四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2021.06.25

又右衛門、都内(まち)へ。

今回は、以前に届けた植物の定期健診と、別件の委員会へ出席するため都内に。

いつもの伊丹空港発の初便で羽田へと向かう。今回は窓側の席が空いていなく少し残念。そういう時に限って、富士山が綺麗に観えていますと機内のアナウンスが流れる。年間100回近く搭乗していても、毎回違う景色を観ることができるのは楽しみのひとつなので、少し寂しさを感じながら、定刻に羽田空港に到着した。

簡単な打ち合わせを行い、昼からは都内から近くのテーマパークへ植物の調子を確認しに移動した。

植栽から約1年半。しっかり葉も出し元気でいてくれる姿をみてホッとすると同時に、スタッフの皆さんが愛情をたっぷり注いでくれていることを確認でき、とても晴れやかな気持ちになった。

そして次の日は、2022年に開催されるアルメーレ国際園芸博の日本国屋内出展実行委員会会議に出席のために霞が関へと向かった。

アルメーレ国際園芸博は10年に1度オランダで開催されるフロリアードでもあり、2022年の開催に日本が招待され出展する。10年前のフェンローで開催されたフロリアードに行ったことを懐かしく思い出しながら、雨上がりの霞が関を歩いた。

中央合同庁舎に到着し、受付を済ませて会議室へと向かった。そこには開催20分前であったが花き園芸業界において重責を担っている協会の代表がすでに到着されていた。

定刻に農林水産省の上席の挨拶に始まり、柴田座長の進行によって議事は開催された。そして各委員から活発な意見が出され、私もアルメーレの展示に対して考え方の共有化や再確認、2027年に開催される横浜国際園芸博覧会につなげるための持論を述べた。
その後、議事は順調に進行し、貴重な意見交換がなされた後、無事定刻に終えることとなった。

今回の委員会に関わらせてもらうことで、自分自身も多くのことを考え、そして様々な分野で活躍される方々の意見を聞くことで多くを学ぶことができている。

2022年のアルメーレでどのような展示を行えるか?とても楽しみである。そして2027年の横浜国際園芸博会で各国から多くの方々を迎えることになる。

その時には日本人のもつ美意識や感性によって育まれてきた花き園芸に最新のテクノロジーが加わることにより、変化し成長を続ける日本の素晴らしい伝統を表現できればと思っている。

その時には又右衛門としてどのようなお手伝いができるかは、まだまだ分からないが、どのような形であっても、花き園芸の次世代につなげ、植物を愛する人びとが一人でも多く増えるような活動を国内外問わずできればと思っている。

厳しい世の中ではあるが、まだまだやりがいがあることが多くあると感じている。楽しみで仕方ない。