• HOME
  • 又右衛門 > オリーブ コンテナ次々入国 植物貿易を学ぶ者として想うこと

四代目又右衛門の頭の中を書いたブログ

先週から続々とスペインからオリーブが到着している。来週のスペシャルなオリーブを除いて今年になって40feetコンテナ5台分である

 

 

そして今回は100年オリーブ®を中心に300年サイズも含めコンテナ3台が、ほぼ同時期に到着をしている。

 

そしていつものような厳しい検査の後、手続きを終え、無事日本に入国を認められた。

当たり前のことではあるが毎度のようにホッとする。オリーブの命がかかっているから当然のことではある。

 

 昨今は、欧州から日本に送られてくるオリーブの輸入検査で不合格となり、廃棄や返送を余儀なくされているケースが多くあると耳にする。輸入者にとっては大きな痛手であろう。

しかしながら、輸入者が気の毒とは思わない。何故ならば多くの責任は現地をまともに訪れずに、ブローカーやパートナーに任せっきりの輸入者にあると私は思うからだ。

残念ながら現在の日本の輸入者のほとんどがそうであろう。

 

確かに国民性の違いから、前準備を丁寧にできるかどうかはある。でもそれをきちんと克服するために、何度も現地を訪れ植物やナーセリーとコミュニケーションをとり根気よく進めていかなければならないのではないだろうか?

 

私たちのように、現地に又右衛門スペースとして日本向けの特別管理施設までを造ることは難しいかもしれないが、パートナーときっちり話をし、時には現地スタッフと共に作業を行いながらコミュニケーションをとることで解決できることも多くあるからである。

 

 スペインから日本に向けて輸出したいと取り組んでいる業者はたくさんいる。しかし日本向けに確実な輸出準備ができるナーセリーはそう多くはない。なので単純にお金での売買による安易な輸入には賛同できない。

 

 

私は輸入者として強く思う。

 

●現地植物への尊厳

まずは植物の「命」への尊厳の念を強く持たなければならない。そして現地の生きた植物を元気な状態で日本に迎え入れ、そして日本で元気に育っていただけるような環境をつくらなければならない。

 

●日本の植物への尊厳

いい加減な前準備で輸入されたものが、万が一日本に入ってきたらどうなるであろう。ひょっとしたら大きな問題を引き起こすかもしれない病害虫が付着しているかもしれない。そうすれば日本の植物、環境に悪影響を及ぼしてしまう。そうならないためにも、輸入者としてしっかりした準備をしなければならないと考える。

 

●植物防疫所への尊厳

私は輸入の最前線に携わり多くのことを学ばせていただいている。日本の植物防疫官は本当に素晴らしいと思う。毎日植物と向き合い、植物の命を真摯に考え、日本の環境を考え活動をされている。そしてわからないことは時間を取っていただき、指導もしていただける。

 

にもかかわらず輸入者の中には、彼らの厳しい活動を批判するものもいる。ひどい奴らになると罵声を浴びせる輩もいるようである。でもそれは大いに違う。輸入者のために活動をしているのでなく、植物のため、日本のために活動していただいているのである。本来、私たちが現地できちんとしなければならないことの最終チェックをしていただけているのである。

万が一、病害虫など問題を見つけていただいた時は、私たちは感謝をするべきであろう。

 

 

私たち輸入者こそが彼ら防疫官と同じ意識をもち、同様の眼力や知識をもち現地で植物と向き合うことをしなければならないと思う。

 

大切な植物の命を道の途中で奪わないように・・・・・

 

平和と愛の象徴のオリーブが、志半ばで命を失うことにならないように・・・

 

輸入者として。そして植物貿易を学ぶ者として・・・・・

当たり前のことを当たり前にやらなければ。

 

さ~今週もスペシャルなオリーブが到着する。ドキドキワクワクである。無事の日本到着を祈念してやまない。皆様にも素敵な報告ができることを楽しみにしています。

| 又右衛門 | 国内情報(国内出張) |

このページの先頭へ