四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2025.05.09

【又右衛門タイ紀行2025年5月②】~南へ~

さて今日から早速活動である。今朝は南へ行くために飛行機利用のため、朝4時に起床。

 

 

昨日買いこんだヨーグルト&バナナを食べてホテルを出発。約1時間でまだ薄暗いスワンナプーム空港に到着した。

 

 

チャックインに非常に時間を要し、普通に並んでいるとボーディングタイムに間に合わないため、お願いして先にチェックインをさせていただき、小走りで搭乗口へと向かい無事に間に合うことができた。

 

 

今回利用させていただくのはベトジェット。久し振りである。

コスチュームが特徴的で人気がある。以前は水着であった時もあり物議を醸したこともあるようで、頷けるところもある。

 

 

定刻に出発し無事に空港に到着。以前来た時よりきれいになったような感じがする。そこでレンタカーを借りて早速訪問先へと向かった。

 

 

約1時間で目的地である生産者のところに到着。そこで私たちのプロフィールと今回の訪問目的などを伝え、情報交換などを行った。

 

 

その後リヤカーの荷台に乗り込み山へと向かった。そこには多くのアロカシアがあったので、早速茂みに入り入念にチェックをさせていただいた。

 

同じアロカシアだが大きな葉、丸い葉、葉の枚数が多いものなど色々あるのが面白い。日本での需要は高いかと言われればクエッションマークがつくが、植物園や変わったものが欲しい方からはご依頼いただくこともある。

 

 

この個体なんかは葉が大きい。基本的には年数に比例して幹(イモ)の部分が大きく太くなり大きな葉を展開する。

 

 

中には幹の曲がったユニークなものも、ごく僅かではあるが確認できた。ちなみに写真だけを見れば又右衛門が山に入って自然採取しているように見えるかもだが、ここは生産者の管理する土地であり、このような斜面を利用して種から育てている生産品である。

 

 

そのためここには特別な大きいものはなかったが、もっと大きなサイズは別の管理地で手配が可能とのことである。それももちろん合法的なものである。この他にも斑入りや黒軸などもあり、今度増産予定ということで期待は持てるかなと思えたので次のステップへと移った。

 

日本の検疫条件である土付着や病害虫は決して受け入れられないことをしっかり伝え、目の前で土の落とし方を入念に繰り返し教えてきた。若い世代であるので私たちの言っていることにしっかり耳を傾けて聞いていただけたので期待はできると思う。

 

かといって任せきりにはいかないので、実際に日本に輸入する時は生産地での洗浄、チェックに加え、私たちの出荷場パッキング場でダブルチェック、トリプルチェックを行うことになる。それぐらいをしなければならないのが海外への出荷(日本からすれば輸入)である。

 

 

この他に良質のドリナリアなどもチェックしたのち、今後について調整して、この地を後にし、遅めのランチをとってから再び帰路に着くことにした。

 

 

この地は有数のリゾート地でもあるので、多くの観光客で空港はいっぱいであった。恐らく仕事で来ているのは私たちぐらいかと思う。それも日帰りで。いつかリゾートでゆっくり過ごせることも良いかなと思いながらも、今はまだまだバタバタでも走り続けなかればならないし、その方が気持ちが落ち着くので、今日の自分に満足をしながら再び出発したスワンナプーム空港へと降り立った。そこからはかなり渋滞しているようなので、電車を乗り継ぎ、途中で食事を行ってからホテルにもどり、深夜ベッドに崩れ落ちることとなった。