四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.10.16

「Thank you Tokyo! Festival and Ceremony」

熊野から日帰りの車の旅を終えて、次は飛行機で東京へと向かった。

今日は、TOKYO2020開催後1年の節目で、アスリートが残した数々の功績を称え、関わった全ての方に敬意を表し、再びスポーツの力を分かち合う「Thank you Tokyo! Festival and Ceremony」が国立競技場で開催され、来賓としてご招待いただき出席してきました。

1年前に観戦することができずに、正直残念な気持ちもあったので、何とか都合をつけて出席してきました。

定刻16時からのセレモニーを観覧しました。
冒頭、安倍晋三元首相の黙祷にはじまり、IOCバッハ会長のお言葉、世界のアスリートからの開催に際しての感謝のメッセージが映し出されました。

そのビデオメッセージのほとんどが、このような世界的なパンデミックの中、日本でしか開催はできなかった本当に「ありがとう!東京!」「ありがとう!日本!」と繰り返され、それを聞いているだけでも込み上げてくるものがありました。

また、遠いステージ上には女子400mハードルのアメリカ代表金メダリストであり、大人気のシドニー・マクラフリン選手が立ち、1年前の五輪についていろいろ話をされた。私はオーロラビジョンに映し出されたマクラフリン選手を食い入るように観させてもらった。

皆さんからのメッセージの後には、王者フィージーとの7人制ラグビーの試合、女子走高跳オーストラリア代表銀メダリストのニコラ・マクダーモット選手や、女子1500m日本代表の田中希美選手など豪華メンバーによる障害競走、男子やり投げインド代表金メダリストのニーラジ・チョプラ選手、女子やり投げ日本代表の北口榛花選手による的当てなどが行われた。
その後、次回パリ五輪で正式種目入りするブレイキンのパフォーマンスが繰り広げられ、とても楽しませていただけた。

そしてサプライズ。先ほどオーロラビジョンで食い入るように観ていた金メダリストのシドニー・マクラフリン選手はじめ、女子マラソン銅メダリストのモリー・セイデル選手などが、同じ来賓席に・・・・・

この光景にさすがの又右衛門も緊張。
ただこのような機会はもう生涯ないだろうと思い、意を決してマクラフリン選手に「一緒に写真を撮らせていただきたい」とお願いしたところ快諾いただけた。それもこんな素敵な笑顔で・・・・・。

各選手それぞれが独特なオーラを放ち、さすが世界を代表する方々だと感じた。

最後は今大会を支えてくれたボランティアスタッフの方々が競技場に集まり、参加者の皆さんから、大きな拍手が送られフィナーレとなった。

今回、パンデミックによる課題や制約があった中でもアスリート、コーチ、ボランティアスタッフ、そして世界中で応援する多くの人びとの力によって、スポーツを通じ世界中が一つになったと言えるのではないかと思う。賛否両論ある中での開催ではあったが、この大会に関わらせていただくことで、多くを学ぶことができたのは事実。もう私が生きている中での日本開催は難しいであろう。本当に素敵な機会を嬉しく思う。

「Thank you Tokyo」と私も言いたい。きっと国立競技場に植栽された又右衛門オリーブもそう思っているに違いないと感じられた。とても感慨深い1日であった。