四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2019.12.17

ヘスペリジン研究会 第11回研究発表会

16日はヘスペリジン研究会の学会発表はじめ、多くのミーティングのため朝一番の飛行機で都内へと向かった。

午前中、急遽連絡が入り、来年早々のプロジェクトのための打ち合わせを六本木ヒルズで行った。

 

続いて、イタリアでのプロジェクトに関するランチミーティングを行った後、「ヘスペリジン研究会 第11回研究発表会」に参加するため御茶ノ水へと向かった。

 

ここで、「ヘスペリジン」とは何?と思われている方もいらっしゃるかもと思うので少しだけ説明を。

 

ヘスペリジンとは、みかんなどの柑橘類の皮などに多く含まれるフラバノン配糖体でポリフェノールの一種である。効能としては抗酸化・抗炎症作用などがあり、かなり注目が集まってきている。

そこで、私たちが以前から関わらせていただいている「橘(たちばな)」の効能に多く注目が集まり、当学会にて、なら橘プロジェクト協議会 城代表が橘の研究発表をすることになり、学会発表のお手伝いと参加のために会場へと向かった。

到着し、まずは、おおかた飾り付けが出来上がっていたブースに、実際に実のなった橘の木を飾らせていただき、開場前の来場者に説明させていただいた。

ちなみに橘は、柑橘では2種類しかない日本の固有種であり、一時は絶滅危惧種に分類されたこともあるほど希少な植物である。さらに古事記や古今和歌集などにも登場する歴史があり、天皇家が大切にされてきた由緒ある植物である。「左近の桜。右近の橘」という言葉を聞かれた人は多いと思う。雛飾りにある実のなる木も橘である。

さらに花は文化勲章にも用いられており、いかに歴史的にも貴重な植物であるということを知ることができる。

そして定刻に学会発表が始まる。日本全国から集まった名だたる教授や研究者、関係者が研究発表を熱心に聴かれていた。

そのような中、城代表も橘の素晴らしさについて熱弁をふるわれていた。ちょうど城代表の発表の後が小休憩であったが、発表された橘の効能や歴史などのストーリー性、今後の期待度がしっかり伝わったのか、興味を持っていただいた多くの方が、橘のブースに詰めかけていた。

その後も、多くの先生方の発表を聴かせていただき、ヘスペリジンの持つ力を学ばせていただけ、橘への多くの期待を実感することができ、とても価値ある学会となった。

 

学会終了後の懇親会でも普段の活動において接点はあまりないであろう先生方とのご縁もいただき、バタバタながら有意義な一日となった。

翌日は朝一番から四谷でいろんなジャンルで活躍される大手企業との植物に関する取り組みなどのミーティングをさせていただき、かなり面白い取り組みに発展しそうな感じである。

 

午後からも以前から交流があった素敵な方とのご縁で、これまた違った形で他にはないような取り組みのご相談などいただきとても興味津々である。その後も素敵な団体とミーティングをさせていただきワクワクが止まらない状況のまま、帰阪の時間となり羽田空港へと向かった。

今回も素敵な両日となった。あと2週間しかない、いやまだ2週間もある。色んな思いが交錯しながら、とりあえず前に進んでいることが本当に嬉しく感じる。