四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.09.19

又右衛門 タイ紀行9月② チェンマイへ。 メージョー大学

前日の風邪気味を引きずりながら週明け朝3時に起床し、準備をしてドンムアン空港へと向かう。

LCCでチェンマイ空港に到着。しばらくして別便で来られたお世話になっているJETROパートナーと合流し、まずは予定通りの行程で生産者を数軒回った。

奇想天外や、とても希少な植物を扱っている方で、以前にお渡ししたマリネックスの状況を確認させていただいた。葉が生き生きするなど効果を感じられており、すぐに購入したいとの声までいただけたのは、とても嬉しい結果である。マリネックスは、コーデックスなどでも効果があるようである。彼らのためにも1日でも早くタイで発売開始をしたいと思う。

そして次の生産者のところに伺った。ここはとても著名でよだれが出そうなユニークな植物がある。その中でユニークな多肉植物もあった。この多肉の臭いは中々強烈である。この記事を通じて臭いが届けられないのが残念である。他にも魅力的なものが多くあり長居になってしまったが、今回はこの辺にして、再会を約束して、この圃場を後にした。

ここはクルクマの球根の生産者である。観光農園もされており、しばらく日本でも研修をされていたので、元気そうな顔を拝見できとても嬉しく感じた。

ここでも少しお願い事をしてきたので、その荷物が到着するのが楽しみである。10月11日~13日のGARDEXにて展示したいと思っているので楽しみにしていただければである。

日付が変わりビカクシダの生産者を再訪した。ここでもマリネックスの使用を進めさせていただくことにした。

前回訪問時に購入し、預けてあるシルバーのビカクシダの生育状況をチェック。直径約80cmの逸品である。訪問前に少し雨が続いたため少し緑がかってはいるが、それでも十分にシルバーである。

他にも新しく交配させたという品種も提案いただけ、来春が楽しみである。そして再訪を約束して、次へと移動した

その途中で駆け足ランチとしてカオソイをいただいた。私は麺類も好きだが今は控えているため我慢しようと思ったが、せっかくタイの北の方まできたので頂くことにした。久し振りの麺類ということもあるが、程よい甘さと辛さが相まってとても美味しくいただくことができた。

そしてさっとランチを終えてJETROパートナーにお繋ぎいただいた今回のチェンマイ訪問の第一の目的であるメージョー大学へと向かった。その目的は世界が注目するバイオスティミュラントである「マリネックス」のタイにおける可能性などをご教授いただくために訪問をさせていただいた。

広い学内で道に迷っていたところ親切な学生に案内いただきプリーダー研究室を訪問し、お会いすることができた。プリーダー(パイ)教授は、香川大学に5年ほど在籍され、私が長年とてもお世話になっている深井先生ともつながっておられるタイ国有数の研究者である。

そして私から「マリネックス」についていくつかの機能を説明させていただくと、「マリネックス」を使うことに肥料を効率的に吸収できるキレート効果によって、肥料の使用量の減少ができることに興味を持っていただけた。

近年プラネタリー・バウンダリーの概念からみられる世界的な課題になっているチッソ、リンの土中残留問題の解決に寄与できる研究実績がタイでも実証されれば大いに有益であろうとの言葉をいただけ、共同研究を進めていただけることとなった。この研究によって実証ができればタイ国において飛躍的な普及ができるかもしれない。大いに期待である。

また同大学土壌資源研究室 のノック准教授( Jiraporn)とも面談の機会をいただくことができた。メージョー大学では多くの研究室がバイオスティミュラントの研究を行っている。ノック先生は土壌微生物の研究をされており、同先生にも「マリネックス」につき共同研究について合意をいただけることになった。

そしてプリーダー教授、ノック准教授と研究されている方と今後についての可能性を確認することができ、大きな期待に胸を膨らませ再訪を約束してメージョー大学を後にした。本当に素敵な縁をいただき、パートナーには大いに感謝である。

その他にも、マーケットにて「マリネックス錦」の可能性診断のため、植物以外に観賞魚など販売現場の視察を行った。

現在、タイは空前の錦鯉ブームとのこと。円安もあり多くの錦鯉が日本から輸出されている。それに伴い、錦鯉のエサやサプリも人気とのことである。ただ見た目は漢字などを使っているが、中身はタイ製のものが多いとのこと。そこで「マリネックス」について話をすると興味をもっていただけた。これもまた大いに期待である。

他にもマーケット内の園芸資材売り場をいくつか周ったが、「マリネックス」に類似したものはなく、しっかり説明ができればまだまだチャンスはあると感じることもできた。

そして時間のある限りいくつか周り、途中テーブルミーティングも行いながら、バンコクに戻るためにチェンマイ空港に向かい、レンタカーを返却。空港で簡単な食事をして、それぞれの便でバンコクをめざした。

私たちのLCCがドンムアン空港に到着し、ホテルに着いた頃には日付が変わろうとしていた。そしてそこからデスクワークを行い、ベッドで横になるまではかなり時間がかかり朝方にはなってしまったが、チェンマイでの成果に少し興奮もあったのか眠気はあまりなく、パソコンと向かい合うことができた。

さ~明日からは再びバンコクでの活動。頑張っていこう!!!