四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2025.05.11

【又右衛門タイ紀行2025年5月④】~パッキング~

今日日曜日は日本向け出荷日にあたるので、その植物状態のチェックと、出荷用のパッキングのために現地パートナー出荷場での作業である。

 

 

昨日もベッドに入るのは日付が変わってからであったので睡眠は不足しているが、薄暗い時から目が覚めてしまったので、植栽チェックと運動がてら周辺を歩くためにホテルの外に出たが昨日雨水はどこに行ったのか?と思うぐらいに乾いていた。

 

そして朝練終了後、昨日の夜に今朝の朝ごはんを食べてしまったので、外で食事をすることにした。いつものお店である。変わらぬ美味しさと60バーツと言う安さが魅力で時間あるときには、良く通っているお店である。

 

そして朝から運動と食事でいっぱい汗をかいたので慌てて部屋に戻ってシャワーを浴びてから車でパッキング作業へと向かい出発から約1時間で通いなれた出荷場に到着できた。

 

そして到着済みのステファニア(ジャガイモみたいなもの)類を順番にチェックしていった。

 

 

約1000個あるステファニアやアデニア類、見た目には土もついてなく綺麗な出来栄えであったが念のために一個ずつチェックを行ったが、全く土はついていなくてパーフェクトであった。

 

 

中にはこのようなユニークな形のものもある。これは前回のタイ訪問時に見かけて特別にお届けしたい方が頭に浮かんだため、今回までお取り置きをいていただいたものである。無事に届いており一安心である。

 

 

そして状態チェックと数量チェックを終えられたのでパッキングを丁寧におこない完了。

 

続いてビカクシダのパッキング。クライアントの要望で今回は綿を入れて行うことにした。

 

当然通常のパッキングより時間は3倍、ボリュームは1.5倍になるため大幅なコストアップにつながってしまう。クライアントが生産者や植物を育てることができる人は、到着後養生をしてから出荷を考えているのでコストダウンが優先される。ただし小売店などリカバリーすることができない方々は国内品のように即戦力になる状態を希望する。当然のことである。もちろんこの両立を目指していくための努力や研究は続けるがそう簡単なものではないので、どの辺を妥協点とするかが難しいところである。

 

先日もうすぐ発売予定の業界誌にも寄稿させていただが、日本の植物はオーバースペックでないかとも思っている。このままでは生産者の負担が大きく継続が厳しくなるのではと思っている。またそのような課題解決をするために環境配慮を後回しにている生産者もいる。

 

私は日本の花き園芸品の供給要望が世界に誇る技術によって生み出される見た目最優先の高品質から、全てではないが環境配慮や生産持続性などを尊重した新たなカテゴリーが必要だと思っている。この件については、何かの機会で持論をお伝えできればと思っている。

 

と言うことを考えながらビカクを梱包し、ステファニアを数えていたら、幾度か途中で数を忘れてしまった。集中しなければである

 

ま~~そのような感じで今日も1日が終了しベースキャンプのホテルに戻り、汗を流してパソコンに向かい合った。さて今日も長い一日が終わった。明日は後追いで到着するパートナーと合流である。何が起こるかとても楽しみである。あ~~した天気にな~~あれ!!!