四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2022.02.27

あわじグリーン館 訪問。そして想うこと。

今週も多くの重要なリモート会議があった。
23日は、午前中は社内会議もあり出席。その会議が終わる否や、車に飛び乗り淡路島へと向かった。
淡路夢舞台にて昨年リニューアルオープンされた「あわじグリーン館(旧称:奇跡の星の植物館)」へ、稲田館長とのミーティングためである。

稲田館長は、私も関わらせていただいたシンガポールのガーデンズ・バイ・ザ・ベイにてランドスケープの設計を行われたり、シンガポール植物園や牧野植物園などにも関わられたり、とても活躍されている方であり、昨年のリニューアルの際に館長に就任されたのである。

そして今回はまた新しいプロジェクトのため現地で打ち合わせをすることになった。

大阪営業所から1時間強で現地に到着。早速稲田館長と再会し、温室である館内へとむかった。

稲田館長にご説明をいただきながら、館のコンセプトや、今後の取り組みなどをお話しした。

ちょうどこの時はランの特別展でもあり、素晴らしいランが多く飾られていた。
中にはシンガポール植物園との友好関係によって贈られてきたランや、館長のネットワークによる国内の生産者から集まったランが多く飾られていて、さすがと感じることが多くあった。

その他にも希少なソテツや巨大なアロエ ディコトマなどもあり、行くたびに心が躍る施設である。

稲田館長が就任され、いろいろな改革もなされている。
特に植物の命を大切に考えておられ、持続可能な植物園をめざすなど私の活動と共通点も多く、意思の疎通もでき、色んなことで意気投合することができた。

安藤忠雄先生によって設計された素晴らしい夢舞台の施設や温室を最大限に活かし、植物の素晴らしさを様々な方面から表現できれば、日本でも有数であり、世界的な植物館になるであろう。

このような施設は日本では他に作られないかもしれないと言える。
そのような素晴らしい施設が地元兵庫にあることを誇りに思うとともに、厳しい環境であるかもしれないが、何とかこのような施設を世界に発信できる価値ある施設として永年残していきたいと強く想った。

私にできることはわずかかもしれないが、兵庫県民として、日本国民として、植物に関わる者として、引き続き積極的に関わっていければと思う。