四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2020.02.18

又右衛門 デザットプランツに学ぶ

先週は2回の出張に加え、自らの至らなさゆえのあまりの忙しさでブログアップもできず気が付けば3kg痩せていた。

そしてそのままのバタバタで迎えた今週は、京都のcotohaさんにお招きいただき日本を代表するハウスメーカーの皆様に講演を2回おこなわせていただいた。

プログラムの前半は株式会社COTOHA谷奥社長が屋内の植物についてとても学びになるお話をされ、私は後半に屋外の植物や植栽のお話をさせていただいた。

屋外で行う植栽の中でも、近年注目が高まっているデザットプランツやその他の輸入植物によるドライガーデンやローメンテナンスガーデンのことを中心に、土のデザインや環境に配慮した植栽の施工・管理などについてお話をすることに。

会場いっぱいの観葉植物に囲まれ、普通であれば大変リラックスできる空間のはずが、むしろ又右衛門は、植物に見守られながらも、きちんと植物のメッセージを伝えなければならないと力が入り少し空回りしたところもあったが、参加者の温かさに救われ無事に終えることができた。

 

最近人気の高まりからよく耳にするようになってきた「デザットプランツ」。

その名の通り砂漠で生息する植物である。私たちはそれに加え、暑さ寒さに強く、また乾燥にも強い植物を同様に広い意味でとらえています。

また独特の姿から最近の建築デザインととても相性がよい。
ただそれだけではなく、しっかり根付いたデザットプランツの機能性の高さは驚くべきものがある。暑さや乾燥に耐えられるだけではなく寒さにも強い。低農薬・低化学肥料での栽培が可能なため、環境に配慮した輸入植物であると言えるのではないだろうか。
近々、デザットプランツを載せたコンテナがスペインより到着することになっている。
こうして、この植物の魅力を多くの人々にお届けするお手伝いができることは幸せである。

 

ちなみに弊社 本社前に試験植栽しているユッカたちは植え込んだ時以外一度も水をあげたことなく、自然の雨のみだが全く問題なく今も元気に育ってくれている。

ただデザットプランツであればどのようなものであってもいいというわけでもないのが現実である。日本の気候に馴染みやすい環境で育て、しっかり根の張った健康なものでなければならない。

 

書きながら、まるで植物が自分に対して伝えているようにも感じてきた。

確かに見た目は少し変わっていて、尖っているように感じられることもある。そしてあまり水も飲まないし、ご飯も少なめ。暑さ寒さもそれなりに我慢できる。わりに放ったらかしでも育っている。ローメンテナンスな奴である。しかしまだまだ弱い。それは根の張り方が足りてないのかもしれない。

 

私、又右衛門もしっかり根を張らなければならないとあらためて教えられたような気がする。

 

今回も素敵なご縁をいただけた。皆さんに本当に感謝である。再会が楽しみである。