四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

MATAEMON'S THINKING BLOG

2018.10.20

宝塚山本 秋祭り だんじり曳航

昨日、今日は地元 宝塚山本の秋祭りであった。又右衛門にとっては数ある1年間の行事の中で、とても大切と思えるものである。その理由はふたつ。その一つはとても単純で、何かよくわからないけど、だんじりを見ると心が躍る。小さな頃には、だんじりの太鼓の音が聞こえてくると、ランドセルを玄関に放り投げ、我先にと駆け付けたことが思い出される。
そのような少しウキウキした思いで、ことしも集合場所の氏神様の西の宮、天満神社に向かった。ギリギリの到着だったので既に長老から、若手、子どもまでが集合していた。

そこには例年参加している若手たちも既に来ていて、又右衛門に「船長~~!」と親し気に声をかけてくれ、少し若返った気分の中、神事がはじまっていった。お神酒(成人のみ)や飲み物を片手に、皆で乾杯を。一応年齢は成人に達してはいるが、お酒を飲めない又右衛門。ただ、この日ばかりはほんの一口だけお神酒を頂いて西の宮を出発した。
そして、山本園芸流通センターまで曳航。炊き出しをいただいた。今日は朝から忙しく、食事がとれなかったので、尚更美味しく感じられた。そして半年ぶりに再会する皆さんと歓談しながらしばし、楽しい時間を過ごさせていただいた。

そして、続いて東の宮である松尾神社まで曳航し、その後再び山本のまちを曳航し、トラブルもなく無事、西の宮に戻り、倉におさめることができ、宵宮を終えることができた。
そして翌朝(今朝)630分に再び西の宮である天満神社へと集合し、長く厳しい?ではなくとっても心身ともに鍛えられる楽しい一日がここから始まった。
昨年は台風の影響で、西の宮のだんじりは曳航を断念することになったので、まずは一番気になっていたのは今日の天気であった。予報では晴れであったので、さすがに今年は大丈夫であろうと出発したのだが・・・
曳航中、ぽつりぽつりと予想もしていなかった雨つぶが落ち始めてきた。何となく天気の不安をしながら、曳航していると、ちょっとしたハプニングがありヒヤッとする場面もあったが無事に東の宮(松尾神社)に到着し、境内で東の宮と西の宮のだんじりに2年ぶりに再会していただくことができた。
そして一段落していると、また雨がぽつりぽつりと・・・スマホの雨雲レーダーで見ると、一時間後に結構しっかりした雨雲がかかる予想。

ちょうどその時間帯は、地元の幼稚園児がだんじりを引っ張りに来てくれる時間帯なので、何とか雨雲に去っていただきたかったが、その願いは叶わず、昨年に引き続き、園児の皆さんは記念撮影だけになってしまいました。

その時の園児たちの「え~~~~~~~っ」という残念がる声に、何ともやりきれない気分になってしまいました。

恐らく大人の誰もが楽しみにしてくれていた園児の皆さんに何とかひかせてあげたいと思っていたが、曳航中に雨がひどくなり万が一事故につながれば、それこそ大変なことになってしまうので、ここは断念するしかなかった。

結果としては雨はきつくはならなかったが、少量の雨でもマンホールの蓋やグレーチングの上では、すべってしまうため、だんじり保存会の冷静な判断は、さすがと感じました。
そして記念撮影が終わったのち雨はほとんど上がり、ちょうどそれに合わせたかのように山本丸橋からのだんじりが合流し、山本3台のだんじりそろい踏みとなった。
しばし丸橋の皆さんと交流をさせていただき、3台で山本のまちを曳航。お旅所で美味しい料理をいただき、ここで丸橋さんとはお別れ。ここから先はそれぞれのまちの曳航となりました。
お昼には、婦人会の皆さんの炊き出しがあり、心身ともに充電完了。
再び山本のまちを曳航。そして中筋にて上中筋のだんじりと合流。祝杯をあげて、しばし歓談。
そしてまた曳航。途中ではロープを出し、子どもたちと一緒に曳航することができました。その時の子どもたちがはしゃぐ声が妙に懐かしく、半世紀近くも前の自分を見ているかのようであった。
そしてまたまた再び曳航。今度は皆さんのご協力を得て国道や大きな交差点や踏切などをクリアし、山本駅前に到着。ここでとなり町である平井のだんじりと合流。またまたまた祝杯をあげ、平井の方々と交流をさせていただきました。そして平井の方々に見送られる中、山本の2台のだんじりは、山本のまちを曳航し、一旦 東の宮へと戻った。
そしてそこではお弁当をいただき、少し休憩。そして充電完了。
ここでだんじりには灯がともり、夜の曳航をはじめた。
そして夜の山本のまちを曳航し、数か所お旅所で美味しい料理をいただき、2台無事に西の宮へ到着。

ここで西の宮のだんじりは、無事に倉へとおおさめができた。
そして1台となっただんじりをみんなで名残を惜しむかのように曳航し、無事に東の宮に到着。
そこにはまた婦人会の方々の炊き出しがあり、美味しくいただくことができました。
そして最後に東の宮のだんじりを倉におさめ、みんなで清掃し、片付けを残し無事曳航の二日間を終えることができました。

今日は一体何回祝杯をあげたであろう。また何度食事をいただいたであろうかわからないぐらいに、皆さんにお世話になり、筋肉痛をお土産に帰宅することになりました。

今年は園児の皆さんとの曳航は出来なかったですが、何とか2台で山本のまちを曳航出来てよかったです。さてまた皆さんとの再会を楽しみに1年間頑張ります!