四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.06.07

又右衛門 九州へ② 霧島

2日目。ホテルの朝食を一番に食べ、そのまま久留米駅へと向かった。

 今日は、霧島にある著名な方を初めて訪問するため、まずは鹿児島へと向かう。


実は開通からかなりなる九州新幹線であるが私は乗るのが初めてである。別段鉄道ファンというわけではないが、はじめて乗る九州新幹線に少し心が躍る。

 

普段から電車や飛行機での移動中は貴重なデスクワークの時間なので、はじめての新幹線でも同様に進めていた。

そのような中、ふと顔を上げ車窓に目をやると、とても素敵な景色が拡がっていた。この写真を観て何に見えるかはわからないであろうが、私には大切にしているものが動く姿がはっきり見えたように感じた。

 そして出発から約1時間20分で鹿児島中央駅へと到着。そしてレンタカーをかりて、目的地へと向かった。


そして海を眺めながら1時間少々のドライブで現地に到着した。現地にはパンジーやヴィオラの生産では、日本を代表する片山清美さん夫妻とネコのふくちゃん。デザイナーのかわしまかずよ先生が私のことを待っていてくださった。

 

今回、かわしま先生から頂いたご縁で、片山さまと知り合い、お互いめざすところが同じように感じ、是非ともお伺いしたいと思っていて、今回やっと実現したのである。

 

片山さまは、屈指のパンジー&ヴィオラの生産者である。しかし普通の生産者ではない。植物に対するこだわり、熱い思いは半端ではない。そして日本全国から業界内外に関わらず片山さんの作出の苗を求めに、霧島の圃場までやってくる。各市場や生産者もこぞって訪問されるようだが、そのほとんどが、本人と会うこともままならず、出荷していただけるまでにも及んでいないようである。

 



それは単価や取引金額の大きさは全く関係なく、植物や人に対して想いが一致しなければ、出荷はしないという信念を貫き通しているからである。その信念の強さには、ものすごいものがあるのが少し話しただけでも直ぐに伝わってくる。

 



そしてその想いの強さが作品として、そのまましっかり表れている。ここでアップさせていただくパンジー&ヴィオラがそうである。今回の訪問時は時期が違うため現物は見ることはできなかったのだが、今回はその写真を見せていただき、今まで見たことがない素敵さにため息が出るほどであった。素晴らしいというしかないのが正直なところである。

 

食事をはさみ、植物談義は尽きることが無く、気がつけば、かれこれ6時間ぐらいは話していたかもしれない。本当に素敵な話を聞かせていただくことができた。そして私の想いもしっかり伝えさせていただくことができた。

 

私のような若輩が言葉にするのは、大変失礼かと思うが、片山さんと私の歩み方やめざすところに多くの共通点があり、お互いが多く共感できたと思う。そして私に勿体ないほどの多くの温かい言葉をかけていただき、これからもさらに関係を深めながら一緒に取り組んでいくことを約束させていただくことができた。

私は片山さんや奥様の心に触れ、その想いと素晴らしい作品を一人でも多くの人に使えたいと率直に思った。ただ素敵な商品だから是非販売したいとかいう、ちんけなものではなく、本当に魅力的なパンジー&ヴィオラに触れていただき感動してほしいと単純に思った。

今冬から来春にかけて、片山さんと又右衛門の素敵な取り組みができると思うので、皆さんにはご期待いただければと思う。

 

 今回の訪問中には、何度も可愛らしいネコちゃん(ふくちゃん)が遊びに来てくれて、私たちの絆をより深いものにしてくれたような気がした。


 そうこうしているうちに出発の時間になってしまい、お互いが再会を約束し、私はこの地を後にした。とてもとてもエキサイティングな時間になりました。再会とこれからご一緒できる取り組みがとても楽しみです。ありがとうございました。


 そして車に乗り込み、指宿をめざす。ただその途中に少し気になっていたとこがあったので、少し遠回りであるがせっかくなので寄ってきた。

駐車場に車を置いて、鳥居をくぐり本殿へと向かうと、目の前にその巨木は姿を現した。


そのそびえ立つ姿に一瞬絶句した。凄いの一言である。今まで海外で大きな木は見てきているが、この樹には大きさ以外に、今までと違った強さを感じることができた。本当に凄かった。

片山さんの凄さと、巨樹の凄さに、胸を撃ち抜かれたような感じで、ETCカードを忘れてきた私はひたすら下道で指宿へと向かった。そして21時30分ごろ何とかホテルへと到着。荷物を置いて、ホテルに紹介してもいらったお店「むさし」さんへ行くことにした。

 そして一人寂しく?素敵な1日の打ち上げとして軽く食事をいただいた。

このお店は雑誌のあまから手帖にも紹介されるなど、素敵なお店であった。

 料理も大変おいしく、一人ではあったが至福の一時を過ごさせていただいた。その時にお店のオーナーと少しお話をさせていただき、私が出演していたウラマヨが九州でも放映され、私のことを知っていただいていたのが驚きであった。あらためてテレビの力はやはり凄いと感じた。

 

料理もだがとても優しくお声掛けいただく方がたのおかげで、胸もお腹もいっぱいになり、とても良い気持ちで、ホテルへと戻った。そして終了ギリギリに温泉で汗を流して、部屋に戻りベッドで横たわった。あ~~~とてもとても良い1日だった。

明日も素敵な1日になることを祈りつつ眠ります。おやすみなさ~~い!