四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2020.10.21

又右衛門 名古屋、そして岐阜へ。

今日は暗いうちから宝塚を出て、大阪営業所で車を乗り換えいざ出発。

うちの輸入植物の管理を行っている幾田くんがとっても良い感じに育ててくれたアフリカ バオバブと一緒に名古屋へと向かった。

朝が早いため高速道路はすいていて順調に走行。ただ、バオバブはしっかり根が出ているといっても大きな胴体なので急ブレーキは根を切ってしまう可能性もあるので、慎重に慎重を重ねての走行になる。

寒暖差が激しいためか山間部ではモヤがかかって少し水墨画のような感じで幻想的なところがある。本当は写真を撮りたかったが何せ運転中のため、サービスエリアで車を停めて撮ったので、イマイチ。お許しを。

そしてサービスエリアのコンビニでコーヒーを買って、引き続き高速道路をひた走る。毎度ながら亀山付近でナビと案内板に惑わされ、少し道を間違えてしまったが、無事目的地である東山動植物園に到着。

早速、普段より交流している谷口園長にご挨拶し、中々お目にかかれない、ずんぐりむっくりのとても素敵なフォルムのバオバブをお届け。スタッフの皆さんにも、とてもよろこんでもらい、そのまま温室の植物たちに仲間入りすることとなった。

東山動植物園は、前日にキリンの赤ちゃんが生まれたことをニュースでも取り上げられ、注目が集まっているとのこと。

いっそちょうどこの日に又右衛門が谷口園長に見守られ無事バオバブの赤ちゃんを産みました!と投稿しようと思ったが、あまりにもやり過ぎなフェイクニュースのため、ここは自粛することになった。

その後、改装中の温室を見学。古き良さを感じることができる。宝塚の温室が残念ながら解体されてしまったため、最古の温室であるかと思う。

現在東山動植物園は改装中のため全てを見ることはできないがそれでも魅力的。来春のオープンが本当に楽しみである。

そしてしばらく谷口園長と今後のことやイベントのことなどのお話をして、引き続き魅力的な植物をお届けすることなどをお伝えし、植物園を後にした。

又右衛門が現地で出逢い、縁あって日本へ来てくれたバオバブ。友達がいっぱいで、多くの人に可愛がってもらえる、とても素敵なところに行くことができて本当にしあわせだろうと思う。同時に、何となく安心した気分になれたのは、まるで嫁に行かせたような感じかなと思う。ともあれ元気に暮らしてくれることを願っています。「バオバブくん。また逢いに来るね」

そして再び車に乗って、岐阜へと向かった。目的地近くに少し早めに到着したので、花フェスタ公園へと行ってみた。思っていた以上に賑わっていて、何だか私まで嬉しくなってくる。空いていたら少し見学をと思ったけど、結構な人出であったので、また改めて来ることにして、目的地へと再び向かい、途中のコンビニで遅めの昼食をいただいた。

そして目的地の岐阜県立国際園芸アカデミーに到着。
今西学長とは何度かお会いしているが、今回のようにゆっくり時間をとってお話するのは初めてである。

学長から施設の概略や教育方針などを聞かせていただき、その後、前田先生とともにアカデミーを案内していただいた。
生産ハウスに実習授業、またコンテストが近づいている生徒は作品制作の自習を行っていた。その現場にいきなり学長と一緒に入っていったのだが、素敵だなと思うことがいくつかあった。

その一つは、見た目このような私が入っていっても気をとられない程に集中していること。そして良い意味で学長との距離感が近かったこと。そして目が輝いている学生が多かったことである。園芸をやらされているのではなく、自ら進んで園芸の世界の門をくぐってきているだけのことがあると感じた。機会があればここで育った学生たちと将来何かできれば面白いであろうと思った。

その後も学長から素敵なお考えを聞かせていただいて、多くの事柄で共感できることがあり、とてもワクワクする気持ちになると同時に、このアカデミーから世界で活躍する人を送り出すお手伝いができればと感じた。

そのような素敵な時間が経つのは早く、あっという間に帰阪することになった。さ~~次年度場合によっては面白い取り組みができるかもしれないと思っている。乞うご期待である。

でもいいな~~。若いって! 当然変な意味ではなく(笑)

そして再び車に乗り込んだ。今日の東山動植物園と国際園芸アカデミーでのことを思い返し、色んな取り組みを頭に思い浮かべながらの運転なので、睡魔に襲われることもなく無事に事務所へと帰ることができた。

今日も素敵な1日であった。毎日がこのような日であればいいのにな~~。