四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

昨夕にアンダルシア コルドバに入り、そこから車で目的地のニシハへと向かった。

今回訪問するナーセリーは、バレンシアで開催される花き園芸の展示会イベルフローラや、日本で私たちが出展している展示会でお会いしている顔なじみのナーセリーである。

マドリッドからAVEで約1時間半、予定より少し早めに到着し、駅のカフェで過ごしているところへ、ナーセリーの方々が迎えに来てくれた。

ナーセリーに向かう道中、オリーブ畑もさることながら広大なひまわり畑が目に飛び込んでくる。その広大さは半端ではない。ただ残念ながらまだ蕾である。しかし、少し色づき始めたところもチラホラあって、これが全て咲いた時を想像するとワクワクしてしまう。

そのような素敵な景色を横目に観ながら一時間弱でナーセリーに到着し、いくつかの圃場を拝見した。

その後オフィスに到着すると、そこではとても可愛らしいカップルが私たちを出迎えてくれた。そこで明日の予定を確認し、ホテルに送ってもらった。

私はニシハで宿泊するのは初めてであるが、こじんまりしていてとても素敵な町である。ホテルに入り荷物を置いて、ナーセリーの方々と一緒にディナーをいただきながら、ゆっくり情報交換など行った。

初めてのゆっくりした状況でのミーティングは長く続き、あっという間に日付が変わるころになったので、そろそろ切り上げようとホテルに戻り、デスクワークを行ったのち、少しだけベッドで横になった。

昨晩のデスクワークも長くなったため3日間で5時間の睡眠時間ではあるが、時差ぼけが続いていて眠くならないので朝から元気である。

そうして朝からはナーセリーの車で、順番にいくつかの圃場を視察させてもらった。

小さなオリーブから大きなオリーブまでがゾーンごとに区切られている。

樹齢600年ぐらいであろう大きなオリーブなどもある。

途中、作業を行っている様子を拝見した。

その他にも門かぶりのように横になっているオリーブなど、面白い仕立てができそうなユニークなものがあり、楽しく観ているうちに気がつけば14時過ぎ。朝から忙しく朝食どころかコーヒー1杯も飲む時間がなかったので、そろそろ切り上げて朝食、ランチ、おやつ兼用の食事をとりながらミーティングを行った。

アンダルシア地方の郷土料理であるスープをはじめ、スペインではお決まりの生ハムなどをとても美味しくいただいた。そして出発しなきゃならないギリギリの時間まで今後についてのミーティングを行なったのち、再びコルドバ駅まで送ってもらい、10月の展示会での再会を約束してこの地を後にした。

そしてAVEにて三度マドリッドへ。駆け足で乗り換えて、バレンシアへと向かった。

バレンシア駅に到着後、ホテルに移動。チェックインを済ませて久しぶりのバレンシアの雰囲気を感じたいと思って街へと出たが、すでに日付は変わっているので、いつものお気に入りのお店もしまっていた。

ただそのお店の奥で、いつも私を覚えてくれている店員が忙しそうに働く姿を遠目から確認でき、とても嬉しい気持ちになり、「今年の秋には必ず来るからね」と遠くから挨拶して、ホテルに戻ることにした。

ホテルに戻ってから、デスクワークや日本との連絡を行い、朝方就寝することにした。

昨晩はドン・ベニトーのViverosCanos社の責任者であるパコさんはじめご家族の皆さんに招待いただき、高台にある、お城を眺められるところで素敵なディナーをごちそうになった。

料理も美味しく、とても明るく楽しくいろんな話を聴かせていただき、日本以上のおもてなしであったと思う。

そして日曜である明日は、午前はドン・ベニトーの畑を視察する予定であったが中止となり、コルドバに送っていただくことになったが、急遽お願いして再びマドリッドへと送っていただくことにした。

朝8時出発なので1時間前ぐらいに起きればいいかと思い0時ごろ寝たのだが、久しぶりの海外出張のためか、時差ぼけのためか眠れなかったので、あきらめて2時から仕事をはじめ朝を迎えた。

予定時間より少し早くホテルに迎えに来ていただけ、そのままマドリッドに向けて出発。
途中、行きつけらしいCaféにてコーヒーをいただき、約3時間、無事11時過ぎにマドリッド駅に到着した。

そしてドン・ベニトーViverosCanos社のパコさん夫婦とはここでお別れ。
別れ際には、これからまだまだ暑いだろうからとスペインの扇子までプレゼントしていただき、見送ってもらった。往復7時間近くの送迎。日本でいえば大阪から広島まで車で送っていただくのと変わらないぐらい。本当にありがたく思った。

その後駅で荷物を預けてと思ったがCOVID-19の影響で預けることができず、近くのロッカーもいっぱいで空きがなく、仕方なしに24kgのスーツケースと、かなり重たいリュックとウエストポーチを身につけたままマドリッドの街を移動した。

今回なぜ急遽マドリッドに戻ったかと言うと、以前から気になっていたところが2か所あり、一度は観ておきたいと思い立ち、体力的にも大変かなとも思いながらも、せっかくなのでと思ったからである。

その一つが「グリーンウォール」壁面緑化である。少し前に話題になっていたので観ておきたかった場所である。

通常の壁面緑化より立体感があるように感じ、中々良い感じである。

近くによってみると、ありがちな感じで、ところどころ抜けてしまっているところもあるが、致し方無いかなと言う感じである。地元の人も見学には来ているようであるが、人でごった返しているというわけではなかった。

そして二つ目の行きたかったところは植物園である。
マドリッド市街には「REAL JARDIN BOTANICO」レアル植物園がある。入口では少し並んだが、4ユーロを払い入場した。

そして早速園内を探索。

広い敷地にカテゴリーごとにゾーニングされてはいるが、見た目に明確に分かれているようには感じなかった。

奥には屋内展示場もあり、企画展が開催されていた。

また熱帯や亜熱帯植物などの展示温室や、ユッカなど乾燥地帯の温室などがあり、日本の植物園と比較しながら楽しませてもらうことができた。

そしてせっかくここまで来たなら、たとえランチの時間を削ってでも、プラノ美術館を観るべきだと思い入館してきた。

残念ながら撮影禁止のためアップはできないが、中には、GOYAをはじめとする素晴らしい画家の作品がとても多く展示され、至近距離で観ることができた。

また他にも有名な美術館などもあり、観光や食事もしたかったが、当初予定になかったものを無理矢理ねじ込んだ今日のマドリッドであったので、残念ながら時間切れとなり、AVEにて次の目的地へと向うことにした。

数時間だけ横になり、出発の準備。

しっかり朝ごはんをいただき出発。今日はスペインにおいて一番のパートナー企業であるViverosCanos社のナーセリーがあるドン・ベニトーへと向かう。

ViverosCanos社は、「ユッカ ロストラータ ブルースワン」などユッカ類やアガベ類などのデザットプランツにおいては、リーディングカンパニーで、スペイン産の高品質のユッカにおいて草分け的存在である。

マドリッドのホテルから高速道路をひた走る。当たり前かもだが無料がとてもありがたい。日本もこうなればいいなと思うが渋滞がひどくなると思うとそうでもないかも。そのような話をしているなかスペインでは電気代が急に70%上がったらしい。日本だったらこんな上げ方は絶対にないだろうと思うとどっちもどっちのような気もした。窓からはスペインらしくオリーブ畑を観ることができる。3年ぶりの光景に凄くありがたさを感じる。

約3時間でViverosCanos社に到着。早速必要な荷物を持って気温が上がらないうちに畑に向かうことにした。

農場はすぐ近くにあり、全部で約45ヘクタール。壮大である。まずは入口近くにある「ユッカ リギダ」が目に入る。

「ユッカ リギダ」は、ユッカの中でも一番美しいと言われているぐらい。シルバーがかっていて美しい。その中でも特にマルチヘッド少なく、良型のものをセレクト。

次は「ユッカ トレキュレーナ」。YuccaTeculeana。カタカナの表現は今後変わるかもしれないがその時はごめんなさい。この種は今まで私は輸入したことはないが、どのような反応になるかわからないので試験的にセレクトした。

続いて「エスペラロエ」。以前に輸入した時はインパクトが低かったため積極的に輸入しなかったが、最近問い合わせを多くいただけるようになった。恐らくロックガーデンやドライガーデンの素材としては格好で、3月ごろから10月ごろまで長く花を咲かせるのが人気の理由であろう。

その向かいには「ダシリリオン ロンギッシマム」。ロンギッシマムは土を好むため、根洗い後活着しないことがあるが、スペイン産は高確率で発根するので今後大きな期待ができる種である。

続いて希少種である「ユッカ リネアリス」極上品である。ロストラータに比べて葉が細いのが特徴。よく似た種の「ユッカ ケレタロエンシス」は以前ワシントン条約対象種になったぐらいである。個体数も少なく引く手あまたであろう。さらにこの中から頭が大きく美しく広がったものを多くセレクトした。

そして押しも押されもせぬ存在で人気の「ユッカ ロストラータ ブルースワン」この頭の大きさ、美しさは絶品である。

見事なシルバーブルーである。何度見てもうっとりで正真正銘の「ブルースワン」である。このネーミングはViverosCanos社が行い、日本にてバラエングループが商標登録をして展開していたが、更新の際にあまりに知名度が高まったせいか一般品種の名称と間違った判断をされたぐらいの人気種である。そのためこのような「ユッカ ロストラータ ブルースワン」をご希望の方はバラエングループから購入いただくか弊社の正規代理販売店を通じて又右衛門プランツの「ブルースワン」とご指名いただければと思う。

そしてその「ブルースワン」のマルチヘッドもいくつかあるので、良いものを日本向けに選別し、又右衛門エリアで管理養生して送ってもらうことになる。

それよりさらに大きなものが「ユッカロストラータ メデューサ」である。見事なサイズである。
ここのサイズで2メートルオーバーばかりである。一見小さく思えるかもしれないが、地面に植わっていてこのサイズ。すなわち鉢上げすると少なくとも50~70センチ高くなることを頭においていただければと思う。そしてこの中からもコンテナに立てて入るサイズを多くセレクト。

さらにトラックに載っている写真の「メデューサ」より大きくコンテナでは横にしなければならないようなサイズも限定数本セレクトをしたので楽しみにしておいて欲しい。

またこのような大きすぎて実用的ではないようなサイズのものばかりではなく、一番扱いやすいサイズもあり、6月に入荷予定なのでチェックいただければである。

この他に「ブラヘア」などもある。ただ、ヤシ類は全般的に根洗いすると枯死する可能性がかなり高くなるため、お客様の要望より植物の命を優先させたいと思う。

この頃になると気温はすでに40.5℃に達しており、現地パートナーも疲れ気味だが、私は久しぶりに植物を前にして興奮気味なのと、ほぼ40時間眠っていないのでハイになっていて疲れを感じられない状況であったためか超ご機嫌である。

ただそのような過酷な状況に皆さんを巻き込むことはできないので、程々で事務所のあるナーセリーに戻ることにした。

作業所には先ほどのナーセリーから掘り起こされたユッカ類がトラックに載って運ばれてくる。どれもが素晴らしい仕上がりである。

▶︎ユッカを手際良く整理していくスタッフ(動画)

そして素手で手際よく葉をさばいていく。お見事である。このように土がついたままであれば、すぐに輸送すれば問題ないが、日本向けにはそうはいかない。しっかり根を洗うので、現地で養生しなければならない。それも長い場合は2年間ほどかけて又右衛門エリアで養生する。これをしないと枯死につながる。スペイン産であってもそのような状況にもかかわらず、最近日本では養生されていないロストラータが比較的安価で流通しているので要注意である。鉢と幹を紐や木で固定しているロストラータにはそのようなものが多いため、そのことを認識して判断をすることをお勧めする。

いかがでしたでしょうか?今日はスペイン ドン・ベニトーのパートナーナーセリーの紹介をしました。

今回セレクトした素晴らしいユッカたちは、早くて来年の春、場合によっては再来年の春のお届けになるかと思うので楽しみにしていただければです。大いに乞うご期待である!!

昨日は岐阜から戻り、自宅で夜のリモートミーティングに参加終了後、途中で手に入れたお土産と身の回り品と必需品を大慌てでトランクに詰め込んで就寝した。

そして暗い間から最終の出発準備をして、伊丹空港へと向かった。
久しぶりの海外のため持ち物に結構不安を感じながらのチェックイン。COVID-19以前と大きく違うのは、スペイン入国の際にはワクチン接種証明書と、このためにダウンロードした「SpTH」アプリに入国するための必要事項を記入することで得ることができるQRコードが必要なのである。
語学に堪能な方は、何ら問題はないのかもしれないが又右衛門には大きな関所であった。
それらは何とかパートナーのおかげで準備を完了させていたので、あとはパスポートとお金とワクチン接種証明さえあれば何とかなると一生懸命言い聞かせながらの出発となった。

羽田空港に到着。国際線までは今はバス移動になっているので循環バスに乗って第3ターミナルへ移動。無事出国手続きを終えることができた。

昔、出発ターミナルとカウンターを間違え乗り遅れそうになった苦い思い出があるので、しっかり出発カウンターをチェックした後、デスクワークができるところへ行き、出発までの残された時間で不安を忘れるようにしっかりと作業を行った。

遅れはしたものの出発の案内があったのでゲートに向かう。
飛行機はSTAR WARS。何だか少し強そうに感じたのと、昔、又右衛門のシルエットがダースベーダーに似ていると言われたことがあり、親近感から少しだけだが不安が軽減され飛行機へと乗りこんだ。

そして座席に座りデスクワーク用の書類と本を積み上げさっそく作業に入る。
モニター画面に目をやるとフランクフルトまでの飛行時間は15時間以上。思わず力が抜けそうになった。飛行機には、多い時は年間100回ぐらい搭乗するのだが、正直あまり好きではない。特に国際線ははっきり言って苦手である。と言うのも飛行機内で眠れなく、じっとしているのが嫌いなのである。にも関わらず今までなら11時間から12時間で到着したのが15時間以上とのこと。ガックリである。昨今のウクライナ問題でロシア上空を飛べないことからの影響である。こっちはSTAR WARS号だ!ロシア上空の最短距離を進めとはさすがに言えなかった。

ただその分しっかり宿題ができると割り切って、早速デスクワークを行う。途中、食事とトイレなどに時間は費やしたが、順調なクルーズである。

窓からの景色は青い空の雲海から夕焼け?朝焼け?そしてまた青空と繰り返す。

途中流氷?を観ることもできた。そして様々な景色を眺めることができたことは良かったが、約1時間遅れているため、乗り継ぎできるのか不安でヤキモキしながらフランクフルト空港に到着。

到着すると機内アナウンスが流れる。その内容は、飛行機が遅れたため今から言う4便については接続が不可能である。そしてその対応は次便もしくは翌日の便に変更と言うことである。私はこの日のマドリッド行の次便はないのを知っていたので、ドキドキしながらアナウンスを聞いていた。するとその4便には含まれておらず何とかホッと胸を撫でおろした。

だからと言って、間に合うと約束されたわけではないので、降機後すぐに案内板を確認して出発ゲートに走って向かった。

途中いろんなところで長蛇の列ができており、それを横目に観ながら進む。そして入国を済ませてAゲートへ向かった。

Aゲートに向かうセキュリティーチェックも大混雑。しばらく並んでみたが中々前に進まず、これではもう絶対間に合わないと判断し、ボーディングパスを振りかざしながら、前に並ぶ皆さんに謝りながら先に行かせていただいた。

そして何とかセキュリティーチェックを受けたが、色々と質問を受けたので、もう時間がないと説明しようとしたら手元にボーディングパスがない。いくら探してもない。きっと先ほど振りかざしながら人混みを縫って進んだ時に失くしてしまったのだと思う。かといってもうゲートをくぐったので戻れない。時間もないしボーディングパスないし万事休すと思ったが、とにかく搭乗ゲートまで向かおうとさらに速度を上げて走り続ける。

途中パスポートを落としはしたが、私の見えている範囲のためピックアップして何とか搭乗ゲートに到着した。事情を説明すると比較的簡単に再発行をしてくれた。おまけに乗る飛行機も出発遅延とのこと。あれだけ大汗と冷や汗をかきながらの1時間は何であったのだろうと思い、少し拍子抜けしたのと安どする気持ちの複雑な喜びであった。

そして約1時間30分遅れで、フランクフルト空港を出発。機内は満席である。そこから2時間30分でマドリッド空港に到着。すでに日付は変わっていた。そこであらかじめ用意した入国用のQRコード「SpTH」を提示するとすんなり通ることができた。

ターンテーブルで荷物を待っている間、以前の記憶がよみがえり再び不安にかられる。と言うのは以前マドリッドに降りた時には、ロストバゲッジで私のスーツケースは経由地でもないスキポール(オランダ)行ってしまって非常に困った経験があるからである。

しばらくしたら、私のスーツケースが無事カウンターに流れてきて、ホッと一安心。24kgの荷物をおしながら、COVID-19の証明などの手続きを済ませ、何とか無事にスペインに上陸することができた。

そして空港の出口には、アシストをしてくれるMIKIKOさんが笑顔で出迎えてくれていた。3年ぶりの再会である。ここで本当に安堵することができた。

日本で自宅を出発してから約28時間でホテルにチェックインすることができた。かなりの長旅であった。そして明日は早朝出発なので今晩はスーツケースをあけることもせず、このブログをアップしてそのまま仮眠をすることにする。さ~~明日からパートナーの農場訪問である。

かなりバタバタのため正直ブログを書く時間をつくれるかどうかわからないのですが、できるだけ写真だけでもFacebookやInstagramなどSNSでアップできればと思っています。これから始まる又右衛門スペイン珍道中編を楽しみにしておいてくださいませ。

午前中のぎふワールドローズガーデン急遽訪問のあと、急いで各務原へと向かった。

今日から3日間、各務原にある内藤記念くすり博物館附属薬用植物園にて開催される、公益財団法人 日本植物園協会第57回大会・総会に出席のための訪問である。

ぎふワールドローズガーデンの余韻にひたりながら約1時間で到着し、車を停めて会場へと向かった。

入口(立て看板あり)に近づくと主催側のスタッフがとても丁寧に案内してくださった。

受付を済まし、荷物を預け、セキュリティーチェックを受けて、会場へと入った。

一昨年は中止、昨年はリモート開催であったために久しぶりのリアル開催である。
そして今回は、協会の総裁でいらっしゃる秋篠宮皇嗣殿下のご臨席を賜るため、一層の厳重なセキュリティーであった。

円滑な進行により定刻に開会式が始まった。

まずは日本植物園協会 岩科会長の主催者挨拶からはじまり、秋篠宮皇嗣殿下より「おことば」を賜った。
続いて来賓挨拶あいさつとして岐阜県古田知事、各務原浅野市長、開催園挨拶としてエーザイ株式会社内藤代表執行役からがスピーチがありました。
その後、来賓である経済産業省貿易経済協力局野生動植物貿易審査室 本庄室長、環境省 自然環境局野生生物課希少種保全推進室 山本室長、農林水産省生産局園芸作物課花き産業・施設園芸振興室 尾室室長の紹介。
続いて表彰式とナショナル・コレクション認定授与式が行われた。

そして総会も行われ、新年度の役員などの発表に続いて、リアル開催されていなかった令和2年からの新入会員の挨拶があり、皆さんに温かく迎えられていた。

さらに時間に余裕があったせいもあるかもだが、以前の広島大会開催前に、日本一のバオバブサバイブプロジェクトを成功させ、その時に入会させていただいた又右衛門にもふっていただき、普段の御礼を述べ、ご挨拶をすることができました。そして1日目のプログラムが終了し、各自ホテルへと向かった。

2日目は、午前中は研修会、午後は各委員会の発表が行われた。
その後、分野別会議が行われ、第3分野会議に出席。終了後、再び大ホールに会員が集合し、分野ごとの発表があった。その中で、第3分野の本年度の研修会は、薔薇園植物場が担当を仰せつかることになった。昨年度は伊豆シャボテン動植物公園というとても素晴らしい施設であったので、正直かなりのプレッシャーである。さらに事務局からも、通常の植物園とは活動が異なる又右衛門の活動や役割に興味をもっていただき、分野を超えた参加希望者を募ればよいのではないかとまで提案いただき、かなりの重責となった。この私にどこまでの提案や提供ができるかわからないが、普段お世話になっている皆さんに最大限のホスピタリティーをもって、お迎えができればと思っている。

このような感じで2日目は進み、夕方閉会式を迎えることになり、実り多い1日となった。

 

3日目は参加者任意のエクスカーションがあった。
Aコースの東山動植物園とBコースの内藤記念くすり博物館附属薬用植物園の見学があり、私は普段お世話になっている東山動植物園さんにも行きたかったが、今引き受けている大きなプロジェクトにおいての見識を深めるために、薬用植物園コースに参加した。

朝一番は、大ホールにて「感染症時代の再来と克服」と題し、修文大学医療科学部臨床検査学科微生物学 荒川教授の講演を拝聴した。
COVID-19の影響下にある現在においてとても興味が湧き、あっという間の90分間であった。

その後は薬用植物園の見学に向かう。まずは薬木園。薬用のボタンはじめ、痛みをとる薬木や、血圧を下げる薬木などをご紹介いただいた。

続いて薬木園

とてもきれいにデザインと手入れが施されている。植えられているのは抗ウイルス作用があるとされる植物や、医薬品となった植物など多くが紹介され実際に栽培されていた。
このコースには著名な先生方も参加され、途中質問にも丁寧にお答えいただけ、とても勉強になった。

そして屋外の見学を終え、続いて館内施設を見学した。

館内では最新のウイルスや薬の歴史についての素晴らしい展示がされていた。

当時使われていた標本箱や印籠など興味深いものが多くある。しっかりみると全く時間がないので、順次進むようにした。

そして以前何かで見かけたことのある「白沢」の展示もあった。「白沢」とは古代中国の想像上の神獣で病魔を防いでくれるとのこと。説明を聞かれている参加者から「顔を並べて写真を撮りましょうか?」とお声掛けいただいたが、さすがに修学旅行のようなわけにはいかないので自重した。確かにとても失礼ではあるが髭と髪型は近いところがあるかもと感じた。

もしそう思われた方は又右衛門の写真をお飾りいただければ、ひょっとしてお役に立てることもあるかもなのでお試しあれ! 冗談ですが・・・。

これで館内の案内を終えて、再び外に出て温室を拝見し、全ての見学を終えることができた。

 

そして最後に、この素敵な石積みのガーデンを手掛けられ、この分野では第一人者である神谷さんのサプライズ登場があった。遠くからでマスク越しでもお互いの存在が確認でき、近くによりご挨拶して、双方がやっとリアルで会えました!と喜び合い、あらためてゆっくりお会いし、情報個交換をさせていただく約束を交わして、この地を後にした。

今回、久しぶりにリアル開催となった日本植物園協会 大会・総会。
本当に多くのことを学べ、さらに新しい素敵な縁をいただくことができた。まさに日本植物縁である。

来年は高知牧野植物園である。私も何度か訪問させていただきお世話になっているとても素敵な植物園で学びどころがいっぱいである。楽しみで仕方がない。

そして約3時間で無事に帰阪。その後重要なミーティングを終え、荷物を詰め替えて新しい旅に出かける準備を行った。久しぶりの海外。少し緊張しながら眠るとする。とても素敵な3日間に感謝である。

今日から3日間の予定で岐阜に向かった。今回の岐阜は、各務原にて開催される日本植物園協会の総会に出席するための訪問である。

そして、せっかく二代目又右衛門(金岡喜蔵)がこよなく愛したバラの生産拠点である岐阜に行くのであれば、現地で薔薇に触れようと思いたったのに加え、前日に、香川の深井先生がアップされたFacebookに後押しされ、急遽「ぎふワールドローズガーデン」まで足を延ばすことにした。

途中工事渋滞などもあり出発から約4時間かかり、無事に到着。昼からの総会に間に合わせるためには30分少々しかないが、駆け足で施設内を観ることにした。

正面入り口を入ると、まずかわいいモニュメントがあり、その向こうにはバラが一面に広がっていて壮観である。

進んでいくとCENTER COURTと呼ばれる施設があり飲食ができる。1500円前後のランチメニューやパンケーキセットなどもあり、まだお昼前ではあったが結構多くの方が利用されていた。

さらに進むと白いバラのエリアなどがあり、清々しい気持ちになれる。この時期にここでウエディングなどを行いたい人は多くいるであろうな~と感じた。

続いてアーケードくぐり、素敵なバラを観ながら進むと、外観が木製の大きな見晴台のようなものがあり、そこに登ってみると

その先に拡がるローズガーデンが一望できる。

そして振り返ると両脇のバラの回廊の中央に拡がる芝生広場が美しい。

本当はゆっくりここで過ごしたかったが、さっと降りて、進んできた回廊から芝生広場をはさんだ反対側の回廊をバラを観ながら戻ろうとすると、以前からお世話になっているこの施設の責任者でもある上田先生とばったりお会いでき、少しだけ立ち話をすることができた。
まさかこの広い施設と多くの来場者の中でお会いできるとは思っていなかったので、とてもご縁を感じた。

そしてお互い時間がないので今日のところは立ち話で終え、再訪問を約束して、次に進むことにした。

途中、施設内を走る列車や素敵なバラたちにも出会えた。

薄ピンクやオレンジ、黄色、紫などどれもが個性的で素敵であった。そして何よりとてもきれいに管理されていて、その素晴らしさには正直驚かされたぐらいである。
日々の管理などに頭が下がる思いで、見習わなければならないことが多いと感じた。

入場ゲート方面にもどり、奥の方を覗いてみるとお子様の遊具施設や音楽堂もあり、様々な年代の方々が楽しめる施設になっていると感じた。

さすがに駆け足で見学しても、この広い施設を楽しむには時間が足らず、後ろ髪を引かれる思いで出口に向かう時に、一種のバラが目にとまった。

そうそれは「ピース」である。
私が幼い頃に一番好きであった品種で、二代目又右衛門が「ピース」の存在を教えてくれたのを憶えている。久しぶりに「ピース」に逢えるとは、まるで二代目に呼ばれたような気がした。そしてまだまだ精進しなさいとお尻を叩かれているようであり、励ましてくれているように感じた。

素敵なバラたち。素敵な施設。それを支える方々のおかげで素敵な時間を過ごさせていただくことができ本当に感謝である。今度来る時はゆっくり訪れたいと思う。再訪が楽しみである。

今日は雨の中、阪急宝塚線清荒神駅至近にある宝塚ベガ・ホールにてフラワーバレンタインコンサート in 宝塚 VOL.9が開催された。

本来は毎年2月に開催をしてきたが、COVID-19の影響で、今年は5月の開催となった。

午前中、スペインからきてくれた植物の迎え入れを確認し、コンサート終了後にプレゼントするミニブーケを車に積み込み会場へ向かった。

到着する頃の13時には主催の宝塚フラワー&コンサート代表でありソプラノ歌手の長谷川氏がすでに到着しており、無事にミニブーケをお届けすることができた。
そして私は一旦大阪営業所に戻り、各種準備や作業を行い着替えてから夕方に再び会場入りをした。

雨にもかかわらず開場前には多くの人がお越しいただけていてとてもありがたい気持ちでいっぱいになった。

そして定刻に開演。しばらくしてオープニングトークとして、又右衛門に声掛けいただき、客席から舞台へと上がることになった。舞台のトークでは進行でありピアニストの源氏さまの問いかけでフラワーバレンタインについてのことと、今回のコンサートのタイトルである【空に輝く! LIGHT UP THE SKY!】にちなんで着用している、全面にマダガスカルの空が映し出されたジャケットのお話をした。

静寂の時間を経て公演が始まる。
歌手の響き渡る素敵な歌声、奏者の素晴らしい演奏に包まれ、とても癒されることになった。

その後休憩をはさみ全部で17曲が演奏され、最後の曲では観客とも一体感のある素敵な公演となった。

公演終了後には、来場者の皆さま全員にミニブーケをプレゼント。
多くの方から普段の活動について温かい応援の言葉をかけていただけ、長く続いている出張の繰り返しで疲れ気味の私はとても強いエネルギーチャージができた。

今回、来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
そして素晴らしい音楽を聴かせていただけた出演者の皆様、準備や公演を支えるスタッフや裏方の皆さんには本当に感謝です。
来年は10周年。できれば記念公演のようなものができればですね。私も楽しみにしています。期待しておいてくださいませ。

今日は朝から大事なリモート会議に出席し、その後法務局で急ぎの手続きを行い伊丹空港へと向かった。

少し離れた駐車場に車をとめて飛行場へ向かう。その間に、足元がキュッキュ、キュッキュと可愛い音を出している。

温かくなったのでブーツをスニーカーに履き替え、長く歩くのでインナーを装備したせいかもしれない。まるで小さな子供が履いているサンダルのような感じである。
周りの人に、いい大人がそのような靴を履いているの?と思われないか心配しながらの出発となった。

空港で、大きな窓から飛行機を眺めるのが好きなので、今日もいつものように写真を撮る。とても素敵な青空が広がっている。今日は雨男と言わせない。ただせっかく持ってきた折りたたみ傘が少し寂しげにも感じた。

飛行機が定刻に離陸すると眼下には私たちの大阪営業所が見える。スタッフの姿を探したがさすがにそこまでは確認ができなかった・・・。

そうして福島上空を通り、まだ雪はある山なみを見ながら、仙台空港に到着。
今日は、私が加入する団体のミーティングに出席するための仙台訪問である。空港を出るといつもならレンタカーを借りての移動だが、今回は市内に行くためだけなので、アクセス鉄道を利用して仙台駅へと到着した。

その後ホテルにチェックインだけ済ませ、重たい荷物を少し軽くして、足早にミーティング場所へと向かった。会場にはほぼ定刻にみんなが揃い、早速資料に目を通しながら今後の団体のあり方や、事業などについての意見交換を行った。そしてどこの団体も同様に抱えているであろう課題などを話し合うことができた。

私もいくつかの団体に加入しているが、そのような中で、よく口にされるのが団体や組織の若返りについてである。私も若返りは大いに賛成ではある。できれば少しでも早く後進に道を譲れればと思っている。しかしながらただ単に役員の年齢を引き下げればいいというわけではないと思っている。

長老と言われるような人の中にも常に新しい発想や考え方を提案している方もいらっしゃるし、若くても積極性に欠ける人もいるのでただ単に年齢でフィルターをかけることはむしろ逆効果になる場合もある。かといっても試験があるわけでもないし、そもそも個性的な色んな考えの人たちが議論することに価値があるので中々難しい課題である。今後の進め方には皆様からもご指導をいただきたいと思っている。

今回、久しぶりにリアルでのミーティングで、やはりリアルならではの良いことも沢山あり、とても有意義な時間となった。何とか少しずつではあるが移動に関する障害が減ってきたので、そろそろ又右衛門も以前のような活動を再開し、リアルで植物に逢いに行きたいと思っている。

さ~大阪に戻れば来週から始まる出張ラッシュの準備をしなければならないので大忙しである。無事に出張に出られるようにそれまでトラブルなく過ごせることを切に願うばかりである。

今日は、千葉での取り組みのため毎度ながら朝一番の飛行機で羽田へと向かった。

出発前にテレビでみた今日の占いでは、私のおひつじ座の運勢は何と12位!なんだかな~~と思いながら空港へ。
今日は雨は降らないだろうと思い、傘は持たずの搭乗である。そして定刻に羽田空港に到着。そこからは電車を乗継ぎ、外房線で目的地へ向かう。

電車の座席でデスクワークを行っていたが、「特急わかしお」は結構揺れるため撃沈。
その後は静かに車窓を眺めながらお昼前に目的地へと到着し、先着のバラエンチームの環境技術チームと合流した。

ミーティングは午後からのため、ランチミーティングにして地元のお魚をいただいた。

やはり美味しい。この辺りの海は地形的に海流も素晴らしく、指折りの漁場であるので、そこから届く魚介は新鮮で美味しい。特にタコは噛めば噛むほど味が湧き出てくるような感じで、とても美味しかった。
ミーティングの内容も、将来に向けて様々なことが思い浮かび、さらにランチを美味しくさせてくれるものであった。

昼食後、初めて顔合わせする方々に私たちの活動をお話し、行政の課題とのすり合わせを行なった。

打ち合わせの内容については、ここではまだ書くことができないが、環境対策だけではなく農業、水産、畜産においていくつか提案をした。教育や福祉などの取り組みについてもお話をしたところ大いに共感していただくことができ、プロジェクトが一気に前に動きそうである。とてもやりがいがあることであり、楽しみで仕方がない。

2時間余りのミーティングもあっという間のように感じられるぐらい中身の濃い話ができたと言える。きっと行政や市民、私たちにとって価値ある、三方良しの取り組みになると思うので、乞うご期待である。

帰路に着くまでもチームメンバーと今後についての話や驚くような新しい研究についてしっかりと話し合うことができ、とても素敵な時間となった。
そして東京駅で別れ、私は羽田経由で、伊丹空港をめざすことにした。

帰りの飛行機でこのブログを書いている。具体的な取り組みや場所について今はまだ触れられないので、本当はこのことはブログでは書かないでいようとおもっていたのだが、あまりにも飛行機の窓から見た富士山と夕焼けが綺麗だったので、その写真が載せたくてついつい書いてしまいました。

さ~~これからまた一つやるべきことが見つかった。植物とチームの力で社会の課題解決に挑戦していくぞ~~(^^)v

GWといえば、一般的には「ゴールデンウィーク」ということになるのであろうが、「みどりの日」や「子どもの日」など花き園芸に関わるイベントがあり、続いて一大イベントである「母の日」がすぐそこに控えているので、花き園芸業界にとっては「がんばるウィーク」「ガッツウィーク」というぐらいである。
そのようなイベントに際し、パートナーはじめスタッフの方々のたゆまぬ努力に敬意を表したいと思う。

そして今日5月4日は「みどりの日」であることは多くの国民に浸透してきているが、実は【植物園の日】でもあるのです。

私も所属しています日本植物園協会では、平成19年度より5月4日「みどりの日」を【植物園の日】を位置付け「ふるさとの植物を守ろう」をテーマに活動を進めています。

それもあって何とか植物園に足を運ばなきゃと思い、昨晩かなり遅く?朝?までかかって提出書類を概ね仕上げて、今朝のミーティング終了後、最近とてもお世話になっている植物園である地元兵庫県の淡路島夢舞台・あわじグリーン館へと向かった。

途中、長い渋滞などがあり、通常の3倍近くの時間を要することになってしまった。さすがGWである。そして少し疲れ気味ではあったが無事目的地に到着することができた。

夢舞台・あわじグリーン館は、世界的な建築家、安藤忠雄先生デザインの建築と、シンガポールや日本各地で活躍するランドスケープアーキテクトでもある稲田館長がプロデュースする植物の展示で、兵庫県が世界に誇れる魅力ある植物園です。

到着してまず受付を済ませると、正面玄関には又右衛門の取り組みをポスター掲示してくれていた。
そう、先月から、この温室の一角「しんかのにわ」に又右衛門プランツたちが活躍してくれている「Heritage Plants – 四代目金岡又右衛門コレクション」が新設されている。
今回はその生育状況の定期チェックのための訪問でもある。

受付後すぐに副館長に迎えられ、設置されて間もない又右衛門プランツたちの状況を一緒にチェックしていくことにした。
まず入口から順路を進むと元気そうにしているディクソニア アンタルクティカ(ソフトツリーファン)が目に入ってくる。遠目ではあるが元気そうでホッと一安心である。

そして、さらに進んでいくと、以前から設置されているアロエ ディコトマなどが出迎えてくれる。

もう少し進むと開花を終えたプヤ チネンシスに出会える。開花後は枯れる場合が多いのだが、この子はどのようになるのか?全く元気そうなので、引き続きチェックしていきたいと思う。

さらに進み開花を終えたヒスイカズラの回廊を潜り抜けると、新設された「Heritage Plants(しんかのにわ)」に繋がっている。

まずそこには「マクロザミア ムーレイ」がいてくれる。もう5年前ぐらいになるであろうか、オーストラリア政府から特別許可が出され、パートナーと現地に入り、地元環境に配慮し採取、輸入を行なった。ワシントン条約appendix2に属する。今回ここに展示したもので樹齢約800年以上であろうと推察する。

特にこのようにマルチヘッドのものは中々ないので一見の価値はある。

そして隣接するところには、これもオーストラリアからのディクソニア アンタルクティカが約10本展示植栽されている。

先ほど入口から遠目に写したものがこれである。到着当初は、葉は茶色くチリチリになってしまったものもあったが、しっかり元気な葉を大きく広げてくれていてとても嬉しく思った。

このエリアには他にとても稀少なジュラシックツリーが植栽されていて、植物の歴史や進化の過程を感じられると思うので、是非「こどもの日」や「夏休み」の観察にもおすすめしたいと思う。

そしてこのエリアを過ぎると、メイン展示といえる区域になる。先日のらん展とはまた違った感じで、素敵な植物もあり見どころが多い。

特に現在は、その中央のエキウム(エキューム)が見ごろである。エキウムは地植えでは3m近くもなると言われているが、このサイズでも迫力は満点である。ちょうど良い時期に訪問できたと言える。

ウィキによると、小さな赤い花が螺旋状に咲いており、その外見から「宝石の塔(Tower of Jewels)」とも呼ばれるとのこと。納得である。

またこのエリアの近くには、これも現地を訪れ日本に輸入してきたグラスツリーが。その中でも人気が高いグラウカ、さらに希少なアンガスティフォリア(グラスツリー・グラウカ・アンガスティフォリア)のマルチタイプである。この種は今後、日本に輸入することが極めて困難なため、是非チェックいただけたらと思う。

こうして、又右衛門プランツが元気にしていることが確認できると、この地を後にすることにした。

今日は忙しい中、副館長に対応いただけありがたく思う。
現場スタッフの皆さんには挨拶できなかったが、植物の元気な姿をみて、日々お力をいただいていることが伝わってきた。本当にありがたいことである。関係者の皆様に心より感謝である。

このように日本各地には素敵な植物園がたくさんあります。是非このGW(私はグリーンウィークと言ってます)には植物園へと足を運んでいただければと思います。

ではでは次の訪問までしばらくバイバイである(^^)v