四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2023.06.13

又右衛門 欧州へ。(イギリス)③~巨大ナーセリー訪問~

イギリスでの2日目。今日はイギリスで3本の指に入るといわれているナーセリー2社の訪問をした。

朝、起きて近くのパン屋さんで、コーヒーとパンを買い、さっといただいたのちに出発。

まずは1社目Deepdale社。代表自らが圃場(ほじょう)の案内をしていただいた。

「AIR-POT」研修でもあるので当然かもしれないが、広い敷地に「AIR-POT」によって育成・管理されている植物がとても素敵である。

そして約20年「AIR-POT」を使用してきたおかげで、植物の品質が飛躍的に向上し、クライアントの絶大な支持を得ているとのことである。今では「AIR-POT」育成植物との指名で自社を選んでいただいているとのことである。

視察中には、植え込みの現場にてレクチャーなども受けることができた。

このように実際に植えられた元気な植物を目の前にしたレクチャーは、説得力があり、ぐっと入ってくるものがあった。

その後も制限時間いっぱいまで、今後の植栽のあり方、健康な植物とは?など意見交換をさせていただき、本当に多くを学ばせていただくことができた。

そしてあっという間に時間が過ぎ、感謝の意を伝え、Deepdale社を後にした。

そして次の目的地に移動。その途中でイギリス版ファミリーレストランにてランチをいただいた。

午後はmajestic 社を訪問した。ここも20年来の「AIR-POT」での育成管理によってビジネスを急成長させた巨大ナーセリーである。到着後しばらくして、とても忙しい中、代表に時間を割いていただきご案内いただけた。

まずは入り口付近で、会社の取り組みについてお話いただけた。ここは植物の育成管理だけではなく、実際の工事、それも大型開発の植栽工事から、一般家庭までの要望に応えるなど幅広く対応されている行き届いたグリーンサービスを提供する大企業である。

広大な敷地のため、カートにての高速視察である。

広大は圃場では樹種ごとに管理されていてそのスケール感には、とても驚かされた。

このような大きな植物も育成管理されている。

また一般家庭向きサイズのモミジなどまでも「AIR-POT」で植えられていて、植物の品質の高さには驚かされた。

そして倉庫やスタッフルームを見学。大型重機が格納されている施設階上には、農場とは思えないほどのスタッフルームが併設されていて企業としての充実度がうかがえた。

視察の途中では、「AIR-POT」で植えられた植物をフォークリフトで運ばれていくスピード感に驚かされた。

また大型トラックに重機と「AIR-POT」で育成された大型植物と資材が載せられたものを見せていただいた。このような大型植物の植え込みであっても「AIR-POT」で育成した根鉢のしっかりした植物であれば容易で、日本では多くの人数で半日から1日かかる植栽工事も、少人数にて数時間で植栽を終えることも可能になっているとのことである。素晴らしい。

またイギリスの植栽現場で活躍されている著名な女性のスピード感やテクニックもさすがである。憧れを感じる。

さらに素敵なのはナーセリーにて働かれている女性の表情が素敵である。一見おとなしい感じがする若い女性が現場で活動しながら、日々研究を行ない、近々発表もされるとのことで、質問にもはっきり答えていただける。素晴らしい。

他の場所では、とても素敵な表情と日本語で挨拶していただける女性にも出会えた。彼女は小型植物の手入れをしていて、ハサミも日本製を使っている日本びいきの方である。

どのようなハサミを使っているかをたずねたところ、シザーケースからさっと取り出し見せていただけた。それは何とパートナーである「秀久」製!!!

さすがに又右衛門モデルとまではいかなかったが、このような地でもパートナーでもある「秀久」が活躍していることに、驚きと大きな喜びを感じることができた。又右衛門ハサミをプレゼントしたいぐらいであった。

その後も制限時間までカートで圃場を周りながら見学をさせていただき、事務所に戻ることにした。

事務所においてもムービーなどで施設や取り組みを説明いただき、このナーセリーが植物だけではなく人材も育成する確立された企業であることを実感することができた。最後に代表はこの20数年間、「AIR-POT」のおかげでこのように成長することができた。今は「AIR-POT」での栽培管理なくして事業が成り立たないと言っていたのが印象的であった。

今日はこの2社を拝見し、日本との違いを大きく感じた。もちろん日本のナーセリーや栽培管理方法を否定するものではないが、このような成長企業を目の当たりにすると、日本も彼らの育成、栽培管理から学び、今後を一考することも必要であるのではと強く感じた。

そして今日の視察研修を終えて再び車にて長距離移動。ケント州へと向かい、夕刻にホテルに到着。

ここも素敵な街並みである。ホテルに荷物を降ろして、しばらくしてディナーミーティングを行った。

やはりイギリスと言えばフィッシュ&チップスかなと思い注文。ただ又右衛門はチップスを控えているので、ポテトを野菜に変えていただいて、美味しくいただくことができた。

その後街の植栽を見学。ところどころではあるがプランターに花が植えられていた。

部屋に戻り、睡魔に襲われるまでデスクワーク。いろんなプロジェクトの連絡などをいただき、中々終わらず、日付が変わり大きく時間は過ぎていったがとても充実して一日を終えることができた。

さて明日も素敵なプログラムが待っている。しっかり頑張ろう。