四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2024.01.30

又右衛門。沖縄へ。

先週の広島訪問を終え、今回は現在引き受けている大事なプロジェクトのための視察と、生産者訪問のために、沖縄を訪れた。この前に沖縄に訪れたのがいつかわからないぐらい久し振りの訪問である。

いつもの出張は、予定を組んでからチケットを手配し現地を訪れるのが当たり前であろうが、今回は、とりあえず先にチケットを手配し、後から現地での行動を決めている。何故かというとJALのタイムセールというのがあり、片道6,000円という破格値で那覇行きが手配できるため、結構前にチケットだけ手配をしていたためである。それにしても6,000円は、移動費がかさむ中、とてもありがたいことである。

定刻より少し遅れて出発、また強い追い風のため遅れて那覇空港に到着となった。到着後、予約しているレンタカー会社に連絡しようと思ったが、うっかり何という名前のレンタカー会社であったかを忘れてしまい、途方に暮れていたところ、何とか15分間ほど悪戦苦闘し、やっとのことで探し当て、さらに遅れての車移動の出発となった。

まずはコスモス畑。春にコスモス満開というのも少し違和感もあるが、とても美しい。多くの方が訪れていた。

ただ中には咲いていないとこともあり、わざとリレーしているようにも思えず、撒く時期の違いがあるのか?土壌条件が違うのか?を少し調査して提案ができればと思う。ちなみに開花後は漉き込むと現地の方に説明をしていただけた。それにしても花畑は気持ちが和むが、すぐに何か課題はないかなどを考えてしまうのは、明らかに職業病である。

移動し、臨時で養殖場の視察、駆け込んで最終日のガーデンフェスタを見学と思ったが、ほぼ片付けの状態での到着となった。

そうこうしているうちに陽も落ちてきたので、宿泊先にと思ったが、地元の方に近くでさくら祭りがあるので、エイサーでも観ていけばと進められてエイサーを見学させていただき、やっと沖縄を感じることができた。その後、今回お世話になるSUPER HOTELにチェックインして初日を終えることになった。

翌日午前中は、地元のJAにて農産物を見学。きれいなエディブルフラワーが販売されていた。エディブルフラワーは、私たちも植物工場での取り組みで関わらせていただいているので購入し、鮮度保持などのテストをさせていただいたが、思ったより日持ちも良く、素敵な出来であると感じた。その他にも沖縄特有の農産物などをチェックし、生産者の提案材料を検討させていただくことができた。

ランチにソーキソバをいただき、駆け足で八重岳の桜を見てから、少し南下。

途中であるプロジェクトのために植生チェック。その後東南植物楽園を見学させていただいた。

東南植物楽園は、日本植物園協会で同じ第三分野に所属し、お世話になっている植物園である。到着後早速園内を周らせていただいた。

園内には例年より少し早く開花が始まったヒスイカズラの棚があった。この何とも言えない発色が私は大好きである。

また好きな植物の一つでもあるトックリヤシの並木を抜けていく途中では

日本一のザー バオバブのエリアが目に飛び込んでくる。ザーはマダガスカルにのみ自生する品種で、このように多くのザーを観ることができるのは、恐らくこの植物園だけではないかと思う。

他の見どころを見学し、向かいのZONEへと向かう。ここには日本一のユスラヤシ並木があり、天空に向かって伸びている姿は圧巻であった。そしてしばし空間に身を置き、次なるプロジェクトのイメージを浮かべることができる貴重な時間となった。

そうこうしているうちに陽も落ち、ホテルの部屋に戻ることにした。そして、その夜は、完全オフにし名護にて仕事をしている長女と夕食へ出かけることにした。

夕食は、普段長女を可愛がっていただいているお店へと向かった。そこは居酒屋のような感じで、三線の教室やライブを行っているお店で、とても気の良い方々たちが集まっていた。

私の好物のゴーヤチャンプルやもずく天ぷら、タコなど沖縄を代表する料理をいただいたが、他人が見ていなければお皿をなめたくなるぐらい美味しい。

さらにちょうどその時には、三線の教室が開催されていて、その開催後に、松田先生やとても活躍されている名護ザイルの方々によるライブを聴かせていただくことができた。

三線をライブで聴くことができるだけでもありがたいが、その大先生である松田先生や名護ザイルの方々とのコラボ演奏を、ほぼ独り占めしているかのような状況は何とも贅沢であり、沖縄を全身で感じるとともに、心を震わせながらも、和ませていただけた。

そして、引き続き長女の面倒をみていただくお願いをして名残惜しいがとても良い気分でお店を後にした。そしてホテルまで送ってもらい、楽しい時間を終えて、部屋に戻ることになった。

最終日は早起きして、地元の神社を参拝。近くにあった海にて、ブレスレッドをお清めし、最後の目的地へと向かう。

その途中にある道の駅 許田で、三ツ矢ボールを購入。サーターアンダギーを軽くフワッとしたような触感でとても美味しくいただけた。ちなみに一個120円である。

三ツ矢ボールをいただきながら車を進め、しばらくして目的地である沖縄植物園さんに到着した。

沖縄植物園さん訪問は恐らく3度目で、久し振りの訪問である。そこで代表の仲座さんとお話をさせていただいた。この場でどのような話をさせていただいたかは、現時点では言えないが、お互いがとても興味を持てるプロジェクトを抱えているのと、花き園芸業界のために取り組んでいければという目的は合致しているので、今後は良い関係性をもって進めていければという話ができた。

また仲座さんはとても素敵な取り組みをされており、又右衛門も大きく刺激を受けさせていただくことができ、短い時間であったかもだが、とても意義深い良い時間となった。今後が本当に楽しみである。

充実した時間を過ごし、残った時間をゆったり空港に向かい、無事に定刻の飛行機にて伊丹に到着。帰宅することができた。

今回久し振りの沖縄で、もっと訪問したい方や場所も多くあったが、時間の制約があり中々周ることができなかった。次の沖縄訪問は今回のように時間が開くことはないであろう。さ~これからどのような進展をみせることができるか乞うご期待である。