四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.09.14

又右衛門。宝塚にて。~自分たちのまちは自分たちの手で~

昨日は都内でエキサイティングなミーティングを終え、新幹線で帰って少しデスクワークをしていたため、深夜になってしまった。そして少々寝ぼけながら、運動不足解消のため、ほんの少しでも身体を動かさなければならないと思い、早朝自主トレに行こうとしたその時、動くものに躓いてしまい顔面を強打した。その躓いたものとはハクである。

私の足元をうろちょろしていて踏み出した足の下にもぐり込んできたので、踏んではいけないと大きく足を躱したら、水飲みの器に足を引っかけ、そのまま柱の角に目じりと頬をぶつけてしまった。かなり痛かった。恐ろしいほど痛かった。そして案の定、まるでダウンをくらったボクサーのような青タンの眼になってしまった。にも関わらず何事もなかったように、眠っているハクが少し憎らしい・・・(笑)

このままでは人前に出られないので、ネットであらゆる方法を検索し、砂糖を塗り込んだり、卵でごろごろやったり、とにかく冷やして打ち合わせまでにはある程度違和感がないぐらいまでに治めることができた。中々のリカバリーである。

そして宝塚駅近くの事務所で打ち合わせを行い、食事を済ませた後、次の目的地である市役所まで、少し時間があったので歩いて向かった。逆瀬川沿いを歩き、末広公園の中を歩き、色んなものに触れながら30分弱で市役所に到着した。

今日は宝塚の中心街に新しくできる宝塚市立文化芸術&庭園に関する説明会があり出席させていただいてきた。説明会には多くの方々が出席され、この施設への注目度の高さを感じられたと同時に市民の一人として、宝塚のまちを良くしたいと思っている人が多くいてくれていることを嬉しくも感じ、さらにこの宝塚市が市民のために用意してくれた貴重であり大切な場所をより良いものにできるように、又右衛門としてできること。又右衛門しかできないことはやらなければならないとも感じることができた。

 

 そして約一時間の説明会を終え、その帰り市役所から山本にある園芸振興施設あいあいパークまで歩くことにした。


道中、まず大雨の傷跡は残るものの広々とした武庫川が拡がり、つづいて歴史を感じる小浜宿や寺社、地元産業である植木を生産する畑などののどかで素敵な風景をゆったりとした気持ちで眺めながら歩いた。

その途中、ちょうど小学校の下校時間にあたり、ランドセルを背負った子どもたちが楽し気に歩いていた。目が合うと、元気に挨拶をしてくれる子どもや、ひょっとしたら私を知ってくれているのか、ニコニコした顔で何度も見つめてくれたり、手を振ってくれたりする子どもたちに出逢い、何となくほのぼのした気分になった。

しばらくの間、その子どもたちの列に着くような感じで後ろを歩いていているとまるで自分も小学生に戻ったような気すらして、少し不思議な感覚になった。

そして、いくつかの角を曲がり、子どもたちの背中を見送った後の道すがら、

周りの素敵な風景、地元の植物などに触れていると、宝塚で住み暮らし、育てて頂いた一人として、子どもや人、歴史やみどりなど、宝塚のまちの宝を何としてでも守らなければならない、そして新しい人や文化を育んでいかなければならないと強く想った。

 

 

「自分たちのまちは、自分たちの手で・・・」と。