四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2014.10.28

大切な植物の旅立ちとJFMA 大阪セミナー 

先日IFEXで展示させていただいた樹齢300年のオリーブに続いて、今日はボトルツリーとグラスツリー(ブラックボーイ)グラウカのマルチヘッドが、素敵なところへ旅立った。

 

旅立ったボトルツリーは、今春に入荷した10数本の中でも、特にずんぐりむっくりとしたフォルムでバランスがよく、入荷後早く芽吹いた状態良いものである。

 

そして養生のため布で巻かれた姿は、まるで花嫁衣裳を着ているかのように感じた。

 

そしてグラスツリー グラウカ。とてもユニークな形のマルチヘッドで、完全に発根活着しているので、これもまた状態もかなりいい。

 

 少し話がそれるが、ここでせっかくなので、あまり見ることがないだろうグラスツリーの根の状態の写真をUPしたいと思う。

 

注:この写真は今回のものとは別に、先日IFEX出展用のグラスツリーを植え替えたときの写真です。

 

 

いかがですか~~?少しグロテスクな感じがするまでに、しっかり発根していますよね。

発根活着をコンセプトに出荷している私が言うのはおかしいかもしれないが、このしっかりした根の張り具合は、我ながら驚くぐらいで、これでこそ発根活着だなーと感じました。

 

 

本当はこの両者とも、愛らしいフォルムから、個人的には、ずっと手元に置いておきたいと思っていたぐらいのものであったのですが、今回素敵な植物公園からオファーをいただいたため、そんな私のお気に入りだからこそ、「一人でも多くの皆さんに観ていただきたい」「可愛がっていただきたい」という思いから、喜んで送り出させていただきました。

 

この子たちも、きっと新しい場所で多くの皆さんに観ていただき、愛されながら、幸せな時を刻んでいってくれるだろうと思うと、何だか子供を嫁に出すような気分になり、「植物公園の皆さん。よろしくお願いいたします。そして可愛い子たちよ、幸せに・・・」と心の中で呟き、願いながら、少し寂しいながらも、ホッとしたような気分を感じることができた。

 

海外から迎え入れた時も、今回このように送り出した時も、こんな気持ちにさせてくれる植物たちに、本当に感謝です。

 

 

そして、この日の昼からは、梅田で開催されるJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の大阪セミナーに参加をした。その講演は、業界の人なら誰もが知っているパークコーポレーション(青山フラワーマーケット)の井上英明社長がメインスピーカーで行われた。

私は、井上社長とはかれこれ10数年来の付き合いで、特に親しくなったのは当時ドイツやパリの展示会視察終了後、二人で一緒にイタリアに行ったのがきっかけであった。
その頃からすると会社の成長度など経営者としては、うちの会社とは色んなところで大きく差が出てはいるが、相変わらず今も仲良くさせてもらっていて、お互い取引先とかという感覚ではなく、業界内での悪友?親友?といった感じで、顔を突き合わせれば、仕事の話よりも、少し違った方向に進むのが常である。今回も二人で話をすると、仕事かプライベートかは微妙なところだが、ちょっと面白い仕掛けができればということになったので、できればチャレンジしてみようと思っている。またそのうち報告ができればと思っているので乞うご期待を。

 

今回の大阪セミナーは、予想よりも多くの人が出席され、とても盛況であったといえる。

内容は井上社長の講演と小川孔輔教授(JFMA会長)のコーディネートで、井上社長とジャパンフラワーネットワークの高橋正行社長との対談で、色んな視点からの考え方で発言されていて、面白く時間も足らなく感じるほどであった。

そして対談の中で感じたが、それぞれ仕事のスタンスや、表現方法は違っていても、このように多くを人を引っ張り突き進んで行く人たちには、共通して「強い信念」があるということをしっかり感じることができた。

 

 

ちなみに私の名前は信康。

 

信長の「信」に、家康の「康」で信康というと、ほとんどの人が笑う。単純だなと思っているのか、名前負けと思っているのだろうと思う。確かにそうだが、名前にあるように、人を信じ、信念を強く持って、これからも彼らに負けないきもちで頑張っていかなければと思った。

 

さらに今回もまた、このセミナーを通じ、新たな素敵な人との出逢いもあり、とても良い一日になりました。

 

 

さ~明日から海外出張。

 

新しい出逢いに向けていってきます。

 

 

海外出張の内容は、ネット環境が不安定なので迅速なアップは難しいかもですが、できればライブをFacebook で、まとめた報告をこのブログで順次アップできればと思っています。

ではでは。