四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2021.07.13

又右衛門 群馬へ ~みどりのだるまをめざす~

昨日、弊社会長のワクチン接種へ同行し、その後伊丹空港をめざした。

今回は珍しく、夕方の便である。それは目的地が東京ではなく群馬であり、翌朝の面談に絶対遅れないよう前泊するためである。

定刻に出発した飛行機は、渋滞もなく予定通りに羽田に到着した。

そしてモノレールや新幹線、在来線を乗継ぎ21時に目的地である前橋に到着した。

はじめて訪れる前橋のまちをホテルまで少し歩いたが、暗かったせいもあり、静かな街であるように感じた。地元のお店で簡単に食事をとって、ホテルにチェックインし、明日の面談の資料づくりなどを行って、深夜に就寝した。

翌朝、早めに起きて準備を整え、駅から目的地までの40分ほどを歩いて行こうとしていたら急に雨が降ってきて、お土産などもあったので、めったに乗らないタクシーにて現地に到着した。

今回の訪問先は、前橋工科大学である。先日、あるプロジェクトについて研究していたら、この大学の教授の取り組みや、考え方に共感できるところがあり、早速連絡をしたところ、面談の機会をいただけるということで今回の訪問となった。

初対面であるため、はじめは少し表情がかたく感じたのだが、バラエングループの取り組みや又右衛門の活動、健康な植物(みどり)の力で社会の課題を解決したいという目的に共感いただき、厳しい眼差しでありながらも、次第に優しい笑顔を見せてくださり、私のような人が必要ながら、出会うきっかけがなかったので、このように来てくれたこと嬉しく思うという言葉までかけてくださった。

そして業界は違えど、一緒に活動することの必要性にも賛同をいただくことができ、早速一緒にプロジェクトを進めることの提案もいただけた。最初は小さなプロジェクトであるが、そこで実験・検証を繰り返しながら、社会実装をめざしたいと思っている。今後の展開が大いに楽しみである。

予定時間をオーバーしてまで話は続いたが、お互いまだまだ話したいことは尽きないため、再会の約束をし、この地を後にした。

そして帰りの駅で目に留まった「みどりのだるま」を購入し、新幹線に乗り込んで次の目的地をめざした。

新幹線の列車内でだるまを眺めながら、午前中のことをおさらいし、今後の展開について色んなことを考えていると、列車の揺れに合わせて、だるまさんは左右に揺れていた。

そのような姿から、小学校の頃にならった「七転び八起き」の言葉が思い浮かんでくると同時に、又右衛門は七回転んでも八回転んでも必ず起き上がってみせるという気持ちが高まった。そして、大きな揺れには直立不動で力を入れて無理に立つのではなく、揺れに身を任せる方が、ずっと立っていられるコツでもあるのだなーと感じることができた。

今回の前橋訪問で教授をはじめ、だるまさんにも多くを学ばせてもらった。本当にありがたいことである。

「又右衛門だるま」百回転んでも、きっと起ち上がってみせますので、転がる姿も楽しみにしておいてくださいませ。