ったりしながら夜遅くまで宴は繰り広げられた。

 

そして、次の日の朝は、まるで昨日の騒ぎは何?とも思えるほど涼しい顔でみんなが朝食をいただき、そして、それぞれが帰路についていった。

 

年に一度の集まり。何が会社のため自らのためになるのかなどはっきりわからない。でも同業の諸先輩、そして若き力に触れさせていただくこと、一緒に笑えることが何よりの糧になっていると思う。

そんな素晴らしい会の一員にしていただけていること本当に感謝である。

また一年後の再会を楽しみにして、頑張っていこうと思った。