四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.10.19

又右衛門。関東へ。鉄は熱いうちに・・・

先週のGARDEX(展示会)を終え、そこでいただいたご縁や、以前から関わらせていただいた重要なプロジェクトについての面談などでの再訪。2泊3日の行程になる。

初日。朝一番の飛行機で、羽田空港に到着。到着後無料ラウンジで少しデスクワークを行ってから秋葉原に移動した。

秋葉原では、花き業界における重要な意見交換などを先輩とさせていただくランチミーティング。様々な実績を持たれる方の意見は重みもありとても勉強になる。私も現場や海外事情を踏まえて話させていただくことができ、短い時間であったがとても貴重な時間となった。

その後、渋谷に移動し、これまた重要なミーティングに招いていただけ参加をさせていただいた。その中では、とても大きなプロジェクトについてのお話を聞かせていただくことになった。今後どのような形で関わるかは別として、またいずれ皆様にも報告ができればと思う。

2日目。電車の混雑が苦手な私は、朝早めの電車で移動。約束の時間より2時間早めに最寄り駅に到着し、周辺を少し散策した後、マクドナルドでデスクワークをしっかり行った。そのような早い時間でも、SNSなどでメッセージが入り、着信音が幾度かなってしまい、隣に座っていられた青年に、着信を消すようにと注意をいただいてしまった。彼の店内でのふるまいの良し悪しは別として、きちんと謝罪、そして消音をして引き続きデスクワークをしながら次の予定までを少し微妙な空気間の中過ごすことになった。その後しばらくして約束時間が近づいたため、訪問先をめざした。

訪問先については、現時点では伏せさせていただくが、GARDEXにお越しいただけた業界では著名な大きな会社である。約束の時間に訪問させていただくと代表はじめ多くの方とお話しすることができ、展示会同様私たちのグループの取り組み、製品、技術をあらためて紹介させていただき、訪問先の取り組み、めざす方向性などを教えていただくことができ、多くを学ばせていただくことができたのと同時に、私たちのめざす方向性と合致するところも多く、私たちの新しい製品や技術がお役に立てると確信できた。さらに今後についてざっくばらんに色々なことをディスカッションすることもでき、とても意義深いミーティングになったといえる。そして近い再訪と提案を約束して、都内に戻ることにした。

そして京浜東北線に乗り18駅で新橋に到着。新橋のホテルに戻り、リモート開催の全国花卸協会の理事会に出席させていただいた後、再びデスクワークをして1日を終えた。

翌日は東京駅近くにオフィスを構える会社を訪問した。この会社もGARDEXにてお会いした後の訪問である。ただ昨日と違うのはGARDEXでは再会である。以前にお会いした時は私の需要とうまくタイミングが合わなかったが、今回は私たちの需要と先方の供給、先方の需要と私たちの供給がうまくタイミングが合い、双方にとってメリットがあるものであると考えられるため、これもまた価値ある取り組みに発展しそうであるので楽しみである。

午後は東京農大に隣接する「食と農」の博物館へと向かった。

少し早めに現地についたので、バイオリウムを見学した。

そしてリクガメ、レムールたちに挨拶をした後、私が客員研究員をつとめさせていただいている進化生物学研究所を訪問、久し振りに湯浅先生をディスカッションさせていただいた。湯浅先生は明日からマダガスカルに渡航されるため、是非その前に伝えておきたいこと、託したいことがあったので無理矢理時間を作っていただいてのことである。

今更ながらではあるが湯浅先生のマダガスカルにおける知識や経験には頭が下がる思いである。そしていつものように多くを学ばせていただき、無事にミッションを達成され帰国後再訪の約束をさせていただき、研究所を後にした。その後は表参道にあるオフィスの植栽の相談を聞かせていただき、帰阪の途についた。

帰阪の車内や機内では、この3日間と先週の展示会を振り返っていた。その中で強く思ったのが、展示会は出逢いの場である。多くの出逢いがあることに価値があると言える。ただ多くの出逢いがあっても、そのまま何のアクションも起こさずにいると、ただ単に、名刺の数だけが増えてしまうだけになってしまう。なので多くの出逢いの中から、先方にとって自分たちの提案が必要されているか。お役に立てるかを見極め、当たり前かもしれないが迅速に、積極的に次のアクションを起こしていかなければならないことが実感できた。鉄は熱いうちに打てであろうか・・・。

またその他の重要な打ち合わせ、意見交換でも、リアルで目を合わせながら話し合うことの必要性を強く感じた。リモートで話し合えることには限界があり、読み取れないものが多くある。すなわち先方にも伝わらないことが多いということである。特に私のような会話下手にはなおさらである。

効率は時間や費用面では圧倒的にリモートに軍配が上がるかとは思うが、効果はリアルであろう。特に私のような古いタイプの人種にはそう思える。ただそれ一辺倒でもいけないため、自らも変化をしながら成長をしていかなければならないことも考えさせられながら、伊丹空港に降り立つ前の夜景を観ながら考えさせられる時間となった。

さて週末は地元での活動。みんなに会うのが楽しみである。