四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2014.05.24

オーストラリア訪問記2014春③ 

昨日の夜は遅くまでレポートを書いていたので、朝は比較的ゆっくりした。おかげで5時間ほど眠れたので目覚めはとても良かった。

 

朝起きて、Dannyと奥さんに挨拶し、そして臆病者のロッカーくんとも朝のコミュニケーションをとった。

 

 

う~ん。相変わらず愛嬌がある。

 

その後8時ごろに朝食をいただき、ミーティングの準備を始めた。

そして10時ごろから本格的なミーティングに入った。

 

ミーティングでは、まずこの春に輸入したボトルツリー、グラスツリー グラウカの日本での状態報告、それから今後のメンテナンスについてのディスカッションをおこなった。

 

そして、今後の両社による展開についてかなり細部にまで議論できた。

 

その内容については、さすがにここでUPはできないが、また一つオーストラリアのネイティブプランツの代表格であるグラスツリー(ブラックボーイ)やボトルツリーなどの植物輸入に関して、またひとつ前に進むことができたように思う。

 

そしてランチをはさんでもこの議論、商談は続けられたが、気が合い尊敬しあうパートナー同士は、すぐに着地点を見出すことができた。

 

そして残り時間が少なくなってきたので、机上のミーティングから実際のナーセリーに場所を移し、時間の許す限り、植物のチョイスを行った。

 

まずは数本のボトルツリーをチョイス。

 

 

この春入荷のボトルツリーは冬に訪問した際に、ジャパンサイズをチョイスしたが、根の深さなどから、まだまだ高さを抑えたほうが流通させやすいのが日本の現状。そのためにいくつかの植物をチョイスし、さらにジャパンベストサイズをつくるチャレンジを行う。

 

このチャレンジの結果までは数年かかるかもしれないが、是非楽しみにしていただきたい。

 

そして場所をグラスツリー グラウカの圃場に移し、早速チョイスに向かった。

 

 

 

ご存知の方も多いが、グラスツリーにはジョンソニーやオーストラリスなどの種類があり、その中でも、一番耐寒性が強く、シルバーリーフであるグラウカの人気がとても高い。

 

 

また同じグラウカの中でも、個体によって少し特性に違いがあるため、容姿だけではなく、グラスツリーの中で一番日本の気候に適するであろうものを選んだ。私はこれがかなり重要なところであろうと思う。

 

これらを無視し、やみくもに大金を積んで、オーストラリアから輸入しても、植物がうまく生育せず、みんなが悲しい結果をすることになると思う。

 

それらを踏まえいくつかのグラスツリーのマーキングを行った。

 

 

これは、1年間で4回この地と自生する山を訪れ、双方が成功、失敗を繰り返してきた成果だと実感することができた。

 

そしていくつかのものを選び

 

 

気が付くと残り時間もなく、名残惜しいがこのナーセリーを後にし、空港へと向かった。

 

そして空港近くで、みんなでディナーをいただいた。そこには、昨年結婚した娘さん夫婦も駆けつけてくれて、にぎやかな食事ができた。

 

 

こんな楽しい時間が経つのは本当に早く、時間切れで食事を終えると、空港へと向かった。

 

空港に着くと最後に改めて再会を約束してDanny夫妻と別れ、次なる地ダーウィンへと向かった。

 

 

前回の輸入も次回の輸入も、まだまだパーフェクトとまではいかないだろう。きっとこれからも失敗はするだろう。時には大金を失うこともあるだろう。

 

でもしかし、お互いはきっと前を向いて進んでいけると思う。なぜならば互いが信頼し合い、尊敬し合っているから・・・

 

そして何より同じだけの情熱を持っているから・・・